1円も損したくないドケチサラリーマンの投資ブログ

初めての投資では銀行で投資信託を購入し、びっくりするほど大損。FIREなんて大きな目標はない。もう1円も損したくないのだ。

購入直後から下落一直線のJR東海株を損切すべきか悩む

 

LINE証券のキャンペーン目的で購入したJR東海

2021/11/25にLINE証券の「1万円以上のいちかぶ取引で1,000円プレゼント」を目的に、JR東海株を1株購入した。

 

なぜJR東海だったのか?

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なぜJR東海だったのかというと、キャンペーン目的で1株で1万円を超えていたのがまず最初の理由。

そして、2021/11/25時点ではまだ「オミクロン株」というキーワードが報道されておらず、日本国内の新柄コロナウィルスの感染者数もかなり下火になっていたからである。

今考えれば本当にタイミングが悪かった・・・

 

私は都内オフィスへの出勤と在宅勤務を併用しているが、都内オフィスへ出勤する際に、東海道新幹線の乗客数を見ても、一時期のように閑散とはしておらず、それなりに乗客は戻っているように見えた。

このまま新型コロナウィルスの感染状況が収まっていれば、Gotoキャンペーンとまでは行かずとも国内の旅行やビジネスでの往来が戻り、JR東海の主力事業である東海道新幹線の客数も増加。株価も上がっていくのではないかと考えたのである。

 

オミクロン株報道で下落一直線

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なぜこのタイミングで買ってしまったのだろう

購入直後数日こそ、100円程度の値上がりが生じていたが、オミクロン株報道で日経平均とともにJR東海株も一気に下落基調に。

JR東海は主力事業が東海道新幹線ということもあり、新型コロナウィルス関連の報道に敏感に反応するから、日経平均の下落率以上に下げた感じだ。

 

損失幅は連日拡大

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評価損益は、当初は▲500円程度だったものが12月に入ってさらに拡大。

「キャンペーンで1,000円もらえるから評価損▲1,000円までは良いだろう」なんてのんきに眺めていたら、あっという間に評価損▲1,000円を超え、現在は▲1,300円程度となっている。

こうやって塩漬け株ができていくのだろうか。

これではキャンペーンで1,000円もらったところで、全然うれしくない。

 

損切すべきなのか悩む

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新型コロナウィルスの状況は先を見通すことが難しい。今後、オミクロン株の状況もどうなるのか、全く読めない。

そんな中、ダラダラと値を下げ続けるJR東海株。1株とはいえ、損することが嫌いな私からするとストレスの要因になっている。いっそのこと、ここで損切りしてしまった方が良いのかもしれない。

皆さん、損切りのルールを定めていらっしゃるだろうか。

我ながら、この状況でダラダラ保有し続けてストレスを感じているのは決断力がないなと反省しかない。


反省ポイント

ここ最近、新規投資銘柄は米国の大型銘柄を選んでいたこともあり、中長期ではどの銘柄もキャピタルゲインが得られていることが多かった。

それだけに、今回はキャンペーン条件達成用として、安易に銘柄選定をしてしまったことは大いに反省しなければならない。

また、自分なりに損切りのラインを決めていなかったことも反省ポイントだ。

国内銘柄は米国株に比べて勢いがなく、ダラダラと下げ続けるのが嫌いだ。まとまった資金の投資は、今後も要注意と感じた。

高配当ETF(SPYD)の減配でモヤモヤする理由を考えてみる

 

2021年12月の配当は前年比で大幅減

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SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)2021年12月の配当は前年比で▲79%の大幅減となった。
それでも、2021年の年間通じたパフォーマンスであれば約3.8%程度にはなっており、株式投資としては実はそれほど悪くないわけだが、なぜ、今回の減配にモヤモヤしてしまうのかを考えてみた。高配当ETFのデメリットと言えるかもしれない。


結論から先に

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色々考えてみたのだが、先に結論から書いてみる。

  • 3か月毎の配当パフォーマンスの差が激しく、年間予想がしにくい
  • 配当の根拠を理解しきれない(なぜ減ったか、なぜ増えたか)
  • 配当金に一喜一憂するのが疲れた

