1円も損したくないドケチサラリーマンの投資ブログ

初めての投資では銀行で投資信託を購入し、びっくりするほど大損。FIREなんて大きな目標はない。もう1円も損したくないのだ。

【2024年6月】1株投資で隠れ優待ゲットできた銘柄はこれだ!

 

 

はじめに

通常、株主優待制度は単位株(100株)保有の株主を対象としていることが多い。単位株保有の株主向けの優待制度は企業のIRとして正式に公開されている。

一方、端株(1株)保有であっても株主優待を行っている企業もある。しかしながら、端株(1株)保有の株主向けの優待制度は企業のIRに記載がないものがほとんどだ。

 

このことから「隠れ優待」と呼ばれることもある。実際に投資してみないと結果が分からないのが、この「隠れ優待」だ。

 

前回の記事をまとめてから6か月。

2024年3月末の権利確定日を経て、実際に隠れ優待をゲットできたのはどの銘柄だったのか。果たしてその内容は!?

実際に投資をして、2024年6月に受け取った封書の中身をすべて公開していく!

 

 

 

隠れ優待をゲットできた銘柄

三菱商事

【取得株価】
¥1,351/1株(2022/2/9)
※2024年1月1日の株式分割調整後

【直近株価】
¥3,388/1株(2024/7/4)

【配当】
¥35/1株(2024/6/24)※税引後

【隠れ優待】
東洋文庫ミュージアムの招待券

【金額価値】
一般:900円×2名分=1,800円

 

まずは三菱商事から。東洋文庫ミュージアムの招待券が入っていた。

現在の企画展は「アジア人物伝-歴史を織りなす人々」。東洋文庫ミュージアムは定期的に企画展が入れ替わるので、何度行っても新たな学びがある。モリソン文庫は必見だ。

toyo-bunko.or.jp

 

stingyinvestor.hatenablog.com

 

 

三菱重工

【取得株価】
¥330/1株(2022/2/9)
※2024年4月1日の株式分割調整後

【直近株価】
¥2,021/1株(2024/7/4)

【配当】
¥12/1株(2024/6/27)
※税引後、2024年4月1日の株式分割調整後

【隠れ優待】
・三菱みなとみらい技術館の招待券
静嘉堂文庫美術館の招待券

【金額価値】
(三菱みなとみらい技術館)一般:500円×3名分(招待券での最大入場人数)=1,500円
静嘉堂文庫美術館)一般:1,500円×2名分=3,000円

 

続いて三菱重工

株価の上昇スピードが凄まじく、なんと6バガー達成だ。

 

隠れ優待として、三菱みなとみらい技術館と静嘉堂文庫美術館の招待券が入っていた。三菱みなとみらい技術館は子供から大人まで幅広い世代で楽しめる博物館。そして、静嘉堂文庫美術館は東京・丸の内にある格式高い美術館だ。

博物館・美術館と2拠点分も進呈してくださり、三菱重工は相当な太っ腹である。

 

今回の優待をフルに使うだけで、なんと投資金額を丸々回収できてしまう。恐ろしいコスパだ。

www.mhi.com

 

stingyinvestor.hatenablog.com

 

 

三菱総合研究所

【取得株価】
¥4,057/1株(2022/6/22)

【直近株価】
¥5,000/1株(2024/7/4)

【配当】
¥80/1株(2024/6/7)※税引後

【隠れ優待】
静嘉堂文庫美術館の招待券

【金額価値】
一般:1,500円×2名分=3,000円

 

三菱総研からも静嘉堂文庫美術館の招待券を頂いた。

静嘉堂文庫美術館は東京・丸の内という立地が良いだけでなく、建物や展示内容も非常に素晴らしい。この招待券は親しい方向けに、ちょっとしたプレゼントにも最適である。

www.seikado.or.jp

 

stingyinvestor.hatenablog.com

 

 

但し、前年封入されていた「株主アンケートハガキ」は今回は入っていなかった。回答すると同社オリジナルグッズを頂けるのが楽しみだったのに。

 

 

三菱マテリアル

【取得株価】
¥2,723/1株(2024/2/2)

【直近株価】
¥3,139/1株(2024/7/4)

【配当】
¥47/1株(2024/6/12)※税引後

【隠れ優待】
・観光坑道の無料利用
・金、銀、プラチナ購入時の優待

【金額価値】
観光坑道:1,000円×5名分(招待券での最大入場人数)=5,000円

 

今回の記事から新登場の三菱マテリアル

各地の観光坑道の入場券と金・銀・プラチナ購入時の優待が同封されていた。観光坑道は生野銀山のみ1,200円となっていたが、その他の観光坑道は1,000円だったため、金額価値の算定は1,000円/人を採用させていただいた。

 

