1円も損したくないドケチサラリーマンの投資ブログ

初めての投資では銀行で投資信託を購入し、びっくりするほど大損。FIREなんて大きな目標はない。もう1円も損したくないのだ。

2023年12月の配当金は約16,438円だった

2023年12月の配当金収入を公開。その他、投資トピックスを振り返ります。

 

 

配当金収入

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2023年12月の配当金収入は合計約16,438円(前年比165%)であった。

※米国株は現地課税後、為替レートは本日のレートで換算

 

 

内訳は以下の通り。

2023年12月の配当金内訳

前年から大幅増となった主な理由は、JFEホールディングスに新規投資したことだ。2023年3月のシリコンバレー銀行ショックの時に思い切って100株購入したのは結果として大成功だった。結局SVBショック以降、同社の株価は極めて順調に推移した。

stingyinvestor.hatenablog.com

 

 

その他の国内銘柄としては、オリックスENEOSホールディングス、みずほフィナンシャルグループからの配当金が入った。みずほFGは先日売却したため、今回が最後の配当金受取となる。

 

米国株については、高配当ETFのSPYDが今回好調だったのが良かった。

メタを売ってIBMを買ったのも結果として正解だった。IBMの株価は好調だし、何より安定して配当金が支払われるのが私に合っている。

半導体大手インテルは2023年12月にすべて売却したため、今回が最後の配当金。代わりにファイザーを買い増ししたため、次の配当金は増える予定。

 

1株投資の成果として、三菱商事をはじめ各社から税引後の配当金381円と美術館・博物館の無料招待券(合計9,300円相当)を得ることができた。さすがに無料招待券の価値を今月の配当金には加えていないが、これらの招待券を利用して美術館・博物館巡りをするのも楽しみである。

stingyinvestor.hatenablog.com

 

 

 

2023年配当金の合計

2023年12月の配当金が確定したことで、2023年全体の配当金も確定。

89,896円(前年比200%)となった。

投資デビューした2019年の配当金が408円だったことや、2022年の配当金が45,028円であったことを考えれば、とても大きな進歩だ。

 

2024年はいよいよ年間配当金10万円が見えてきた。

 

物価高が続く厳しい時代、私と妻の労働収入以外に配当金収入があることがどれほど素晴らしいことか。FIREなんて全然言えるレベルではないが、配当金の存在はどこか精神的な余裕を与えてくれる。

 

他の投資ブログでも、この時期は年間の配当金報告の記事が多く、興味深く拝見している。見ていて感じるのは年間配当金100万円超えている方の多いこと!!!

皆さまそれだけのリスクをとって株式投資の世界に資金を投じているわけだ。その胆力は尊敬である。

 

株式投資の世界では配当金の他に、金融資産の合計や実現損益(売買益)をKPIとしている方もいらっしゃるが、私の場合はそれらにはあまりこだわっていない。

あくまでも配当金増加にこだわりたいと思う。そして、その配当金を活用して新たな銘柄を購入してゆくのだ。

 

最近では時々売却して、利益確定もするようになりました。

2024年は旧NISA口座の保有銘柄を少しずつ整理しないとね。

 

 

 

2023年の振り返り

2023年を振り返ると、3月のSVBショック以降、株価は総じて順調に推移した。

 

3月にJFEホールディングス、6月にINPEXをそれぞれ100株ずつ購入。相場が順調だったため、両銘柄ともにかなり含み益が出ている。私の場合、含み益が目的ではないから長期保有するつもりだ。株主総会の様子などもまたレポートしたい。

 

「1株投資による隠れ優待の取得」は家族に好評であった。Google検索の傾向からも1株優待は人気記事になっている。発信者として可能な限り正確な事実をお伝えすべく、努力したい。

 

 

 

2024年1月に向けて

2024年は元日に「令和6年能登半島地震」が発生。翌日には関連する形で航空機事故が発生するなど、波乱の幕開けとなった。

 