個別銘柄ではなくETFを購入している理由

米国株投資において個別銘柄ではなく、あえてETFを購入してみた理由はリスクヘッジだ。
個別銘柄だと企業業績次第で株価が大きく下落したり、無配転落するリスクがある。その点、ETFであれば理論上、複数銘柄に分散投資しているわけだから、個別銘柄に比べて株価の振れ幅は小さいし、無配転落の可能性もほぼない。

つまり、個別銘柄よりも安定したパフォーマンスを期待して、ETFを購入しているのである。


人間の安定志向

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人間は無意識に安定を求める。安定というのは「変化が少ない」ということだ。

例えば、サラリーマンでも、ベテランになればなるほど現状維持思考が強くなってくる。勤務場所、職務内容、働く時間など職務内容を大きく変えたくなくなる。

私のように「ドケチで1円も損したくない」というのも一種の安定志向と言える。そのような人にとっての安定とは、第一に損しないことであるが、次いで重要なのが、配当パフォーマンスが一定であることのように思える。


配当パフォーマンスが一定であることの重要性

例えば、アップル (AAPL)の株式であればこの1年くらいは、3か月ごとに1株当たり約0.2ドルの配当となっている。株価の上昇に伴って少しずつ増配されていくが、大きく上下することはない。

配当パフォーマンスが一定なのは、アップルだけではない。私の保有銘柄で言うと、コカ・コーラプロクター・アンド・ギャンブルインテル等、いずれも銘柄も配当パフォーマンスはほぼ一定で、少しずつ増配している。

配当パフォーマンスが一定ということは、3か月先の配当金収入を予測しやすいということだ。私の場合、配当金収入は年間2万円程度だからFIREなんて夢のまた夢であるが、実際、配当金収入で生活しようと考えた場合、収入が読めないというのは不安だと思う。

 

stingyinvestor.hatenablog.com

 


SPYDの配当金は振れ幅が大きい

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1年以上保有して感じることだが、SPYDの配当金は振れ幅が大きい。

3,6,9,12月のSPYDの配当金発表のタイミングでTwitter界隈が騒がしくなるのも、皆、3か月に一度の配当パフォーマンスを気にしているからだと思う。

当初は私もそのようなパフォーマンスの上下を楽しんでいたものの、段々とそれをチェックするのも面倒になってきた。一応、SPYDは年2回、銘柄の入れ替えを行っているので、パフォーマンスの増減はその影響を受けていると考えているが、今回のタイミングで大幅減配になった理由をどう考えるのか。

直近の米国市場は比較的好調だっただけに、私としては大幅減配の理由を見いだせない。減配の理由を理解しきれないというのは、やはりストレスを感じてしまう。

3か月に一度、SPYDの分配金に一喜一憂するならば、ダウ平均銘柄あたりに分散投資した方が、ストレスが少ないかもしれないと感じている。

 

今のところは現状維持

とは言っても、今のところはSPYDを売却する予定もなく、現状維持の予定だ。

SPYDはコロナショック直後に株価20ドル台で購入しているから、現状の株価水準でも若干のキャピタルゲインも得られているし、当面はこのまま様子を見ていこうと思う。

但し、SPYDは買い増しする予定は当面なく、新規投資は個別銘柄で考えている。

 

stingyinvestor.hatenablog.com

 

 

Google Search Consoleが更新されなくなってしまった

10月末を最後にGoogle Search Consoleが更新されていない

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はてなブログを開始したのが9月末で、すぐにGoogle Search Consoleにも登録した。

すると、新規投稿した記事も少し時間をおいて、確実にインデックス化されていった。その効果もあって、10月からは徐々にGoogleからの流入も見られるようになった。

11月は仕事が忙しかったこともあり、ブログの更新自体があまりできておらず、Google Search Consoleの処理状況も確認していなかった。

その後、12月になり「インデックス化も進んでいるかな~」と思い、久々にGoogle Search Consoleを確認したところ、サイトマップが10/27以降読み込まれておらず、以降の記事が全く認知されていないことが判明。

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最終読み込み日時が10月末のまま

 

