1円も損したくないドケチサラリーマンの投資ブログ

初めての投資では銀行で投資信託を購入し、びっくりするほど大損。FIREなんて大きな目標はない。もう1円も損したくないのだ。

NISA成長投資枠で、東証版の米国ETF(2013/2014)を合計2,000株買った話

 

 

 

年初から狙っていた個別銘柄に指値が刺さらずイライラ

いよいよスタートした新NISA。

 

私は新NISAで狙っていた銘柄を購入すべく、2024年1月4日より指値で買いを入れてきたのだが、連日連騰状態で全く刺さらない状況だった。

 

「こんなことなら旧NISAで買っておけばよかった」と反省しても、あとの祭りである。そしてどうやら、この連日連騰の熱い相場は、新NISAだけが要因ではなさそうだ。

 

報道によると、自国の株式市場に見切りをつけた大量のチャイナマネーが日経平均連動型のETF「チャイナAMC野村日経225」を通じて流入しているようだ。日経225だから、値上がり銘柄の中心が大型株となっているのは納得である。

 

今回、私が狙っていた銘柄はどれも日経225銘柄だったので、連日どんどんと値を上げていってしまった。

 

余談だが、大型銘柄中心の私のポートフォリオは、この爆買いの流れに乗り、大変な含み益になっている。例えばトヨタ自動車なんてそろそろ3,000円に乗せる勢いだ。分割直後に2,000円を割っていたころが懐かしい。

 

 

 

暴落を待つスタイルが裏目

私は2019年に本格的に株式投資を開始し、その直後にコロナショックを経験した。

 

当時はあらゆる銘柄が大暴落し、今となっては考えられない価格で約定することができた。例えば、2020年に買ったMUFGは今やトリプルバガーである。

しかし、ある意味でビギナーズラックとなったこの時の経験が今、裏目に出ている。

 

「暴落時に買えばよい」「待っていれば暴落する」と様子見してから半年以上経過。投資用の余剰資金は積みあがったが、いつ来るかもわからない大暴落を待つ間に、株価はどんどん上昇し、半年前に買えた銘柄も買えなくなってしまった。

 

2023年6月28日にINPEXを100株買って以来、まとまった投資ができていない。半年以上もまとまった資金を寝かせてしまった。この間の機会損失は極めて大きい。

 

好調な相場の中、頃合いを見てみずほFGやKDDI日本郵船などを売ってキャッシュを確保したのは良かったのだが、肝心の攻めの投資が全くできていない。売却で利益確定したのだから、思い切ってリスクをとって好きな銘柄を買えばよいのに、ビビッてそれができない。全く情けない話である。

 

 

 

損益通算できないNISAの高値掴みは危険

さて、ここまで日本株が上がってから冷静に考えると、損益通算できないNISAで今、日本の個別銘柄を購入するのは高値掴みとなってしまう恐れがあると思った。

 

また、株価が急上昇した分、配当利回りが低下しており、配当金目的の投資としての旨味も薄れてきている。そこで今回は、個別銘柄への投資は一旦とりやめることにした。

そして、それならばと日本の高配当ETFも確認したのだが、こちらも指数連動的に急上昇してしまっていた。

 

 

 

米国株ETF(2013/2014)に思い切って投資

米国株を買おうにもこの円安である。1ドル148円はドル転を躊躇する水準だ。

国内市場は高止まり、米国株は円安で為替損の恐れ。また身動き取れずか。。。

 

ここでプランBを発動することにした。

これ以上キャッシュを持っていてもそれ自体がリスクになりつつある。

 

昨年12月に発表され、2024年1月18日に新規上場した東証版の米国株ETF(2013/2014)に思い切って投資することにした。

 

2013は米国高配当ETFとして人気のHDV、2014は日本の証券会社経由では直接買い付けできなかったDGROの東証版である。各種SNSでも話題になっているので、詳細をご覧になりたい方は関連コンテンツを検索されたい。

money-bu-jpx.com

 

2013と2014のどちらが私にあっているのかは判断がつかなかったため、両方買うことにした。上場直後で実績がないのが心配だったが、思い切って1,000株ずつ購入した。

 

約40万円の投資だ。

 

 

 

新NISA成長投資枠のコンセプトから考えると、良い選択だったのでは

改めて新NISA成長投資枠のコンセプトを考えると、投資対象は個別銘柄より優良なETFの長期保有が向いていると思う。

 

今回はたまたま、国内銘柄が急上昇してしまったため、東証版米国ETF(2013/2014)に落ち着いたが、長い目で見れば良い選択だったと思いたい。

 

とにもかくにも、配当金が入ってくるのが楽しみである。

今回の投資で、おそらく年間配当金は10万円を超えたはずだ。