投資の世界ではいよいよ新NISAがスタートする。つみたて投資枠での投信買付と同時に、成長投資枠で新たな企業への投資にチャレンジするつもりだ。

 

最後に、本ブログの読者となってくださっている皆様へ。

はてなスターやコメントを頂き、ありがとうございます。昨年も皆様のブログやコメントから勉強させていただいたことが非常に多かったなと思っております。本ブログは投資規模の小さなブログですが、マイペースで更新してゆきたいと思っております。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

【2023年12月】1株投資で隠れ優待ゲットできた銘柄はこれだ!

 

はじめに

通常、株主優待制度は単位株(100株)保有の株主を対象としていることが多い。単位株保有の株主向けの優待制度は企業のIRとして正式に公開されている。

一方、端株(1株)保有であっても株主優待を行っている企業もある。しかしながら、端株(1株)保有の株主向けの優待制度は企業のIRに記載のないことはほとんどだ。

 

このことから1株優待は「隠れ優待」と呼ばれることもある。実際に投資してみないと結果が分からないのが、この「隠れ優待」だ。

 

前回の記事をまとめてから6か月。

2023年9月末の権利確定日を経て、実際に隠れ優待をゲットできたのはどの銘柄だったのか。果たしてその内容は!?

実際に投資をして、2023年12月に受け取った封書の中身をすべて公開していく!

 

 

 

隠れ優待をゲットできた銘柄

三菱商事

【取得株価】
¥4,052/1株(2022/2/9)

【直近株価】
¥6,638/1株(2023/12/26)

【配当】
¥84/1株(2023/11/30)※税引後

【隠れ優待】
静嘉堂文庫美術館の招待券

【金額価値】
一般:1,500円×2名分=3,000円

 

まずは三菱商事から。静嘉堂文庫美術館の招待券が入っていた。

静嘉堂文庫美術館は東京・丸の内という立地が良いだけでなく、建物や展示内容も非常に素晴らしい。この招待券は親しい方向けに、ちょっとしたプレゼントにも最適である。

2024/1/2(火) 〜 2/3(土)の企画展は「ハッピー龍イヤー!」と題し、お正月らしい華やかな絵画や工芸品を楽しむことができる。

www.seikado.or.jp

 

stingyinvestor.hatenablog.com

 

 

三菱重工

【取得株価】
¥3,298/1株(2022/2/9)

【直近株価】
¥7,966/1株(2023/12/26)

【配当】
¥64/1株(2023/12/2)※税引後

【隠れ優待】
三菱みなとみらい技術館の招待券
【金額価値】
一般:500円×3名分(招待券での最大入場人数)=1,500円

 

続いて三菱重工

隠れ優待として、三菱みなとみらい技術館の招待券が入っていた。三菱みなとみらい技術館は子供から大人まで幅広い世代で楽しめる博物館である。

 

また、今回は工場見学の案内も入っていた。読者の方には申し訳ないが、ブログ記事として一般公開するにあたり、申込方法の箇所はマスクさせていただいた。

 

株価が騰がってしまい、一株とは言え少し高いのが難点となってしまった。

 

www.mhi.com

 

stingyinvestor.hatenablog.com

 

 

三菱総合研究所

【取得株価】
¥4,057/1株(2022/6/22)

【直近株価】
¥4,550/1株(2023/12/26)

【配当】
¥61/1株(2023/12/19)※税引後

【隠れ優待】
東洋文庫ミュージアムの招待券

【金額価値】
一般:900円×2名分=1,800円

 

東洋文庫ミュージアムの招待券が入っていた。

現在の企画展は「東南アジア ~交易と交流の海~」。季節ごとに展示内容が入れ替わるから何度行っても飽きない。

toyo-bunko.or.jp

 

stingyinvestor.hatenablog.com

 