その上、どういうわけか、既存の記事も「除外」になり始めている。

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サイトマップを再送信したりしてみたのだが、まったく状況が変わらず、今回新たな対策をとることにした。

 


登録するサイトマップデータの変更

参考にさせていただいたのはこちらのブログ

minettyo.com

 

対策1:重複するサイトマップデータの削除

「/sitemap_index.xml」と「/sitemap.xml」は内容の同じデータだから、「/sitemap_index.xml」のみを残した。

 

対策2:フィードの登録

新たに「/feed」を登録。すぐには認知されていないようだが、様子を見たいと思う。

 

 

結果はこれから

とりあえず、上記の対策をとってしばらく様子を見てみたいと思う。

記事数としてはようやく30を超えたところなので、せっかくだからインデックス化されるといいなーと思っている。

この件で有効な対策をご存知の方は、コメントなどでぜひ教えてください!

 

2021/12/25追記:更新されました!

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上記の対策をとってしばらく待ってみたところ、サイトマップが読み込まれました。

しかし、カバレッジで認識されているURLの数は相変わらず少ない状況。気長に待ってみるしかないのでしょうか。

 

最初のボーナスを使い果たしてロレックスを買った話

 

20年前の就職氷河期

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変なタイトルだが、約20年前、2002年の話である。

当時は就職氷河期。私も就職活動には苦労したが、なんとか内定をもらうことができた。そして、2002年4月に入社。当時を振り返ると、就職活動が厳しかっただけでなく、入社後の待遇も良くなかった。

例えば、入社後すぐに「緊急対策」という名目で、一般従業員の残業手当の割増率が削減された。この緊急対策は1年ほど続いて解除されたが、新入社員も例外なくカットされたのはショックだった。その他、出張旅費手当の改定や、残業手当支給基準の改定など、これまで従業員に支払われていた様々な手当てが大幅にカットされていった。

これらは、緊急対策ではなく恒久的な制度変更だったから、それまでの手厚い制度を見てやるせない気持ちになったものだ。ちなみにその後、リーマンショックやコロナショックの時でも、ボーナスの増減はあれど、一般従業員の給与に手を付けるような対策は行われていない。

当時の状況がいかに異常だったかと改めて思う。


ボーナスの使い道

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そんな中、入社1年目の日々はあっという間に過ぎていった。

ボーナスは、6月分については入社して2か月しかたっていないから寸志扱い。12月から本格的なボーナスとして支給された。手取りで30万円くらいだったと思う。

 

この30万円を何に使うか。

私は既に決めていた。ロレックスを買おう。と(笑)

 


なぜロレックスなのか。当時の考え。

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当時、私はスウォッチをして会社に行っていた。

別にスウォッチでも全く困らなかったのだが、子どものころからロレックスというブランドへの憧れがあった。時計売り場で常に別格のオーラを放ち、数十万円という価格。

他の時計と何が異なるのか。一度手にしてみたい。そういった単純な思いがあった。

ちなみに、ボーナスを貯金しようとは一切考えなかった。若かったと思う。


2002年当時のロレックスの価格

2021年の現在のロレックスの価格をご存知の方は「30万円で新品のロレックスを買う」と言われたら笑ってしまうだろう。

定番のデイトジャストは一般的なモデルでも60~70万円程度。スポーツモデルはもはや正規店での購入が困難となっているが、100万円の予算でも足りないかもしれない。

evance.co.jp

 

さて、2002年当時のロレックスの価格はどうだったのか。実は今よりずっと安かった。

私は、渋谷にある「宝石広場」というお店で購入した。今となっては信じられないが、デイトジャストもスポーツモデルも40万円も出せばおつりがくるような価格設定だった。

株ではないけど「はぁ~、当時スポーツモデルを一通り買っておけばよかった」と切に感じる。

 

というわけで、新入社員の30万円のボーナスでもちょっと頑張ればロレックスが買えた時代だ。

housekihiroba.jp

 

モデル選定

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20年前に購入したデイトジャスト

当時のロレックスは、現在ほどスポーツモデルの印象が強くなかった。

キムタク主演のテレビドラマ「ラブジェネレーション」が流行したのが1997年。ドラマの中でキムタクが着けていた「エクスプローラーⅠ」というモデルが大流行したのが1999年頃。一時的に価格は暴騰したが、2002年ごろには下火になっていた。

