1円も損したくないドケチサラリーマンの投資ブログ

初めての投資では銀行で投資信託を購入し、びっくりするほど大損。FIREなんて大きな目標はない。もう1円も損したくないのだ。

楽天ポイントで投資信託を買って831円儲かった話

 

ポイント投資で投資信託を購入したきっかけ

iDecoを始めた時に次の2点が気になっていた。

  1. 投資信託で増やすとして、多少の増減はあるとしても、本当に資金が減ることがないのか。
    (ノックイン投信の失敗経験が未だ尾を引いていた・・・)
  2. 私が選んだ米国株インデックス以外の他の商品で運用した場合にどうなるのか。(隣の芝生は青く見えますね・・・)

これらの懸念を解消するため、実際に様々な投資信託を購入してみることにした。

どのくらいの値動きがあるのか分からなかったので、ポイント投資で実験してみました!

 

ポイント投資での購入は簡単

購入の仕方は簡単だ。
楽天で買い物をする時のように、商品を指定してから購入の際に利用ポイントを指定すればよい。
例えば、「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド」を200ポイント分購入するというイメージだ。

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基準価額?口数?

私が疑問に思ったのが、基準価格と購入口数だ。
実際には理解できなくても購入できるから安心してほしい。

要は基準価格がいくらだろうと、100円分や200円分で購入できる分だけ小分けで購入するようなイメージだ。

詳しくは以下のサイトでやさしく解説されている。

media.rakuten-sec.net

 

実際に購入。ちょっとだけ利益が出たので利益確定してみた

実際の楽天ポイントと少額の現金を利用して、様々な投資信託を購入してみた。

基準価格が上がる日もあれば下がる日もあった。
購入価格が200円だと、評価額が195円になったり205円になったりする感じだ。
しばらくは一喜一憂しながら様子を見ていた。
そして数か月後、数十円の利益が出たところで、売却して利益確定してみることにした。

結果は以下の通りである。

カテゴリ ファンド名 購入価格 売却価格 損益
国内株インデックスファンド 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド 1,100 1,169 +69
国内外株式インデックスファンド eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 1,350 1,432 +82
国内外株式インデックスファンド 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)) 1,100 1,295 +195
米国株インデックスファンド 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式)) 1,400 1,720 +320
海外リートインデックスファンド 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 2,400 2,533 +133
国内リートインデックスファンド 三井住友・DC日本リートインデックスファンド 1,000 1,026 +26
アクティブファンド ひふみプラス 400 406 +6
合計   8,750 9,581 +831

 

 

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三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド

 

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eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

 

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楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))

 

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楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))

 

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三井住友・DC外国リートインデックスファンド

 

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三井住友・DC日本リートインデックスファンド

 

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ひふみプラス

 

基準価格は毎日動く

私は投資信託も株のようにリアルタイムの価格で売買できると勘違いしていた。
しかしながら、投資信託の売買価格はあらかじめ定められたルールに基づいて決定される。

www.rakuten-sec.co.jp

従って、投資信託は株のようにデイトレードを行うような商品ではない。
このようなことも実際に経験して学んだ。

 

実はポイント現金化の裏技?

楽天ポイント投資はポイントの現金化の手段として使える。

例えば楽天ポイント(通常ポイント)が500ポイントあったとする。このポイントで値動きの少ない債券系の投資信託を購入し、すぐに売却する。

売却金額はポイントではなく現金で戻ってくるから、ほぼ500円くらいの金額が口座に振り込まれる。何らかの理由で楽天ポイント(通常ポイント)を現金化したい場合の裏技だ。

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期間限定ポイントは投資に使えないから気を付けてくださいね!

 

ポイント投資からの学び

数百円分の投資信託をポイントで購入して短期売買することに何の意味があるのか疑問に思われたかもしれない。
しかしながら、初心者の私にとってはとても貴重な経験であった。

  • 自らが購入した投資信託の基準価格が実際に毎日値動きする
  • プラスになる日もあればマイナスの日もある
  • インデックスファンドの基準価格はTVニュースで流れてくるNYダウ、日経平均株価の話とリンクしている!
  • おのずと経済ニュースに興味がわくようになる
  • 商品によって値動きに多少の差はあれど、極端に値が上がったり下がったりすることは無い。
  • 突然半額になったりゼロになることは無い。
  • インデックス型/アクティブ型の違いは、少額投資ではほとんど感じられない。

 

特に「いつでも自分の意志で売却し、現金化できる」点は良いと思った。
銀行の投資信託ではこのハードルが異様に高い。

利益は831円でしたが、この経験によって得られた知識は多かったし、過去の失敗による投資アレルギーが少し改善しました!