三菱総合研究所の封筒には、この招待券に加えて直近12月に開催された株主総会招集通知も参考資料として同封されていた。本来、端株の株主には送付されないものだが、こういうところで、格式高い三菱グループはしっかりしているのだ。

 

 

凸版印刷

【取得株価】
¥2,220/1株(2022/2/9)

【直近株価】
¥3,982/1株(2023/12/26)

【配当】
¥20/1株(2023/12/1)※税引後

【隠れ優待】
印刷博物館の入館無料券

【金額価値】
一般:400円×5名分(招待券での最大入場人数)=2,000円

 

凸版印刷からは恒例の印刷博物館の入館無料券を頂くことができた。

この券は1枚で最大5名まで入場可能。太っ腹である。

www.printing-museum.org

 

また、今回はこれまでになかった新たな特典として株主向け動画の案内も入っていた。オンラインによる見学ツアーのようだ。じっくり見てみよう。

 

 

丸紅

【取得株価】
¥1,454/1株(2022/3/23)

【直近株価】
¥2,219/1株(2023/12/26)

【配当】
¥34/1株(2023/11/30)※税引後

【隠れ優待】
丸紅ギャラリーの無料招待券

【金額価値】
一般:500円×2名分=1,000円

 

最後に丸紅。今回も丸紅ギャラリーの無料招待券を頂くことができた。

現在の企画展は「源氏物語 よみがえった女房装束の美」である。歴史好きの方には興味深い展示内容だと思う。こちらのギャラリーは常設展がない代わりに、季節ごとに様々な展示が行われるのが良い。

www.marubeni.com

 

stingyinvestor.hatenablog.com

 

 

トピックス:丸紅ギャラリーの招待券、有効期限撤廃!

従来までは丸紅ギャラリーの招待券には半年間の有効期限があった。今回、これを撤廃し、無期限にするそうだ。

今般、より多くの株主様にギャラリーにご来館いただきたいとの思いから、招待券に記載の有効期限を撤廃いたします。有効期限を超過しているチケットをお持ちいただいた場合でもご入館いただけますので、チケットをお持ちの方は足をお運びいただけますと幸甚でございます。

 

最近、あらゆる分野で改悪が続く中、素晴らしい改善です!
ファンになっちゃうな。単位株買おうかな~

 

 

 

 

隠れ優待をゲットできなかった銘柄

日本郵船

【取得株価】
¥3,421/1株(2023/3/15)

【直近株価】
¥4,360/1株(2023/12/26)

【配当】
¥48/1株(2023/11/30)※税引後

 

6月のタイミングで何もなかったので期待はしていなかったのだが、やはり1株保有では何もない。直近で株価が騰がっているので売ってしまおうかと考え中。

 

 

KDDI

【取得株価】
¥4,303/1株(2023/7/28)

【直近株価】
¥4,439/1株(2023/12/26)

【配当】
¥70/1株(2023/12/5)※NISA口座保有のため非課税

 

ネット上の情報でau PAYで使えるクーポンが入手できそうだったため保有してみたが、何ももらえなかった。やってしまった。。。

幸い、現時点では若干のプラスとなっているし、しっかりと配当ももらえたのでしばらく保有して、どこかのタイミングで売却しようと思う。

 

 

 

まとめ

結果として、7社のうち5社から隠れ優待を頂くことができた。このレポートも今回で4回目となり、前回実績から概ね予想することができるようにはなっているが、1株優待は非公式の内容であるから、やはり封筒開封の瞬間はドキドキするものである。皆さまの投資先選択の一助になれば幸いである。

 

全体を振り返ってみると、隠れ優待の内容は自社の博物館や美術館の無料入場券であり、これは広報的な要素も多分に含まれていると思う。とはいえ、普通に入場しようとすれば有料の施設であるし、自らの見識を広げる上でも非常に有意義ではないだろうか。

