最近の株式相場は非常に難しい状況が続いている。
特に2022年に入ってからは全体的に下落傾向にあるため、コロナショック後の2020年から2021年の右肩上がりの流れでキャピタルゲインを得ようと思っても思惑通り上昇しないことが多い。
例えば、2022年2月に購入したメタ・プラットフォームズ。反発を狙って仕込んだつもりだが、全く反発しないどころか、最近さらに下落している。
小遣い稼ぎどころか数千円の評価損を出してしまっている。
こんなことなら高配当ETFでも買っておけばよかったと思っても後の祭りというものだ。現在の相場では個別銘柄の下落に一喜一憂していても仕方ないので、当面は戻すことを祈りつつ、様子を見たいと思う。
さて、現在の相場ではなかなか新規投資を検討するのが難しい状況だ。
個別銘柄が底値だと思ったら拾ってもいいのだが、NYダウが一夜にして1,000ドルも下落するなど、今一つ安定感が感じられない。
さらに、投資ブログ界隈でも話題になっているが、最近では株主優待制度を廃止する傾向だ。有名どころだけでもJT、ひろぎんHD、オリックスと次々と廃止を発表。特にオリックスについては取得を狙っているだけに少し驚いた。
オリックスは優待廃止後もあまり株価は下落しませんでしたね。同時に発表された増配を考慮すれば、高配当銘柄としては引き続き魅力的です!
株主平等の原則の観点から、株主優待制度は廃止して、配当増&自社株買いによる株式価値向上がトレンドになっているのかもしれない。
前置きが長くなってしまったが、下落相場が続いていると、投資を行っていない方からは「やはり投資は危ない」と思われるかもしれない。
しかし、このようなときこそに考えるべきなのが、つみたてNISAやiDeCoだと思う。現在すでに取り組んでいる方は、間違っても拠出をやめないでほしい。
以下のグラフは2019年2月に開始した私のiDeCoの資産状況だ。
私の場合、拠出額は上限の毎月12,000円。
商品としては「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(VT)」と「楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI)」を6,000円ずつ、ひたすら買い続けるというスキーム。
これまで唯一、トータルで評価損を記録したのは2020年3月のコロナショック時。以降はその時の相場によるが、おおむね安定した資産評価となっている。
このスキームは、安いときに買っておくことが、将来の利益につながる。
つみたてNISAやiDeCoを行っている人は、現在の相場を悲観するのではなく、むしろ「安い価格でたくさん購入できてラッキー」とポジティブに捉えた方が良い。