 

「損の定義」とポイント投資のスタート

 

1円も損しない投資って実際には難しい。
ドケチな私がリスク資産に投資する際の心構えを解説します。


損の定義を考えてみる

皆さんは投資で「損をした」というときにどのように考えているだろうか。
私は「損」についてこのように考えている。
「自らの労働によって得た資金が、何らかの投資活動を通じて、投下した元本を割ることが確定したこと」

私はドケチなので、自らの労働によって得た資金で1円も損したくない。

お金には色がついているわけではないから、実際には何によって得た資金だろうと関係ありませんけどね!

 

発想を変えてみよう!自分で働く以外にお金を得る方法は?

ただ、私はサラリーマンである。99%以上の資金を自らの労働によって得ている。
サラリーマンが労働以外で得る資金とは?

  • ポイ活
  • 金利
  • 株式投資における配当金
  • 臨時収入(不用品の売却益など)
  • 予定していた支出が無くなったとき(コロナ対策で飲み会がなくなったとか)

他にもいろいろあるだろうが、私が考え付いたのはこのくらいだ。
サラリーマン家庭に育った一般庶民の発想である。
これらの収入は自らの労働によって得た資金ではないから、投資によって投下元本を割り込んだとしても精神的なショックは少ないと考えた。

予定支出が意図せず無くなったというのは正確には収入ではないが、予定通りに行けば消費されたのだから、私の場合、サンクコスト(埋没費用)が回収できたと考えている。ちょっと変わってるかもしれない。

 

マインドチェンジに最適!この本を読もう!

自らが労働する以外の方法で資金を得る方法は、インターネットの登場により多様化している。以下の本は新たな視点でものを考えるにあたり大変役に立つので是非お勧めしたい。

  • 改訂版 金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学 ロバート キヨサキ(著)

 

特に私のように普通のサラリーマン家庭に育ち、当たり前のようにサラリーマンになったような者にとって、新たな気付きが多くあった。

 

ポイ活+αで投資信託購入にチャレンジ!

ミニマムスタートとしてポイ活で得たポイント+αで、様々な投資を試してみることにした。

特に大きなきっかけとなったのは楽天証券の「ポイント投資サービス」だ。

www.rakuten-sec.co.jp

 

これを利用することでポイ活によって得たポイントを使って投資信託を購入することができる。万が一、損をしたとしてもポイ活で得たポイント(資金)であれば精神的負担はゼロに近い。

100円から投資できるのだから、最初は少額から始めればよい。
店頭で頼むわけではないし、恥ずかしくもない。まずはやってみよう!

月初のルーティンでコツコツ資産を増やす

ネット銀行のキャンペーンをフル活用

月初のルーティン作業を記載していく。

ネット銀行では月単位でエントリーキャンペーンなどが走っており、定期的にエントリーすることで簡単に現金やポイントをゲットすることができる。
少額ではあるが、低金利の現在、これが利息だと思うとバカにならない。このような作業を面倒がらずに行うことも、資金を増やすうえで重要と考えている。

満期になった定期預金のチェック

複数の定期預金を運用している関係で、いろいろなタイミングで満期が到来する。
今月は7月上旬に設定したソニー銀行の0.3%/3か月の満期が到来した。

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1,854,200円を3か月運用し、 1,419円(税引後)の利息が付いた。
定期預金にしてはかなりお得な商品といえる。
この資金をauじぶん銀行の「振込で優遇!円定期預金キャンペーン」の0.3%/3か月に移した。このキャンペーンは利息とは別のキャンペーン分の入金までにタイムラグがあるが、確実に現金がもらえることに変わりはない。お得だ。

www.jibunbank.co.jp

 