東京から最も近いところでも静岡県伊豆市の土肥金山で、気軽に行くには少し遠いけれど、お近くにお住まいの方は有効活用できると思う。

 

写真が見づらい場合は下記URLよりPDFサンプルがご覧になれます。

www.mmc.co.jp

 

 

TOPPANホールディングス

【取得株価】
¥2,220/1株(2022/2/9)

【直近株価】
¥4,662/1株(2024/7/4)

【配当】
¥24/1株(2024/6/28)※税引後

【隠れ優待】
印刷博物館の入館無料券

【金額価値】
一般:400円×5名分(招待券での最大入場人数)=2,000円

 

いつの間にかダブルバガー達成していたTOPPANホールディングス。恒例の印刷博物館の入館無料券を頂くことができた。

この券は1枚で最大5名まで入場可能。太っ腹である。

www.printing-museum.org

 

 

 

丸紅

【取得株価】
¥1,454/1株(2022/3/23)

【直近株価】
¥3,127/1株(2024/7/4)

【配当】
¥44/1株(2024/6/3)※税引後

【隠れ優待】
丸紅ギャラリーの無料招待券

【金額価値】
一般:500円×2名分=1,000円

 

丸紅もダブルバガー達成していた。今回も丸紅ギャラリーの無料招待券を頂くことができた。

次回の企画展は2024年9月25日から。「格式の美 ―丸紅コレクションの能装束―」である。皇居近くの美しいギャラリーは秋口の散策にピッタリである。

www.marubeni.com

 

stingyinvestor.hatenablog.com

 

 

出光興産

【取得株価】
¥822/1株(2024/2/2)

【直近株価】
¥1,055/1株(2024/7/4)

【配当】
¥16/1株(2024/6/4)※税引後

【隠れ優待】

・株主専用サイト「いでみつコネクト」への登録権
・(一株保有でも参加可能な直近のイベント)「旧出光本社企画展」のご案内

【金額価値】

「旧出光本社企画展」は一般非公開のためプライスレス

 

今回の記事から新登場の出光興産株式会社。

出光興産は一株保有の株主であっても、株主専用の「いでみつコネクト」への登録権を付与してくれるという素晴らしい待遇。掲載されているイベントの多くは単位株以上の株主を対象としたものであるが、一株保有でも参加可能なイベントとして「旧出光本社企画展」が開催中。

このイベントは一般非公開のため、株主にならなければ参加できないスペシャルなイベントだ。期間中に視察してブログ記事にしたいと思っている。

 

年末には「Idemitsu Art Award 展」の招待券もいただける予定。東京在住の1株投資マニアには是非保有をおススメしたい。

出光興産の株式は2024年1月1日付の株式分割もあって、現在1株1,000円ほどで投資が可能。株式投資の初心者にも良いと思う。

 

 

 

カレンダー狙いの2銘柄

メタウォーター株式会社

【取得株価】
¥2,222/1株(2024/2/2)

【直近株価】
¥1,967/1株(2024/7/4)

【配当】
¥24/1株(2024/6/6)※税引後

 

株式会社マネーパートナーズグループ

【取得株価】
¥289/1株(2024/1/5)

【直近株価】
¥252/1株(2024/7/4)

【配当】
¥5/1株(2024/6/24)※税引後

 

直近で株価が冴えないメタウォーター株式会社と株式会社マネーパートナーズグループ。今回6月のタイミングでの1株優待は特になかったが、9月末権利を経て卓上カレンダーを狙っている。結果は6ヶ月後の記事で公開するのでお楽しみに。

 

 

 

まとめ

結果として、9社のうち7社から隠れ優待を頂くことができた。このレポートも今回で5回目となり、前回実績から概ね予想することができるようにはなっているが、1株優待は非公式の内容であるから、やはり封筒開封の瞬間はドキドキするものである。

今回、良きサプライズだったのは出光興産だった。皆さまの投資先選択の一助になれば幸いである。

 

全体を振り返ってみると、隠れ優待の内容は自社の博物館や美術館の無料入場券であり、これは広報的な要素も多分に含まれていると思う。とはいえ、普通に入場しようとすれば有料の施設であるし、自らの見識を広げる上でも非常に有意義ではないだろうか。

博物館や美術館の良いところは幅広い世代で楽しめること。どのチケットも最低2名は無料で入場できることから、夫婦・恋人・友人・両親など、誰を誘っても喜ばれると思う。

隠れ優待で博物館・美術館チケットをゲットして、ちょっと優雅な休日を過ごしてみてはいかがだろうか。

 

最後にあらためて記載しておくが、隠れ優待は企業のIRに記載のない、非公式の特典である。

従って、いつ廃止されてもおかしくないし、この記事は今回ご紹介した優待が今後も入手できることを保証するものではない。これらの点をご理解いただき、投資は自己責任で行っていただきたく、どうぞよろしくお願いします。