- 狙っていた超有名高配当銘柄
- 予算は20万円。少し足りなかった
- 減配発表による暴落
- 購入のチャンス!でもたばこ事業って今後大丈夫?
- 冷静に考えると事業は手堅いし、配当は未だ高水準
- 既に国内事業だけの会社ではない
- 減配発表の翌日に購入
- その後の株価の動き
- 最初の配当金ゲット!!!
- 長期保有でJT製の食品がもらえる←残念ながら廃止
狙っていた超有名高配当銘柄
日本たばこ産業という会社がある。日本国内においてたばこ販売を独占する会社だ。
日本政府(財務大臣)がJT株を33.35%保持しているため、半官半民と言える。
特徴的なのは利回りの高さ=配当金の多さであり、2020年度までは100株の保有で年間15,400円の配当金を手にすることができた。株価が2,000円だとするならば、利回り7.7%となり、大変お得な銘柄だった。
バイ&ボールドで配当金を狙う戦略の私としては以前から狙っていた銘柄である。
【2022年3月28日追記】
2021年度は減配とはなったものの、100株保有で年間14,000円もの配当金を手にすることができた。引き続き、国内株式で最も配当の良い企業の一つといえるだろう。
予算は20万円。少し足りなかった
JTの株価は2000円を少し上回る水準で推移しており、なかなか予算内に収まらなかった。ちょっとくらい予算を増やしても良かったのだが、気長に眺めていた。
減配発表による暴落
2021年2月9日、JTは減配を発表。
これにより株価は一気に200円近く暴落し、節目の2,000円を割り込んだ。
https://www.jti.co.jp/investors/library/presentation/pdf/20210209_05.pdf
購入のチャンス!でもたばこ事業って今後大丈夫?
私としては絶好の買い場がやってきた。
しかし懸案は、減配するくらいなのだから今後たばこ事業は大丈夫なのかということだ。事業がシュリンクしていくのであれば心配だ。
冷静に考えると事業は手堅いし、配当は未だ高水準
しかし、冷静になって考えると半官半民のこの企業がつぶれる可能性はほぼないし、街中を見ると相変わらず愛煙家は存在する。(ちなみに私はたばこは吸わない)
会社の同僚でも「値上げしていくらになろうと俺は禁煙しない!」というおじさんも多い。私の印象ではシュリンク方向ではあるが、たばこが無くなることはないなと感じている。
減配とは言え、1株当たりの配当が154円から130円になっただけだ。
130円であっても年間13,000円。これは大きい。
既に国内事業だけの会社ではない
決算レポートを見ればわかるが、JTは既に国内たばこ販売だけの会社ではない。
グローバルでたばこ販売に関与しており、既に売上高の割合は海外の方が高い。
日本は少子高齢化が進み、社会の停滞感を感じざるを得ないが、まだまだ成長を続けている国では喫煙者が増えているところもあるのだ。そういった国々からの収益も期待できるし、このチャンスで投資しようと判断した。
減配発表の翌日に購入
減配発表の翌日である2021年2月10日に100株購入。
単価1,968円で約定となった。
その後の株価の動き
今回の暴落の底値は2021年3月4日の1,904円。
そこからは反発し、2021年10月現在では2,100~2,300円の間で推移している。私としては売却の予定はないが、若干のキャピタルゲインも確保できている。
このように振り返ると、暴落時の底値で買えたらいいな~と思うのだが、現実として個別株を底値で買うことはほぼ不可能と思った方がいい。底値付近で拾えれば十分位の気持ちでいないと、なかなか購入の決断ができなくなる。
最初の配当金ゲット!!!
2021年9月1日。JTからの初めての配当金が振り込まれた。
1回の配当金で得られた金額としては過去最高の6,500円。
みずほFGの375円もうれしかったけど、これくらいの金額になるとうれしさ倍増ですね。
長期保有でJT製の食品がもらえる←残念ながら廃止
私はまだいただいていないが、12月31日基準日の株主の中から100株以上を1年以上継続保有されている株主に対して、2,500円相当のJT製の食品がもらえることになっている。
WEBを見ると「ご飯セット」か「ご飯とカップ麺セット」がもらえるらしい。
私の場合はまだ1年未満の保有なので今年はもらうことはできないが、非常に楽しみにしている。
【2022年3月28日追記】
2022年2月14日、残念ながら株主優待制度の廃止が発表された。このプレスリリースによると、私がJT製の食品をもらえるチャンスは1回のみとなるようだ。貴重な1回を楽しみにすることにしよう!