楽天銀行の現金プレゼントサービス

楽天銀行では口座保有者向けにバナークリックで現金をプレゼントしてくれる。
大体、月に10円くらいだがこれもチェックしている。

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新生ポイントプログラムへのエントリー

エントリーで1ポイント、ログインで3ポイント、他行からの振込で25ポイントもらえる。ポイントの種類はdポイント、Tポイント、nanacoから選択可能だ。いわゆるポイ活に近いもしれない。

www.shinseibank.com

このような形で楽しみながら少しずつ資金を増やし、投資のための原資を確保している。

あらためて書いてみるとケチだなあと思う。。。

iDeCoをはじめた話

iDeCoをはじめたきっかけ

定期預金でのみで運用している中、相変わらず銀行から新たな商品の紹介を受けることはあったが、ノックイン投信で大損したエピソードや、もう投資はしたくないことを話すと熱心にセールスされるることは無くなった。見込みのない客だと思われたのだろう。私も社会経験を重ねることで、銀行の個室でセールスを受けても舞い上がることはなくなった。

そんな中、2018年上旬に住宅ローンの手続きで銀行を訪れた際、投資信託が嫌ならiDecoには加入していますか?節税になりますよ」としきりにアピールされた。
しかしながら私は銀行が紹介してくる商品を全く信用していなかったので、半ば強引に話を切り上げた。そして、帰宅してからゆっくり調べることにしたのである。

iDeCoの制度説明は以下サイトを参照いただきたい。

www.ideco-koushiki.jp

 

落ち着いて調査してみると、60歳以降まで引き出すことができない点を除けばデメリットはない。拠出分が全額所得控除になり、結果として税金が安くなるため、ほぼ利益が出ることが確定している仕組みといえる。
制度が概ね理解できたところで、iDeCo加入にチャレンジしてみることにした。
但し、今回は銀行には頼らずに自分で勉強すると決めた。


金融機関は楽天証券を選択

iDeCoを始めるにあたり、まずはインターネット上で情報収集を行った。
2008年~2018年の10年間でインターネット上の情報も格段に増えたため、玉石混交ではあるものの、きちんとしたソースをつかめば質の高い情報を集められる。
ざっとまとめるとこのような内容であった。

  1. 手数料を考慮するとネット証券一択
  2. 運用商品はインデックスファンド
  3. 運用開始後はとにかく放置せよ

とりあえず金融機関選びは理解できた。
会社に拠出限度額(私の場合12,000円/月)を確認し、楽天証券の口座を開設した。
同時に楽天銀行の口座も開設。ここまではスムーズに進んだ。

運用期間中かかる費用が最も安い171円の金融機関を選ぼう

私は楽天証券を選択したが、イオン銀行でもSBI証券でも構わない。
iDeCo運用期間中発生する手数料がある。最低でも171円/月かかるが、金融機関によってはそれ以上かかるところもある。以下の比較サイトを見て、171円で運用できるところを選択すべきだ。

特に地方銀行は高めなので要注意。付き合いがあるからといって安易に選択すると、長期間にわたり無駄な手数料を払い続けることになる。月に数百円といっても長期で見ればバカにならないし、その分が投資に回れば複利効果でさらに差がつくことになる。金融機関の選択は非常に重要だ。

www.dcnenkin.jp

銀行が熱心に勧めてきたのは手数料が取れるからだったのか・・・


運用商品?きちんとした知識が必要だ

しかし、この段階でも運用商品についてはよく分かっていなかった。10年前の苦い経験から、訳の分からない投資信託で損したくない。ところが、楽天証券から送付されてきたパンフレットにはたくさんの商品が掲載されている。60歳になるまで長く付き合う商品だ。失敗したくない。運用商品の検討で一気に不安になった。

  • 国内株式
  • 外国株式
  • 国内債券
  • 国債
  • 国内リート
  • 外国リート
  • ターゲットイヤー
  • バランス
  • 定期預金型

具体的に何がどう違うのかよく分からなかった。
この資料を理解するにはきちんとした知識が必要だ。

ネット証券は余計なセールスがなく自分のペースで物事を進められるメリットがある一方、分からないことは自分で調べるしかないというデメリットがある。
しかし、ここで分からないからと言って定期預金型にするのは残念だ。超低金利のためほとんど増えないばかりか、手数料負けするかもしれない。

 

遅まきながら、イチから勉強することを決意!