今でも記憶しているのだが、2002年当時「エクスプローラーⅠ」は30万円でおつりがきた。現在の定価「687,500円」からは信じられないが、それくらい20年間でロレックスの価格は上昇したのである。

 

私はいろいろ調査した結果、定番のデイトジャストというモデルを購入した。但し、新入社員だからゴールドモデルは似つかわしくない。よって、ステンレスモデルを選定したのだが、少し華やかさが欲しいと思い、ステンレス&ホワイトゴールドのコンビモデルとした。


今でも現役で動いているが、ずっと気に入って使っている。むしろアラフォーとなった現在の方が似合うようになったかもしれない。


ロレックスの良いところ

さて、実際にロレックスを購入して20年間使ってみて、良いところを列挙してみたいと思う。購入を検討している方が参考になれば幸いだ。

 

機械式腕時計としてのクオリティの高さ

当たり前だが、腕時計の本質的な価値は正確な時間を表示することである。

この点、ロレックスは機械式時計でありながらかなり正確な精度を誇る。現在、私はロレックスの他、他に2つの機械式腕時計保有しているが、いずれもロレックスほどの精度は出ない。

 

圧倒的なブランド力と資産価値の向上

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ロレックスは国際的に認められた高級ブランドである。

しかも、機械式腕時計はメンテナンスさえしっかり行えばほぼ永久に使い続けることができるから、人気ブランドの機械式腕時計保有しているだけで資産価値が上がっていくのだ。今、私が保有しているロレックスを売却すれば、買値以上の価格がつくことだろう。

最近では機械式腕時計のブランド全般で価格上昇傾向だが、その中でもロレックスの価格上昇率は突出しているといってよい。この辺りは、ロレックスのブランド戦略が上手だということだろう。

 

世の中、保有しているだけで資産価値が上がる可能性のあるものは限られている。機械式腕時計の他に何があるだろうか。

株式、不動産、貴金属、自動車(ヒストリックカーに限定)、といったところか。つまり、これらは投資対象になりうるということだ。最近では「腕時計投資家」なんて肩書で活動されている方もいらっしゃるくらい、投資対象のカテゴリの一つとして注目されている。

 

もっとも、2002年当時の私は資産価値上昇のことなど全く考えずに、ただただミーハーな気持ちで買ったのであるが。20年間保有してみて、結果としてこういうことが分かったということである。

 

話のネタになる

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誰もが知っているブランドということもあり、話のネタになる。

特に男性の場合、スーツファッションでおしゃれをするとしてもこだわるポイントが限られている。そんな中、腕時計は数少ない個性をアピールできるプロダクトであり、一つのネタとして利用できる。

最近では飲み会も減ってはいるが、腕時計好きの人同士であれば時計ネタだけで一晩酒が飲めるのではないか(笑)

また、いわゆる夜の店では、おねーちゃん達が過剰に(?)褒めてくれるだろうから、そういうことで快感を覚える方にもおすすめである。

但し、上司や取引先によってはやっかみを買うこともあるかもしれないから、TPOに合わせてスウォッチ等と使い分けることをおすすめする。別にスウォッチじゃなくてもいいのだが、うまく世渡りした方が良いのは言うまでもない。

 

ロレックスのメンテナンス

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ロレックスはいわゆる機械式腕時計だから、動力源は電池ではない。

内部のゼンマイによって作動しているから、内部の定期的なメンテナンス(オーバーホール)が必要だ。オーバーホールの頻度は諸説あるが、5年~10年に1度は実施した方がいいだろう。


オーバーホールをどこで実施するか

ネットで検索するとロレックスのオーバーホールを実施する業者を複数見つけることができる。私は上野御徒町にある個人の信頼できる業者に依頼している。

ロレックス正規のルートだとかなり高額になるし、かといって激安業者に出して時計を壊されても困る。この辺りは、適切な相場というものがあるので、ケチらずにお金をかけた方が良い。考え方としては別記事のメルセデスベンツの維持管理と似たようなところがある。

stingyinvestor.hatenablog.com

 