博物館や美術館の良いところは幅広い世代で楽しめること。どのチケットも最低2名は無料で入場できることから、夫婦・恋人・友人・両親など、誰を誘っても喜ばれると思う。

新型コロナウィルスの感染状況が落ち着いてきた今、隠れ優待で博物館・美術館チケットをゲットして、ちょっと優雅な休日を過ごしてみてはいかがだろうか。

 

最後にあらためて記載しておくが、隠れ優待は企業のIRに記載のない、非公式の特典である。

従って、いつ廃止されてもおかしくないし、この記事は今回ご紹介した優待が今後も入手できることを保証するものではない。これらの点をご理解いただき、投資は自己責任で行っていただきたく、どうぞよろしくお願いします。

 

 

インテル株を全て売却し、ファイザー株を買った話

年の瀬が近づいてきた。

12月は新NISA待ちで、株の売買はしないだろうと思っていたのだが、保有している米国株に値動きがあったため、急ぎ売買を行った。

 

 

 

2023年2月に大減配したインテル

半導体大手のインテルは米国株で一番最初に購入した銘柄である。

2019年から複数回にわたって購入しており、2022年までは利回り5%を超えていたが、2023年2月に大減配を発表。利回りは一気に1%台まで落ち込んでしまった。

jp.reuters.com

 

私の投資目的は配当金を増やすことにあるから、利回り1%となるとさすがに厳しい。大減配発表後、正直売りたくて仕方がなかった。しかし、2019年には50ドルほどで推移していた株価も、この時には25ドル付近まで下落してしまっており、売るに売れない状態が続いていた。

 

 

 

2023年10月~12月にインテル株急伸

その後、2023年10月下旬になると、10-12月(第4四半期)は増収に転じる見通しを示したことが好感されてインテル株は急伸。

www.bloomberg.co.jp

 

さらに、12月中旬にPCやデータセンター向けの新半導体を発表した。ノートPCやデスクトップPC向けの「Core Ultra」プロセッサーは、PCでのAI機能の直接処理を可能にするということで、さらに株価は上昇。45ドル付近まで戻してきた。

 

 

 

プロセッサー「Core Ultra」は買い材料なのか?

私個人としてはこの新プロセッサーによる株価上昇は懐疑的に見ている。

 

「PCでのAI機能の直接処理を可能にする」という内容が良くわからないし、IT系の主要ニュースサイトを深堀してみても、処理性能〇〇%アップ!消費電力〇〇%削減!など、どれもあいまいな内容が多かった。

 

「ネットフリックスの動画がスムーズに再生される」といった記事もあったけれど、現在のPCでも動作再生には困っていないではないか。

 

「複数のPCベンダーが採用!」とあったけれど、PC用のCPUは事実上インテルAMDしか選択肢がないのだから、今さらニュースにするほどの話でもない。

 

 


利益が出ているうちに保有数全売却を決断

私としては2023年2月に大減配を食らってから、すっかりこの銘柄には冷めてしまった。今回の新CPUのニュースもネガティブに見えてしまう。

 

よって、利幅としては少ないが、わずかながら利益が出ているうちに保有分すべて売却してしまうことにした。

 

2023年12月18日、プラス+37.53ドルで4株売却。

円転すれば為替益もあったのだが、今回はドルで受け取った。

 

 

 

大暴落中のファイザー

インテル株を売却して入ってきたドル資産を活用し、ファイザー株を買った。

 

ファイザー株は世界中で新型コロナウィルスワクチンが取り合いになっていた2021年~2022年にかけて上昇し、ピーク時には60ドル付近まで騰がっていた。

 

しかし、2023年12月には、2024年売上高と利益の見通しが市場予想を下回ったことで急落。現在はピーク時の半分以下の27ドル付近となっている。

www.bloomberg.co.jp

 

 

 

ファイザー株投資の意義

現在は暴落中のファイザー株だが、いつ何時、再び新型ウィルスが世界を混乱に陥れるか分からない。

今回のコロナ禍で分かったことだが、パンデミックが発生したときに、高品質なワクチンを迅速に製造し、世界を救うことができる企業は限られている。

 