そこで私は書籍で勉強することにした。
どんな本が良いのか分からなかったため、Amazonで「投資信託」というキーワードで検索し、上位にレコメンドされる書籍を手あたり次第、読んでみることにした。
全部購入すると結構な額になる。節約のため図書館で予約して借りて読んだ。
私が読んだ中で特に役に立ったのは以下の書籍だ。

おすすめの書籍

・はじめての「投資信託」入門: 一番やさしい!一番くわしい! 竹川 美奈子  (著)

 

・☆新・投資信託にだまされるな!: 買うべき投信、買ってはいけない投信 竹川 美奈子  (著)
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・最新版 投資信託はこの9本から選びなさい 中野 晴啓  (著)

 

・お金は寝かせて増やしなさい 水瀬ケンイチ  (著)

 

同じカテゴリの本を何冊か読むのがおすすめだ。
どの本も概ね同じような話が書いてあるので、何が共通項なのかを考えながら読めば全体的なポイントがつかめるはずだ。

 

動画で勉強したい方にはこちらがおすすめ!

本を読むのが面倒だという人はYouTubeでもいい。最近では質の高い動画が無料でアップされていて本当に素晴らしい。例えば、中田敦彦さんのYouTube大学は理解しやすいと思う。

 

www.youtube.com

 

ようやく、まともな金融リテラシーを手に入れる

本当に反省なのだが、これらの書籍による勉強を社会に出る前ににやっておけばよかった
ノックイン投信のこともきちんと書いてあったし、iDeCoの運用を日本の定期預金ではなく米国株のインデックスファンドで行うべき理由もよく分かった。

なぜもっと早くきちんと勉強しようと思わなかったんだろう。バカだった。反省しかない。投資の勉強もしないで銀行窓口のセールスを聞くなど、損しても仕方ない愚行である。

10年前の自分にこれらの本を読ませたい。いや、もっと前だ。大学生?高校生?日本の教育にきちんと取り入れるべきだ!

少なくとも自分の子どもたちにはきちんと説明しよう。
今でも強く感じている思いだ。

 

iDeCoの運用商品を決定!

iDeCoの運用商品は以下の割合で運用することにした。

  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド 50%
  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 50%

 

現在の運用成績(39歳~42歳でどうなった?)

39歳で始めたiDeCo。時系列でみた運用状況は以下の通り。米国株と全世界を分ける必要はなかったかもしれないが、誤差の範囲だろう。

2020年3月がいわゆるコロナショックで、この近辺で投資額に対して評価額がマイナスになっている。このような暴落のタイミングでパニックにならないことが重要だ。その後の回復状況を見ればよくわかると思う。

現段階では以下の通りそれなりに運用益が出ており、成功していると言える

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最後に、上記の運用状況で仮に利益が出ていなかったとしても、これとは別に節税効果が出ている。iDeCoはとにかくお得な仕組みなのだ。

iDeCoの運用状況は定期的にアップしていきいたいと思う。

 

定期預金で着実に資産を増やそう!

大失敗後の10年間

2008年にノックイン投信で大失敗をしてから約10年間は定期預金のみで運用を行った。私は昔から定期預金が大好きで、古くは郵便局のニュー定期の裏ワザなども実践していた。定期預金については低金利が続いていることから、預けても意味がないと思っている方も多いと思うが、リスク管理の観点から、私のように1円も損したくない者にとっては、定期預金は唯一無二の商品だ。

  • 仕組みが非常に簡単で、ネット銀行利用で手間がかからない
  • ペイオフの範囲内であれば元本とその利息が100%保証される
  • 質の悪い投資商品を購入して損するより数倍マシ!

 

低すぎる金利

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問題は金利が低すぎることで、例えばメガバンクであるみずほ銀行の定期預金金利は0.002%だ。これは100万円を1年間運用した場合の利息が20円、税引後は16円という低さである。
さすがにこれでは投資とか運用というレベルではない。
16円という金額は、最近流行りのポイ活に取り組めば、1日で容易にゲットできる。メガバンクの一例を出したが、いわゆる対面型の窓口を持つ金融機関であれば、地方銀行でも信用金庫でもさほど変わらないだろう。

 

ネット銀行を活用しよう!