さいごに ~投資対象ではなく、純粋に優れたプロダクトとして、若い人にも使ってほしい~

ロレックスを保有してみるとその品質の高さには感心する。

「いいものを長く使う」という観点ですべての世代にオススメできる。若い方でも社会人になったらぜひ購入を検討してもらいたい。

といっても、最近のロレックスの価格は、一般的な企業の1年目のボーナスでは到底手がないレベルまで高騰してしまった。残念だ。

 

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これについては、日本が貧困化しているという見方もできると思う。この20年で先進国で賃金が上昇していないのは日本だけだ。諸外国では上昇しているのだから、当然、ロレックスのようなグローバルプロダクトの価格は上昇したように見えるだろう。

但し、給与の上昇している海外の方からすると、ロレックスが100万円といってもそんなに高いとは思わない可能性がある。日本だけが世界の中で取り残されているように見えてならない。

1株投資で株主優待ゲット計画

 

はじめに

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通常、企業の株主優待制度は単位株(100株)保有の株主向けに設定されているものが多い。最近ではクロス取引対策として、基準日の保有だけでなく、継続保有期間を定めたものも増えている。

この株主優待制度について、単位株未満、いわゆる端株でも優待を得られる企業がいくつかある。

といっても、端株の株主優待制度は四季報等で正式に発表されているものはない。表向き、株主優待制度はないことになっているが、実際には優待が送られてくるということで、「隠れ優待」とも呼ばれている。

従って、いつ廃止されてもおかしくはないのだが、なかなか興味深い領域でもあるから、実際に端株投資をしてみることにした。


下準備としてLINE証券に口座開設

メインで利用している楽天証券では単位未満株を取引することができない(2021年12月現在)。
本当は楽天証券にあるNISA口座を活用したかったのだが、仕方ない。

端株投資できる証券会社を調査したところ、いくつか候補が上がったのだが、キャンペーンで初期投資資金をゲット可能なLINE証券にすることにした。LINE証券ではいくつかのキャンペーン条件を達成することで、10,000円をゲットできそうなので、今回の1株投資の原資にはもってこいだと判断したのである。

line-sec.co.jp


1株投資した銘柄と優待内容

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ネット上の様々な情報を調査した結果、あくまでも非公式ではあるが以下の優待が得られる可能性が高いことが判明。よって、全銘柄に1株ずつ投資してみる計画だ。


三菱商事

もともと高配当銘柄として単位株での投資を検討していた。しかし、現在の株価水準だと30万円以上の資金が必要となり、私にとっては敷居が高い。よって、まずは1株投資から始めてみることにした。

 

【取得株価】
¥4,052/1株(2022/2/9)

 

【隠れ優待内容】
東洋文庫ミュージアムの招待券(2枚/回)
静嘉堂文庫美術館の招待券(2枚/回)
卓上カレンダー

www.toyo-bunko.or.jp

 

www.seikado.or.jp

 

卓上カレンダーについては単位株保有の株主のみとの情報もある。それでも、博物館や美術館の招待券だけでも十分に価値がありそうだ。なにしろ、このような有料の文化施設に自腹で行くことはほぼないだろう(笑)

 

三菱重工

三菱商事と若干カブっているが、三菱みなとみらい技術館の招待券はこの企業ならでは。なかなか見ごたえがありそうな博物館となっているため、この銘柄もターゲットとした。

 

【取得株価】
¥3,298/1株(2022/2/9)

 

【隠れ優待内容】
三菱みなとみらい技術館の招待券
東洋文庫ミュージアムの招待券

www.mhi.com

 

凸版印刷

印刷博物館について、この調査をするまで全く知らなかった。しかし、WEBで見てみると結構楽しそうな施設だ。このような一部上場企業併設の博物館はしっかりまとまっていることが多い。


【取得株価】
¥2,220/1株(2022/2/9)


【隠れ優待内容】
印刷博物館の入館無料券

www.printing-museum.org

 

フジ・ メディア・ ホールディングス

お台場行く機会はほとんどないので、利用するかどうか全く分からないが、かなり昔に球体展望室に行ったときは、それなりの入場料を払った記憶がある。(ちなみに、2021/12/14現在の入場料は一般料金で700円のようだ。)

