1円も損したくないドケチサラリーマンの投資ブログ

初めての投資では銀行で投資信託を購入し、びっくりするほど大損。FIREなんて大きな目標はない。もう1円も損したくないのだ。

MUFG株主セミナー

ウクライナ情勢が不安定な中、世界的な株価は下落傾向。日々の評価額の減少幅にうんざりしているところだ。

バイ&ホールドで長期投資を目的とした銘柄や、短期で小遣い稼ぎを目論んだ銘柄など、様々な銘柄を保有しているのだが、このような市況だとしばらく様子見するしかなく、細々と入金されてくる配当金の通知メールが唯一の楽しみとなっている。

 

さて、本日は短期的な売買の話ではなく、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループの株主向けオンラインセミナーを聴講させていただいたので、この件について記事にしたいと思う。

 

 

株主セミナーはオンライン形式

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従来、この手のイベントは会場に人を集めて行うことが一般的であったが、いまやオンライン形式での実施がスタンダードとなった。この変化については本当に良い時代になったと思う。しかも、このイベントはライブではなく、オンデマンド形式となっているため、私の都合に合わせて自由に聴講することができた。従って、土曜日の午後に自宅でゆっくりと受講した次第である。

 

セミナー概要

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「内外の経済・金融を展望する」
(株) リカレントエコノミクス 五十嵐 敬喜 氏

 

新型コロナウィルスの経済への影響から、直近のウクライナ情勢緊迫化による原油価格上昇等、最新の世界情勢を踏まえてマクロ的に解説されていてなかなか見ごたえのあるセミナーだったと思う。1時間40分ほどのコンテンツであったが、比較的ゆっくりとお話しされていたので、2倍速で聴講させていただいた。

 

特に以下の内容については、20年間日本で働いてきた現役サラリーマンとして本当に残念な現実だと感じた。

  • 先進国の中で日本だけ賃金が上がっていないのはなぜか?
  • 「高所得層が増えたのではなく、低所得層が増えた」 という格差の拡大
  • 「生産性が上がれば賃金も上がる」 とは言えない日本

それでも今後の動向としては、人手不足の慢性化により、賃金は上昇傾向となることが示唆されており、これは現役で働く立場として全く同感である。
これまでの20年間とは決別し、世界の先進国同様の賃金上昇を期待したいところだ。

 

これも一種の株主優待

証券会社が特定の銘柄を推奨するような、いわゆるセールスを目的としたセミナーは一般向けに無料で実施されることがあるが、今回のように市況全般をわかりやすく解説してくれるセミナーは、仮に一般向けに実施するとしたら有料になるだろう。

 

サラリーマンとして企業で働いていると、調査会社が作成した高品質なマーケティングリポートを会社業務の一環として当たり前のように見ることがあるが、実はそのような資料の入手には多額の費用がかかっていたりするものだ。

 

何が言いたいのかというと、優れた情報に接するためには相応の対価が必要であるということで、今回のセミナーを株主ということで無料で受講できたのは、一種の株主優待と言えるのではないかと考えた次第だ。

 

今回のセミナー案内は昨年12月の株主通信の中にあったので、ひょっとすると単位株を持っていなくても受講できたかもしれない。株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループは、端株であれば700円程度(2022年3月現在)で投資が可能となっているので興味を持った方は投資にチャレンジしてみてはいががだろうか。


市況が悪いときには配当金や株主優待を楽しみましょう!