1円も損したくないドケチサラリーマンの投資ブログ

初めての投資では銀行で投資信託を購入し、びっくりするほど大損。FIREなんて大きな目標はない。もう1円も損したくないのだ。

みずほFGの株主になって配当金を得るまでの話

 

いよいよ個別株への投資にチャレンジします!

 

株式投資へのチャレンジ

ポイント投資による投資信託の購入で一通りの知識を得ることができたため、iDecoの運用は安心して放置することができた。iDecoについてはこれ以上何かすることはない。
一方、ポイント投資で投資信託保有しても、まとまった金額を長期保有しない限り、あまりメリットがないことも分かった。

そこで私は次なるチャレンジを行うことにした。国内株式への投資だ。
投資関連の雑誌の表紙には、株主優待とか配当金生活といった夢のような言葉が躍る。
株主や配当金というキーワードにはある種の憧れがあったし、リアルタイムで売買してみたいという思いもあった。


銘柄選定 ~祖母の思い出と銀行株~

2018年末に幼少のころから大変お世話になった祖母が亡くなった。

95歳だから大往生と言えるだろう。
葬儀でお手伝いをさせていただいた関係で、お礼をいただくことになった。
祖母からもらう最後のお小遣いのようにも思えた。

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生前、祖母は銀行員という職業に厚い信頼を寄せていた。

まじめに勉強していい学校に行けば、いい会社に入れる。銀行員は優秀。古き良き時代。

そこで、祖母との思い出を感じながら、自己資金を追加して銀行株の投資に使わせてもらうことにした。
配当金は祖母からのお小遣いのようではないか。

お金の流れにストーリーができたようでうれしい。

国内株式の場合、売買単位は100株だから、多くの企業ではまとまった資金がないと単位株の取得は難しい。
当時、少額で単位株の購入が可能かつ、名の知れた有名企業を探した結果、みずほフィナンシャルグループ(8411)の株式を購入することにした。


保有の狙い

私の基本戦略はバイ・アンド・ホールド。
つまり、キャピタルゲイン(売却益)ではなく、インカムゲイン(配当金)狙いである。
サラリーマンとしての本業があるため、株式投資ばかりに時間を割けないというのが本音だ。

みずほフィナンシャルグループ(8411)100株保有で年間750円の配当金を得る計画。
NISA口座で購入すれば非課税である。最高だ。

 

ちなみに、みずほ銀行の定期預金で年間750円(税引後)の利息を得るにはどのくらいの資金が必要だろうか。

4,700万円だ。もちろん、私にそんな大金はない。

 

株式投資と定期預金の比較(1年間)

  必要資金 金利(利回り) 税金 税引き後利益
株式投資 16,000 4.688% 0 750
定期預金 47,000,000 0.002% 190 750

株式投資にはリスクがあるので単純比較はできないが、定期預金と比較して株式投資から得られる利回りがいかに高いかお分かりいただけるかと思う。

 

初めての株式購入!憧れの株主に。

2019年5月20日楽天銀行に株式購入用の資金を入金。
みずほフィナンシャルグループ(8411)を成行で注文。すぐに約定となった。

非課税とするためNISA口座で購入した。
約定価格は160.5円。100株単位の取引だから16,050円(手数料は別)だ。

生まれて初めて「株主」になった瞬間であった。

実際の印象は・・・正直何も感じなかった。
モノやサービスを購入するのではないから、物理的に何かが手に入ったり何らかのサービスが提供されるわけではない。

ただ、10年前にノックイン投信を購入した時のように「何に投資しているのか分からない」ということは無かった。
少額ではあるが、特定企業の株に投資をしていることは理解できる。

みずほ銀行


そして、売却したければいつでも売却できるし、ずーっと持っていても良い。
ノックイン投信のように運営側が定めた期限で償還されるようなことは無い。


最初は値動きが気になる

私の注文が約定した次の瞬間から株価は常に変動している。
購入した後に株価が下がるというのは株式投資においてよくあることだ。

しばらくは日々の株価変動が気になった。気持ちとしては1円も損したくないから。
しかしながら、だんだんと値動きにも慣れてきた。上がる日もあれば下がる日もある。
売却して損益を確定しない限り、損失や利益は確定ではない。

従って、画面上で損失が出ているように見えてもいちいち気にしなくてよい。

私もだいぶ大らかになったものだ・・・


うれしい配当金ゲット!!

2019年12月6日になり、みずほフィナンシャルグループ(8411)から初めての配当金が入金された。半期分だから750円÷2で375円だ。
その前日付近には分厚い封書が届き「株主の皆様へ」といった形で経営状況の報告等が入っていた。
こういう封書を受け取るのも憧れだったのでうれしい。

その後は2021年10月の現在に至るまでみずほフィナンシャルグループ(8411)の株は保有し続けている。
株式併合の影響で保有株が10株になってしまったため、株主通信や株主総会の案内は来なくなってしまったが、配当金は継続しており年間750円ずつ頂いている。


配当金の使い道は?そして米国株の検討へ

私は配当金は再投資する戦略だ。

複利効果を狙うのであれば配当金は再投資するのが良い。

但し、国内株式で750円で単位株、つまり100株を購入できる会社は(ほぼ)ない。
投資信託なら購入可能だが、他の会社の個別株式を購入してみたかった。

もっと少額で投資できる商品はないだろうか?

これをが米国株投資を始めるきっかけとなった。