優待ゲットしてから利用予定が無ければ、誰かに譲ったりしても良いわけだから、とりあえず投資してみることにする。

 

【取得株価】
¥1,361/1株(2022/2/9)

 

【隠れ優待内容】
フジテレビ球体展望室の無料見学パスポート

 

【2022/7/2追記】
フジ・ メディア・ ホールディングスの隠れ優待は2022年7月時点では廃止されています。ご注意ください。

 

日本テレビホールディングス

新型コロナウィルス対策で美術館の企画展示が中止や延期になっているので、優待が得られるかどうかは分からない。ダメもとで投資してみることとする。

 

【取得株価】
¥1,282/1株(2022/2/9)

 

【隠れ優待内容】
美術館ペア入場券
TIPNESS無料体験チケット

 

【2022/7/2追記】
日本テレビホールディングスの隠れ優待は2022年7月時点では廃止されています。ご注意ください。

 

マネーパートナーズグループ

実は1株投資を検討し始めた経緯は、卓上カレンダーを無料で入手する手段を調査しはじめたことである。そこですぐに三菱商事への投資を考えたのだが、三菱商事の卓上カレンダーは単位株保有の株主向けとの情報もある。

別企業で卓上カレンダーを頂けるところを探したところ、panpanpapaさんのブログでちょうどいい記事を発見。しかも、投資額が安い!

よって、この銘柄も投資対象とすることとした。

www.panpanpapa.com

 

【取得株価】
実は私が保有するLINE証券ではマネーパートナーズグループへの1株投資はできなかった。株価が安いので単位株で投資しても良いため、こちらの銘柄は引き続き検討中。


【隠れ優待内容】
卓上カレンダー

 

家族からは「ケチ!卓上カレンダーなんて100円ショップで買えばいいじゃない!」と言われてます・・・

 

トータルの投資金額は?

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1株投資に挑戦!

2022/2/9にマネーパートナーズグループを除く上記企業に投資。1株投資だと総額で10,931円で株主になれた。

ちなみにLINE証券での様々なキャンペーンにより現金をゲットできたため、実質投資金額は以下の通りである。

 

今回投資:10,931円
キャンペーンゲット金額(▲10,000円)
--------------------------------------

実質投資金額:931円

◆キャンペーンの内訳は以下の通り。もらえるものはしっかりゲットしよう。
口座開設&クイズ回答:4,000円
株1万円以上購入:1,000円
LINE FXで1万通貨取引:5,000円

当面の間保有を続けることで、目論見通りに優待ゲットできるのか確認する。

結果はまたブログの記事にしていきたいと思う。

遂に年間の配当金収入が2万円を突破!

 

少しずつ、着実に増やしてきた配当金収入

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2019年に株式投資を本格的に開始し、その年の年間の配当金収入は408円だった。

stingyinvestor.hatenablog.com

 

当時はそれでも感動したもので、いわゆる不労所得が発生したことに満足していた。

その後、少しずつ新規資金を投じ続け、地道に保有株数を増加させていった。また2020年からは、ある程度配当金収入が増えてきたため、配当金再投資も開始した。そして、じわじわと不労所得の額は増えてきた。

 

そして、2021年12月、遂に年間の配当金収入が2万円を突破した。2万円という金額は特に何らかの目標にしていたわけでもないのだが、なんとなくキリの良い数字なので、記録しておこうと思った次第である。


2万円の内訳

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配当金が20,000円を突破

また12月は確定していないが、国内株式では9月のJT株の配当が大きかった。減配したとはいえ、1回の配当で6,500円は立派である。

stingyinvestor.hatenablog.com

 

米国株も比較的安全圏の銘柄を選定しているため、安定的に配当を得ることができている。高配当ETFとして有名なSPYDもコロナウィルスショックからの付き合いだが、継続して配当金を得ることができている。

stingyinvestor.hatenablog.com

 

来年以降も動き続けるマネーマシン

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配当金収入2万円は今年で終わりではない。

企業業績が順調に推移する限り、来年は2万円以上の配当金収入が得られるはずだ。放っておけば中長期で右肩上がり。資本主義とはそういうものである。配当金収入を再投資に回せば、複利効果でこのマネーマシンはどんどん大きくなっていくのだ。

年間408円を稼ぐマネーマシンは誰にも見向きもされなかったけど、2万円となると家族も無視できません!

