1円も損したくないドケチサラリーマンの投資ブログ

初めての投資では銀行で投資信託を購入し、びっくりするほど大損。FIREなんて大きな目標はない。もう1円も損したくないのだ。

2024年8月の配当金は593円だった

2024年8月の配当金収入を公開。その他、投資トピックスを振り返ります。

 

 

配当金収入

2024年8月の配当金収入は合計593円(前年比178%)であった。

※米国株は現地課税後、為替レートは本日のレートで換算

 

内訳は以下の通り。

2024年8月の配当金

8月の配当金は、国内ETFのグローバルX MSCIスーパーディビィデンドと米国株PROCTER&GAMBLE(PG)から入金があった。

前年と比較すると、米国株のAT&T(T)を売却した分がマイナスとなったが、国内ETFの2564を地道に買い増ししていることで、全体としては前年比178%となった。

やはり2/5/8/11月の補強選手としての2564は頼もしい。今後も継続して買っていこうと思う。

 

 

 

 

投資トピックス

8月5日の大暴落の日に小松製作所に投資した後は、すぐに株価が戻ったこともあり、追加の投資は行わなかった。

stingyinvestor.hatenablog.com

 

細かいところだと、旧NISAから新NISAへの移管にあたって、ビックカメラ株の長期優待の権利を維持するために、一時的に特定口座で保有していたビックカメラ株(1株)を売却した。理論上、株価が上がるであろう権利付最終日の8月27日に売却。150円ほどの売却益を得た。

 

そして、この売却金を利用して現在最も含み損が酷いメタウォーターを1株ナンピンした。しかし、ナンピン後もメタウォーター株はダラダラと下げ続けている。困ったものだ。

 

 

 

DIC川村記念美術館の休館について

8月27日にDIC株式会社は同社が保有・運営するDIC川村記念美術館の運営を見直すと発表した。この発表は好感され、同社の株価は上昇した。

www.nikkei.com

 

今年3月に行われた株主総会でも、おそらくモノ言う株主であろうオアシス・マネジメントから、美術館運営について指摘されていた。

 

なぜ、DIC川村記念美術館はモノ言う株主に運営を見直すよう指摘されてしまったのか。それは、大きく2つの理由があると思う。1つは本業が業績好調とは言えないこと。そしてもう1つは、美術館自体が”あまりにも本格的過ぎる”ことだ。

 

同美術館に行ってみるとわかるが、世界的名画を含めた数多くの絵画が飾られている。手入れの行き届いた広大な庭園もまた見事だ。一般の美術ファンにとっては素晴らしい場所と言えるだろう。

stingyinvestor.hatenablog.com

 

一方で、株主からすると運営・維持に少なくない費用がかかっているにも関わらず、本業と関係性がよく分からない。本業が絶好調ならまだ良いが、同社の業績は不安定でオアシスが株主になる前は減配すらしていたほどだ。

「減配するくらいなら美術館運営をやめなさいよ」という議論は、株式会社としては至極当然と言えるだろう。

 

この件に関連し、千葉県佐倉市が美術館存続へ署名活動を開始しているが、口は出すけどお金は出さないようなスタンスでは厳しいだろう。そんな中、スタートトゥデイの前澤氏が美術品の国内保護に名乗りを上げている。現実的には彼のようなアートコレクターに作品を売却しつつ、規模を縮小する形になるのではないかと思う。

 

企業が美術館・博物館の運営をするケースは他にもある。

例えば、三菱グループ静嘉堂文庫美術館東洋文庫ミュージアム。丸紅の丸紅ギャラリー、TOPPANホールディングスの印刷博物館などがあげられる。これら施設の運営について株主から指摘されないのは、あくまでも広報活動の一環という説明が成り立つからだと思う。

上場企業である以上、過度に本業と離れた事業を行うことはできないのだ。

 

DIC川村記念美術館の休館は残念ではあるが、一般市民・株主・アートコレクター等の関係者がそれぞれメリットを感じられるような新たな形を模索してもらいたい。

 

 

 

2024年9月に向けて

植田ショックからの流れもあって為替は円高傾向。7月上旬には1ドル160円を超えていたのが、今や140円台前半だ。

 

早晩1ドル200円を突破するだとか、円は紙くずになるとか極端な論調を煽っていた人たちはどこへ行ったのだろうか。まったく無責任である。

 

「輸入品の高騰により原価が高騰!値上やむなし!」と言っていた人たちが急におとなしくなっている。これだけ急激に円高が進んだのだから、円安を理由に値上げをしていたモノやサービスは値下げするかというと、そうはならない。黙って円高の恩恵を受けるようだ。

 

ここからは、円安のメリットを享受してきた人たちが騒ぐ番である。「インバウンドが急激に落ち込んだ!」「輸出ビジネスが厳しい!」といったところだろうか。

 

私は腕時計が好きで、たまに渋谷の宝石広場を訪れている。

先日、10年以上前のロレックスGMTマスターがなんと300万円を超えていた。日本のサラリーマンにはまず買えない。円安・インバウンドを背景とした超強気のプライスだろうか。買い支えていた外国人がいなくなったらどうなるのだろう?と妙な違和感を感じた。

これって株価にも同じことが言えるだろうか?

 

 

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日経平均ボラティリティーが高い状態が継続している。

そんな中、私の保有株で好調なのがアステラス製薬だ。日経平均がズタボロの日でも一人逆行高に挑む姿は素晴らしい。やはり、ディフェンシブ銘柄は手堅いのだろうか。

 

9月は権利確定銘柄が多い。割安な銘柄を広くチェックすると同時に、特にお買い得な銘柄がなければ、2564の買い増しでも検討しようかと思う。