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定期預金でまともに運用するならば、ネット銀行に口座を持つことは必須だ。ネット銀行に口座を持ったことがない方からすると、窓口・専用ATM・通帳が一切ないことに不安を感じるかもしれない。しかし、一度使ってみればその便利さにすぐ慣れることだろう。同時に振込手数料の無料化等、メリット多数だ。
対面式の銀行に通って並んでいたことが懐かしく感じるようになる。

ネット銀行は概ねどの銀行も似たような仕組みになっている。つまり、一定の金額を入金しておくと、コンビニATMや振込手数料の優遇があるが、少額の運用になると使い勝手は悪く、最悪無駄な手数料をとられかねない。その点は注意が必要だ。

 

私の保有口座と各銀行の特徴

私は下記4行の口座を保有している。口座を増やすことは本意ではないが、それぞれに特徴があり現在に至っている。

    • ソニー銀行
      近年のキャンペーン時の金利は0.13%/1年とお得感は今一つだが、不定期に3か月0.3%の特別キャンペーンが走ることも。使い勝手が良いので10年以上愛用している。

      moneykit.net

 

 

 

 

私の運用状況

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私は定期預金で約2,000万円運用している。0.2%/1年の運用を目標とし、4行の中で最もお得な定期預金商品に定期的に預け替えている。
期待しているリターンは以下の通りだ。

・税引き前利息 40,000円/1年
・税引き後利息 31,874円/1年
 
メガバンクの金額よりはだいぶ投資らしさを感じるのではないか。
投資初心者の方で1円も損したくないという方は、ネット銀行の定期預金がオススメだ。ノーリスクで資金が増やせるので、ぜひチャレンジしてもらいたい。

 

定期預金で利息1万円超

auじぶん銀行の定期預金で1,000万円を0.2%で運用し、1万円以上の利息が付いたときの記録です。テンションが上がりますね!!!

 

定期預金の限界

現在の金利情勢においてはネット銀行でも0.2%/1年程度の運用が限界と感じており、それ以上のパフォーマンスを出そうとすると、他の商品の検討が必要になる。1円も損したくない気持ちはあったが、このままで良いのか悩んでいた。
定期預金以外で資金を増やす仕組みが他に何があるのか。そのあたりに興味を持ち始めたのが2018年ごろの話だ。次回、iDdecoを始めた話としてまとめさせていただく。

 

初めての投資は大失敗

銀行で投資信託を購入するまで

2007年頃。私が20代後半だった頃、初めて投資した際の失敗談である。

社会人となってから5年以上経ち、預金は500万円程度貯まっていた。
この資金は主として定期預金メインで運用していた。
それ以外の運用方法を全く知らなかったからである。

当時は現在よりもずっと金利が高く、ソニー銀行のキャンペーンでは、なんと1%を超えていた時もあったのだ。
このサイトに過去の金利推移がまとまっているので、信じられないという方はぜひ見てもらいたい。

ソニー銀行/ソニーバンク 円 定期預金 金利推移表 2021/09/27

そんな時、付き合いのあった地方銀行投資信託の勧誘を受けることになった。
それまでの人生で銀行窓口での用事と言ったら、口座作成、振込、引出くらいのものだったため、応接エリアでの丁寧な説明に、銀行側から特別なアプローチを受けた感じがして舞い上がってしまった。

説明のポイントとしては以下のような商品であった。

  • 定期預金よりもお得な商品がある
  • リスクはあるが満期まで保有するだけで5%程度の金利
  • リスクというのは日経平均株価があらかじめ定めた価格を下回らないこと

いわゆる仕組債(ノックイン投信)というものだ。
多くの書籍やインターネットのサイトでも買ってはいけない商品として説明がある。
買ってはいけない理由は概ね以下の通り。

  • 素人には理解が非常に難しい商品
  • 株価上昇局面でも一定の利益しか約束されない
  • 株価暴落の可能性は常にあり、ハイリスクである
  • 流動性が極端に低い(解約のハードルが非常に高い)