 

さいごに ~この国でサラリーマンとしての収入をリニア的に伸ばすべきなのかという疑問~

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日本では累進課税制度がとられていることから、稼げば稼ぐほど多く課税される。

それについては富の再分配という大きな枠組みの中で、とりあえず理解はしているが、実社会において疑問を感じざるを得ない年収ラインがある。それが、年収900万円~1,000万円くらいのレベルだ。

 

昨今、子供のいる世帯に対して10万円を支給するというニュースが話題となっている。当初は親の年収に関係なく支給する方針だったものが、年収960万円を境に区別されることになった。国民を分断することになったのだから、当然、不平不満が出てくることだろう。

 

実はこの年収900~1,000万円というラインは今回の10万円支給に限らず、児童手当や高校無償化など、様々な公的補助の支給ラインとして設定されていることが多い。

実際には年収1,000万円くらいの層が一番不利なのではないか。様々な公的補助の対象からはことごとく外れる上、税金や社会保険料はガッツリ持っていかれる。コスパが悪い年収ともいえる。おまけに、この層は組織では管理職であることが多いから、重責を担っており、激務となっていることが多い。

 

私はいわゆる就職氷河期世代だが、この世代で年収1,000万円に到達した人間は、様々な時代の不遇を乗り越え、本当に頑張ってきた人たちであり、ようやくそこそこ稼げたと思ったらこのような仕打ちになっているのはとても残念な気分だ。

 

日本は「年収960万円が高額所得者」なんて言って区別していて大丈夫なんだろうか。頑張った人が報われない社会。皆平等に低所得に甘んじる社会。これが資本主義社会と言えるだろうか。グローバル規模で今一度、よく考えてもらいたいものだ。
個人的には公的補助のラインを引くとしても年収3,000万円とか、グローバルで考えた時の高額所得者に設定すべきだと思う。優秀な人材が日本を離れてしまうリスクが高まっているように思えてならない。

 

さて、私自身は年収1,000万円も得ていないわけだが、それでも税金や社会保険料の金額については辟易しているところだ。純粋にサラリーマンとしての手取り金額を2万円増やそうと思った場合、それ以上の所得を得る必要があるわけで、本業のサラリーマンとしての収入とは別に、真水で2万円の副収入があるということがいかに重要か、改めて投資の重要性について認識した次第だ。

 

だからこそ、庶民に投資を勧めておきながら金融所得課税強化を検討する最近の政治の流れには到底納得できない。

 

【2021年度中間配当】メガバンクは増配傾向

12月は中間配当が集中する時期であり、株主通信を含めた封書が自宅にたくさん届く。当然、業種ごとに内容は異なるのだが、パーパス経営など共通項を見出すこともでき、楽しみながら読んでいる。

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今回のトピックスとしては、メガバンクの増配傾向だ。

 

2021年度中間配当

 

増配の理由は「米国の投資銀行事業好調」といった記載があるが、それ以上の細かいことは私にはよく分からない。

ただ、新型コロナウィルスによる世界的な混乱が昨年より落ち着いたということは言えるのではないか。

いずれにしても増配はうれしいですね!

 

三菱UFJフィナンシャル・グループは株主向けセミナーを開催してくれるようだ。オンラインで聴講できるようなので、ぜひ聞いてみようと思う。

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みずほFGは相次ぐシステム障害でトップ辞任報道が出ていることもあり、最近の株価は軟調だが、配当は今のところしっかりというところだ。
個人的にはトップが辞任しても、システム障害の根本原因が分からなければ何の対策にもならない気がするが、実際は根本原因の調査すら難しいのかもしれない。

 

みずほFGのシステム障害は悪材料として何年もくすぶり続けており、既に現在の株価にも織り込み済みと判断することもできる。

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今のところ、メガバンク株は長期保有するつもりだ。

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