今から1年半前は当時の菅首相ファイザーのCEOにワクチン供給について直談判していたのだ。

www.nikkei.com

 

いざという時にはCEOが一国の首相と交渉するような企業。それがファイザーなのだ。


たとえ短期的な業績予想が悪かったとしても、中長期で投資に値する企業であることは間違いないと思う。

 

株価が下落した分、配当利回りも6%まで上昇している。
今回、思い切って8株分、購入した。約定単価は26.48ドル。ピーク時と比較するとかなり安い。

 

 


おわりに

株式投資で利益を出すには、優良な株を安い時に買うことが重要である。

ところがこれが難しい。株が安い時というのはたいてい悪いニュースが出ているときであり、買いづらい雰囲気が出ているものだ。

 

しかし、そういう時にあえて買う勇気が必要だ。

今回のファイザー株投資はタイミングとして良かったのか悪かったのか。結果は半年~1年たってみないとわからないが、自らの決断を信じたい。

 

 

 

2023年11月の配当金は約4,342円だった

 

 

 

2023年11月の配当金収入を公開。その他、投資トピックスを振り返ります。

 

配当金収入

2023年11月の配当金収入は合計約4,342円(前年比115%)であった。

※米国株は現地課税後、為替レートは本日のレートで換算


内訳は以下の通り。

2023年11月の配当金

国内銘柄はトヨタ自動車ビックカメラから入金があった。

米国株は少額だが、P&G(PG)とAT&T(T)からそれぞれドルで入金があり、全体としては日本円換算で4千円強とそれなりの金額が入ったと評価している。

前年比でプラスとなった要因はトヨタ自動車の増配である。P&Gも僅かではあるが増配。ビックカメラはここ数年増配が無い。頑張ってほしいところだ。

 

 

 

投資トピックス

トヨタ自動車株式会社 佐藤恒治社長からのメッセージ

株式投資をして株主として配当金を受け取る場合、投資先の企業から自宅宛てに配当金通知書が送付される。この書類はどんなに少額であろうと必ず届くのだ。

 

この配当金通知書には各社の色が出ており、単に事務的な書類だけを送付する企業が多い中、直近の取組みを紹介する企業や、社長メッセージを同封する企業もある。

 

そんな中、私が毎年楽しみにしているのがトヨタ自動車株式会社である。トヨタ自動車は毎年恒例で丁寧に社長メッセージが同封されており、読むのが楽しみなのだ。

国内銘柄では時価総額ナンバーワンの超有名企業。社長のコメント一つとっても注目だ。

 

増収増益で増配は素晴らしい!

”中長期の視点に立ってトヨタを応援し続けてくださった株主の皆様のおかげ”と、株主に感謝を述べているところがとても良いと思います。他の企業も見習ってほしいですね!

 

 


ビックカメラから株主優待券到着

2年以上継続保有の長期優待扱いとなり、通常の優待券1,000円にプラスして長期優待分2,000円もゲット。
計3,000円分の優待券を得ることができた。物価高の中、これは助かる。

 

 

 

新NISA積み立て設定

新NISAの積み立て設定予約が開始されたため、さっそく設定した。

楽天証券で以下の投信にクレカ決済で毎月2.5万円ずつ、計5万円。

  • 楽天・オールカントリー株式 インデックス・ファンド
  • 楽天・S&P500 インデックス・ファンド

 

オルカンS&Pを分ける意味は特にないけれどなんとなく。

 

ここにきて私の投資活動を見ていた妻が、ようやく定期預金オンリーの運用から脱却することを決意してくれた。

決め手となったのは2019年から始めた私のiDeCoの運用成績である。途中、コロナの大底を乗り越えたこともあり、かなり良い成績になっているのだ。

 