ただ、皆さん気を付けていただきたいのは銀行側から上記のようなリスクに関する説明はあまりないことである。満期まで持てば高金利が約束されるとか、定期預金みたいなものという形でリスクを非常にあいまいに説明されてしまう。
銀行の名誉のために記載しておくと、絶対に儲かるとかそういう表現ではなかった。定期預金ではないので元本保証はないし、リスクがあるという話はしていた。

結果として私はその銀行に特定口座を作成し、その投資信託を30万円分購入した。今振り返れば特定口座の意味も理解していなかったし、手数料についても考えていなかった。
(恥ずかしながら、30万円が全額投資信託の購入に使われたと思っていた)

リーマンショック!そして償還へ・・・

そんな形で、私はその投資信託保有することになった。
定期預金の頃とは違い、なんとなく投資家になった気分がして誇らしかった。購入してしばらくは日経平均株価を見ていたが、それほど値動きがあるものでもなく、「あらかじめ定めた価格」を下回る気配もないため、すっかり安心しきっていた。

しかし、そんな状況を一気に破壊する事態が発生した。
リーマンショックだ。
16,000円程度で推移していた日経平均株価は大暴落し、一時7,000円を割り込むのである。当然、私が保有していた投資信託の「あらかじめ定めた価格」を下回っていた。

それからというもの、私は怖くて日経平均株価を見ることをやめた。
加えて、自分が保有している投資信託がどうなるのかも考えることをやめた。思考放棄だ。
今考えれば、銀行に問い合わせれば償還条件を教えてくれたと思うのだが、「損をすることが確定した」という事実を受け入れたくなかったのだと思う。

そして迎えた償還日。銀行から償還価格に関して手紙が届く。
30万円分の投資信託は15万円程度になって戻ってきた。無念・・・
しかし、この段階になっても私は「なぜ30万円が15万円になってしまったのか」を理解できなかった。
自分が何に投資したのかもわからない。定期預金みたいなものと安心していたのに、結果を見れば約半分になってしまい大損。悔しかった。

この時の私は「これだけの損がでたのだ。銀行から説明があるのでは?」とかバカなことを考えていた。
しかしながら、当然そんなことはない。投資は自己責任だ。
そして銀行からも特に連絡がないまま時は流れ、当時の私は投資についてこう結論付けたのである。

  • もう二度と投資はやらない
  • これ以上1円も損したくない
  • 今後は定期預金一本だ!

これが私の初めての投資の大失敗談だ。

反省ポイント

さて、冷静になって当時を振り返ってみると、この失敗エピソードの反省ポイントは以下のように感じている。

  • 銀行側からアプローチされて舞い上がってしまった
    (自分は特別だと勘違い)
  • リスクを過小評価してしまった
    (自分だけは損することはないだろうと思いこみ)
  • リスクについて自ら勉強する努力を怠った
    (銀行が提案するのだから安心だろう)
  • 内容が理解できない商品を購入してしまった
    (分からない=恥ずかしいではない)

報道によると昨年のコロナショックでもノックイン投信によって大きく損をした方が大勢いるという。
私が失敗して10年以上経っているのに、相変わらず危険な商品が販売されているし、それを購入してしまう方がいる。結果として私と同じように損をしてしまっている。悔しい。投資について正しい情報を持ち合わせていればこういった商品による被害は防げるはずなのに。

どうかこれ以上、私と同じようにノックイン投信で損をしてしまう方が増えませんように。
願いを込めつつ、私のブログの一番最初にこの失敗談を投稿させていただいた。

はじめに

長引く低金利や老後2,000万円問題。そして、コロナ禍における株高傾向。FIRE。
昨今、何かと投資が話題になっている。
そこで、若かりし頃の失敗談含め、自らの投資経験をブログという形で発信することにした。
机上の空論ではなく実際の経験談を発信することで、社会の役に立つこともあるだろうと考えたからだ。

投資の話題を中心としていくが、原資を捻出するための生活テクニック等も含めることで、読者となってくれた方の知識の向上や、問題解決につながるヒントを提供するなど、付加価値を生むように心がけたい。

自らが発信側になるのは20代の頃にWEBを作って以来、約20年ぶりである。勉強しながら都度改善し、より良いブログにしてゆきたいと思う。

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