はじめに
2023年1月21日。丸紅株式会社の株主優待として頂いた丸紅ギャラリーへの入場チケットを利用し、妻と一緒に美しきシモネッタ展を見学した。上記画像は会場外に大きく飾られたイラストである。
※「美しきシモネッタ展」の会期は2022年12月1日~2023年1月31日のため、現在は終了しています。予めご了承ください。
丸紅ギャラリーについて
<丸紅ギャラリー概要>
丸紅は、創業(1858年)から現在まで続く繊維に関わるビジネスを通じて蒐集・保全してきた江戸期を中心とする古い時代の染織品(きもの、帯、袱紗など)や染織図案、1960~70年代にアートビジネスに携わる中で入手した西欧絵画、そして、染織図案の接点などから画家本人や画商を通じて蒐集された近代日本絵画を「丸紅コレクション」として所蔵しています。2021年11月に開館した丸紅ギャラリーでは、「古今東西の美が共鳴する空間」をコンセプトに、丸紅コレクションの収蔵品をさまざまなテーマで展示・公開していきます。
丸紅ギャラリーは2021年に竣工した丸紅株式会社の本社ビル内にある。竣工したばかりの建物ということもあり、非常にキレイな建物である。
目の前が皇居という東京のど真ん中ということもあり、電車でアクセスしたほうが良い。最寄り駅は東京メトロ東西線の竹橋駅だが、少し歩いても良いなら神保町からもアクセスできる。
神保町は私が好きな街でもあり、古書店巡りやレトロな喫茶店・カレー屋等、見どころがたくさん。学生街を一通り散策してから竹橋方面に向かうのもまたおススメだ。
美しきシモネッタ展
本展はサンドロ・ボッティチェリによるテンペラ(*)画《美しきシモネッタ》1作品のみを展示するものです。
この作品は、日本にある唯一のボッティチェリ作品として、1969年に英国から輸入して以来53年間、丸紅が所蔵してきました。本展では、生誕570周年を迎えるシモネッタの生い立ちや、この作品の来歴、他のシモネッタの肖像画との比較による《美しきシモネッタ》の制作年に関する新たな推論等、様々な角度から一枚の絵画の魅力を浮き彫りにしていきます。
(*)テンペラ:主として卵黄と粉末状の顔料を混ぜた絵具、それを使用する技法のことを指す。中世に登場し、イタリアでは15世紀末まで主に使われた。
世界的にも有名な絵画の展示会である。
入館料一般500円/人(高校生以下は無料)のところ、株主優待券で2名まで無料で見学できる。ギャラリー内のほとんどのエリアは撮影禁止のため、画像をアップできないのが残念だが、やはり本物はオーラが違う。細部にわたって非常に繊細に描かれており、優雅な時間を過ごすことができた。
今回の展示会は1作品のみの展示であったが、その1作品の歴史を掘り下げた展示になっており、非常に見ごたえのある内容であった。一緒に行った妻も満足してくれたようである。
丸紅ビル内のイタリアンレストラン「ヴェルテラッツァ」がおススメ
真剣に美術館鑑賞をするとお腹が空くものだ(笑)
丸紅ギャラリーのある竹橋界隈は皇居の目の前ということもあり、飲食店はほぼゼロだ。もし食事をする予定があるならば、丸紅ビル内にあるイタリアンレストラン「ヴェルテラッツァ」がおススメだ。ランチセットを1,500円程度で楽しめるから、美術館鑑賞後にゆっくりしていくと良い。
時間があれば、平川門から皇居東御苑を抜けて大手町へ・・・
丸紅ギャラリーの目の前は皇居東御苑である。
皇居東御苑は旧江戸城の本丸・二の丸・三の丸の一部を宮殿の造営にあわせて皇居附属庭園として整備されたもので、一般公開されている。
丸紅ギャラリーから歩いて数分で、皇居東御苑の入り口の一つ、平川門に到着できる。そこから皇居東御苑内を散策し、「江戸城本丸跡」や「大奥跡」などを巡って、歴史に思いを馳せてみてはいかがだろうか。
https://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html
一通り散策して南側の大手門を抜ければ、そこは大手町エリアだ。さらに余裕があれば日本橋にもアクセスできるが・・・散策トークはそろそろこの辺にしておこう。
おわりに
丸紅株式会社の株式を1株以上保有しているといただける丸紅ギャラリーの入館券。1枚で2名まで入館可能だ。
時期ごとにテーマを決めた展示会が開催されている。
次回は丸紅ギャラリー開館記念展Ⅳ「染織図案とあかね會―その思いを今につむぐ―」が 2023年5月~7月に開催予定。
定期的に展示内容が変わるため、通うのが楽しみだ。半年に一度、皇居近くの美術館に訪れるなんて優雅で素敵な響きではないか。
丸紅株式会社は3月末権利確定銘柄だ。ご興味ありましたら一株いかがでしょう。
(一株優待は予期せず内容が変更になったり中止になることがあります。くれぐれも自己責任でよろしくお願いします。)