1円も損したくないドケチサラリーマンの投資ブログ

初めての投資では銀行で投資信託を購入し、びっくりするほど大損。FIREなんて大きな目標はない。もう1円も損したくないのだ。

iDeCoをはじめた話

iDeCoをはじめたきっかけ

定期預金でのみで運用している中、相変わらず銀行から新たな商品の紹介を受けることはあったが、ノックイン投信で大損したエピソードや、もう投資はしたくないことを話すと熱心にセールスされるることは無くなった。見込みのない客だと思われたのだろう。私も社会経験を重ねることで、銀行の個室でセールスを受けても舞い上がることはなくなった。

そんな中、2018年上旬に住宅ローンの手続きで銀行を訪れた際、投資信託が嫌ならiDecoには加入していますか?節税になりますよ」としきりにアピールされた。
しかしながら私は銀行が紹介してくる商品を全く信用していなかったので、半ば強引に話を切り上げた。そして、帰宅してからゆっくり調べることにしたのである。

iDeCoの制度説明は以下サイトを参照いただきたい。

www.ideco-koushiki.jp

 

落ち着いて調査してみると、60歳以降まで引き出すことができない点を除けばデメリットはない。拠出分が全額所得控除になり、結果として税金が安くなるため、ほぼ利益が出ることが確定している仕組みといえる。
制度が概ね理解できたところで、iDeCo加入にチャレンジしてみることにした。
但し、今回は銀行には頼らずに自分で勉強すると決めた。


金融機関は楽天証券を選択

iDeCoを始めるにあたり、まずはインターネット上で情報収集を行った。
2008年~2018年の10年間でインターネット上の情報も格段に増えたため、玉石混交ではあるものの、きちんとしたソースをつかめば質の高い情報を集められる。
ざっとまとめるとこのような内容であった。

  1. 手数料を考慮するとネット証券一択
  2. 運用商品はインデックスファンド
  3. 運用開始後はとにかく放置せよ

とりあえず金融機関選びは理解できた。
会社に拠出限度額(私の場合12,000円/月)を確認し、楽天証券の口座を開設した。
同時に楽天銀行の口座も開設。ここまではスムーズに進んだ。

運用期間中かかる費用が最も安い171円の金融機関を選ぼう

私は楽天証券を選択したが、イオン銀行でもSBI証券でも構わない。
iDeCo運用期間中発生する手数料がある。最低でも171円/月かかるが、金融機関によってはそれ以上かかるところもある。以下の比較サイトを見て、171円で運用できるところを選択すべきだ。

特に地方銀行は高めなので要注意。付き合いがあるからといって安易に選択すると、長期間にわたり無駄な手数料を払い続けることになる。月に数百円といっても長期で見ればバカにならないし、その分が投資に回れば複利効果でさらに差がつくことになる。金融機関の選択は非常に重要だ。

www.dcnenkin.jp

銀行が熱心に勧めてきたのは手数料が取れるからだったのか・・・


運用商品?きちんとした知識が必要だ

しかし、この段階でも運用商品についてはよく分かっていなかった。10年前の苦い経験から、訳の分からない投資信託で損したくない。ところが、楽天証券から送付されてきたパンフレットにはたくさんの商品が掲載されている。60歳になるまで長く付き合う商品だ。失敗したくない。運用商品の検討で一気に不安になった。

  • 国内株式
  • 外国株式
  • 国内債券
  • 国債
  • 国内リート
  • 外国リート
  • ターゲットイヤー
  • バランス
  • 定期預金型

具体的に何がどう違うのかよく分からなかった。
この資料を理解するにはきちんとした知識が必要だ。

ネット証券は余計なセールスがなく自分のペースで物事を進められるメリットがある一方、分からないことは自分で調べるしかないというデメリットがある。
しかし、ここで分からないからと言って定期預金型にするのは残念だ。超低金利のためほとんど増えないばかりか、手数料負けするかもしれない。

 

遅まきながら、イチから勉強することを決意!

そこで私は書籍で勉強することにした。
どんな本が良いのか分からなかったため、Amazonで「投資信託」というキーワードで検索し、上位にレコメンドされる書籍を手あたり次第、読んでみることにした。
全部購入すると結構な額になる。節約のため図書館で予約して借りて読んだ。
私が読んだ中で特に役に立ったのは以下の書籍だ。

おすすめの書籍

・はじめての「投資信託」入門: 一番やさしい!一番くわしい! 竹川 美奈子  (著)

 

・☆新・投資信託にだまされるな!: 買うべき投信、買ってはいけない投信 竹川 美奈子  (著)
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・最新版 投資信託はこの9本から選びなさい 中野 晴啓  (著)

 

・お金は寝かせて増やしなさい 水瀬ケンイチ  (著)

 

同じカテゴリの本を何冊か読むのがおすすめだ。
どの本も概ね同じような話が書いてあるので、何が共通項なのかを考えながら読めば全体的なポイントがつかめるはずだ。

 

動画で勉強したい方にはこちらがおすすめ!

本を読むのが面倒だという人はYouTubeでもいい。最近では質の高い動画が無料でアップされていて本当に素晴らしい。例えば、中田敦彦さんのYouTube大学は理解しやすいと思う。

 

www.youtube.com

 

ようやく、まともな金融リテラシーを手に入れる

本当に反省なのだが、これらの書籍による勉強を社会に出る前ににやっておけばよかった
ノックイン投信のこともきちんと書いてあったし、iDeCoの運用を日本の定期預金ではなく米国株のインデックスファンドで行うべき理由もよく分かった。

なぜもっと早くきちんと勉強しようと思わなかったんだろう。バカだった。反省しかない。投資の勉強もしないで銀行窓口のセールスを聞くなど、損しても仕方ない愚行である。

10年前の自分にこれらの本を読ませたい。いや、もっと前だ。大学生?高校生?日本の教育にきちんと取り入れるべきだ!

少なくとも自分の子どもたちにはきちんと説明しよう。
今でも強く感じている思いだ。

 

iDeCoの運用商品を決定!

iDeCoの運用商品は以下の割合で運用することにした。

  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド 50%
  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド 50%

 

現在の運用成績(39歳~42歳でどうなった?)

39歳で始めたiDeCo。時系列でみた運用状況は以下の通り。米国株と全世界を分ける必要はなかったかもしれないが、誤差の範囲だろう。

2020年3月がいわゆるコロナショックで、この近辺で投資額に対して評価額がマイナスになっている。このような暴落のタイミングでパニックにならないことが重要だ。その後の回復状況を見ればよくわかると思う。

現段階では以下の通りそれなりに運用益が出ており、成功していると言える

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最後に、上記の運用状況で仮に利益が出ていなかったとしても、これとは別に節税効果が出ている。iDeCoはとにかくお得な仕組みなのだ。

iDeCoの運用状況は定期的にアップしていきいたいと思う。