ということで今回、夫婦で全く同じ設定をすることにした。

夫婦で見れば毎月10万円だ。

10年、20年の長い目で見れば高確率で金融資産が増えていることだろう。"必ず"増えるわけではないことがポイント。

リスクを取らなければ何もできないことはこの数年間で学んできたことだ。

 

設定内容としては面白くもなんともないので、以降、ブログで触れることはあまりないかもしれない。しかし、投資戦略としては結局この内容が手堅いのだろうと思う。

 

 


新規投資

11月も新規投資なし。株価の高止まり&新NISA待ちで動けなかった。

ここ数か月連続で新規投資しておらず、読者の皆様からするとつまらないかもしれない。投資用資金だけが積み上がり、余剰資金でちょっとした高級時計が買えそうな勢いだ。

 

 

 

2023年12月に向けて

12月も新NISA待ちで、株を売ることはあっても買うことはなさそうである。

 

・・・・・・

 

私は2007年に首都圏の中古の戸建てを購入して居住している。最近、近所の新築物件の価格が、あり得ないくらい高騰している。とても一般的なサラリーマンが買えるようなプライスではない。地価が上がっているだけでなく、建材価格と職人さんの人件費の上昇が激しいそうだ。

 

先日、久々にYANASEを覗きに行ったら、ベンツAクラスの新車が650万円だった。Cクラスに至っては850万円である。いくらベンツとはいえ高すぎるだろう。

 

不動産もクルマも一般的なサラリーマンには高すぎて買えない。

今後、給与が上がってくるのかもしれないが、それよりも今、あらゆるモノの価格が上がりすぎている。

 

一方で、政治の世界では裏金で好き放題。増税社会保険料増加で庶民が苦労しようが、政治家二世三世は知ったこっちゃない。財政が厳しいという割に海外にはお金をばら撒く。

 

 

・・・なにかおかしくないか?

 

 

若者たちは頑張って勉強していい大学に入って、それなりのJTCに入っても家もクルマも買いづらい。

頑張れば報われるなら人は努力しようとするかもしれないが、今の状況は無理ゲーではないか?

こんな状況で結婚しよう、子どもを作ろうという気持ちになるだろうか。

 

政治の世界が不安定になってきた。

株価が下がることを望んでいないが、現在の政治のままで良いとは思えない。

いきなり政権交代が起こる可能性は低いかもしれないが、民主党政権時の日経平均は7,000円台だ。政治の混乱は株価の下落要因である。先行きが見えなくなってきた。

 

 

 

【2023年11月】ビックカメラの株主総会に出席

 

 

 

ビックカメラ株主総会は11月開催

2023年11月22日、株式会社ビックカメラの定時株主総会に出席した。

ビックカメラ株主総会への出席は3回目になる。様々な企業の株主総会に出席してきたため、株主総会参加にはだいぶ慣れてきた。

 

私が株式投資をしているのは配当金を頂くのが主な目的だが、もう一つの目的として、株主総会への出席も楽しみにしている。ビックカメラ株主総会は11月開催で、他企業と重複することもなく、出席しやすい時期だ。

 

さて、今年のビックカメラ株主総会の雰囲気はどうだろうか。

 

 

 

会場は板橋区立文化会館

会場は毎年恒例の板橋区板橋区立文化会館である。

不便な場所だと毎年感じるが、まあ仕方ない。1年に一度来るのも良いだろう。

 

株主総会の開始は10時からだ。9時半頃に到着して早めに会場入りする。

板橋区立文化会館に入るとたくさんのスタッフが待機しており、「おはようございます!」と気合の入った元気な挨拶をしていただいた。ものすごく丁寧な対応だ。

 

受付に書類を提示し、会場ホールに移動する。キャパはとても広い会場だ。

今回は2023年5月8日から新型コロナウィルスが「5類感染症」になって以来初めての開催である。前回までは新型コロナウィルス対策として座席を広くとっていたが、今回は特にそのような制限もない。会場に自由に着席できるし、マスクも任意である。ようやく普通の日常が戻ってきた感じだ。

 

参加している株主は200名程度だろうか。だいぶ増えた印象だ。

 

 

 

おみやげはない

「おみやげ(クーポン券、  カレンダー、飲料等を含む)の配布は一切ございません。」

最近の招集通知の決まり文句。こう書いておきながらお茶や粗品を配布する企業もあるが、ビックカメラは本当に一切無し。飲み物の配布もない。

私の場合、これを期待しているわけではないから問題なしだ。

 

 


議事進行で感じたこと

議事進行は定款に定めにより社長が行う。

 

これは完全に私の感想になってしまうのだが、秋保社長について、少しお疲れなのかな?元気がないように感じてしまった。受付スタッフの気合の入った挨拶と比べて拍子抜けしてしまうイメージ。質疑応答に移ってからもその様子は変わらなかった。

 

社長に受付スタッフと同じような大きな声の挨拶をしてほしいわけではない。社長には社長なりの振る舞いがある。上場企業の社長であればご高齢の社長も多いだろう。それでも、経歴を見る限り秋保社長はまだ40代後半だと思う。大声でなくても良いから、凛とした雰囲気を醸し出してほしいと思った。

「ああ、この人に経営を任せても大丈夫だな。生き生きとしているな。」と株主に感じさせてほしい。その点からすると、心配になってしまった。

こういうことって結構重要だと思って見ている。

 

 

 

質疑応答

社長からの事業報告が終わると株主からの質疑応答となる。

ビックカメラは一般消費者を相手にする小売業ということもあり、消費者目線での質問も見受けられた。以下、印象に残った質疑応答を抜粋する。

 

ビックカメラ店頭商品の価格を見ていると高くなったと感じる。価格が高くなったことで、収益性は改善しているのか?販売量はどうか。

⇒価格上昇は為替の影響もある。販売量に大きな変化はない。


・修理サポートの受付はソフマップだけなのか。

 

・ルームクリーニングサービスのサービス範囲について。

 

・株価が低迷しているのではないか。

 

・親子上場についてのように考えているのか。取締役会では議論されているか。

 

ビックロは閉業することになったが、経営として総括してほしい。

ビックロ閉業はユニクロ側の賃貸借契約終了によるもの。異業種とのシナジーとして一定の効果あった。

 

 

 

振り返って

後日、定時株主総会決議通知が郵送で届き、100株分の配当金として1,000円が振り込まれた。この封書には株主優待券も同封されている。

 

私の場合、2年以上保有しているので、
所有株式数分の1,000円券+長期保有株主優待1,000円券を2枚。合計3,000円分の株主優待券を頂くことができた。

配当金が1,000円、株主優待券が3,000円分だから、4,000円相当の配当を頂いた気分だ。

 

株主総会に出席しなくても、もちろん上記配当と優待券を頂くことはできる。

あえて株主総会に出席する意味は何だろう。

 

やはり、経営陣からの事業報告や質疑応答など「生の声」を聞けることだろうか。

事業に対する思いやビジョン。質疑応答にどのようなスタンスで回答しているのか。

 

今回、ビックカメラとして全体の業績は下落基調。特に本業のビックカメラの利益が低迷しており、グループ会社がそれを支えている構図に見えた。

 

アフターコロナでインバウンドなどの追い風要素もある中、少し心配になってしまうが、引き続き株式は保有し、中長期での成長を期待したい。

 

 

 

DIC株式会社より株主優待カレンダー到着

 

 


はじめに

2023年11月10日、DIC株式会社より株主優待カレンダー到着した。

私にとって、同社のカレンダーは初めての入手となる。

 

 


カレンダーの内容

今年のテーマは「CALENDAR 2024 PARIS」。

DIC川村記念美術館の所蔵作品より、「芸術の都パリ」の国際色豊かな作品群が選ばれており、非常に上品な内容である。美術館好きな人にはかなりおススメだ。

 

 

 

重厚感のある内容に大満足

5月はクロード・モネの作品

年末のこの時期になると、様々な企業からカレンダーを頂くことがある。

 

サラリーマンであれば取引先から頂けることがあるだろうし、一般消費者としては普段使っているお店や保険会社の営業から年末のご挨拶としてもらえることがあるかもしれない。

 

ただし、企業配布カレンダーの中にはいわゆる"販促品"として、汎用品ベースにを安価に作成しているものもある。その点、今回のDIC株式会社のカレンダーはしっかりとした作りといってよい。さすがインキ屋さんである。

 

 


おわりに

DIC株式会社の株主優待は少し変わっていて、6月末基準が今回ご紹介したカレンダー。12月末基準がDIC川村記念美術館の入館券付絵葉書2枚と同社製のサプリメントである。

www.dic-global.com

 

 

美術館入場券を中心とした同社の優待内容は、普段の生活にプラスアルファの潤いを与えてくれる内容で、私としては非常に満足している。

 

最低投資金額は100株で25万円程度と決して安くはない。

直近で減配しているのが気になるが、短期目線ではなく中長期での成長に期待したい。

 

 

 

ようこそ!「金利のある世界」へ

 


はじめに

日銀は2023年10月30日、31日に金融政策決定会合を開催し、YCCの運用についてさらに柔軟化することを決定した。これに伴い長期金利は上昇。住宅ローンにおける固定金利や定期預金金利も上昇傾向にある。

 

このような情勢を受け、私は既存の定期預金の組み換えを行った。

ネット銀行のキャンペーンを活用することで、瞬間的ではあるけれど株式投資レベルの利回りとなっている。今回は私が実際に預入した商品をご紹介する。

 

 

 

SBI新生銀行 年利1.2%(1か月もの)

先月、SBI新生銀行にてSBI証券の口座を作成した。LINE証券で運用している端株の移管先用である。

この口座の作成特典として、年利1.2%(1か月もの)の定期預金を作成することができた。

 

期間は1か月と短いが、年利1.2%はスゴイ。他行で運用していた定期預金を解約し、約1,500万円をこの定期預金に預入した。

1か月後に得られる利息は税引後11,790円である。たった1か月でノーリスクで1万円超の利息収入。金利のある世界ではこれが普通なのだ。

あのー。ペイオフって大丈夫なの?

もしもの場合は全額保護されないけど・・・まあ大丈夫でしょ。

 

 

 

auじぶん銀行 年利3.8%(1か月もの)

先日、38年ぶりの日本一となった阪神タイガース。この優勝を記念して、auじぶん銀行では年利3.8%(1か月もの)の定期預金を展開中だ。特別金利の適用は50万円までだが、1か月預入した場合の利息は税引後1,244円である。

 

 

条件を絞っているとはいえ、年利3.8%は高配当株並みの水準で、かなり攻めている。
しつこいようだが、定期預金のすごいところはノーリスクというところだ。預入しない手はない。

 

 

 

おわりに

氷河期世代の私は40代半ばになるが、社会人になってから「金利のある世界」を一度も見たことがない。社会に出てからこの国はずーーーっと不景気のまま。


住宅ローン金利は1%台が当たり前だし、普通の銀行に預入して、まともな利息がついた経験もない。しかし、グローバルで見ればこれは異常なことなのだ。

 

今回ご紹介した2件の定期預金の年利は、私が現在契約している変動金利型住宅ローンの年利よりも高く、逆転現象が発生してしまっている。

もちろん、超短期の定期預金キャンペーンと、自己居住用の住宅ローン金利を一概に比較するべきではないけれど。

 

金利のある世界」が日常に現れた時、どんな変化が訪れるのだろう。

そしてその時、株価はどうなっているのだろうか。