- 手数料改定により米国株投資が身近に!
- 銘柄選定で迷う。身近なところから選定
- 銘柄選定で迷ったらこの本がおすすめ
- 動画で勉強したい方はこちら
- 購入単位は「ドル」。為替は自動で変換してくれる
- 実際に購入してみた
- 国内株式との違い
- 配当金ゲット!!!
- さいごに
今回は米国株投資にチャレンジした話です。
手数料改定により米国株投資が身近に!
国内株式について勉強している中で、米国株にも興味は持っていた。
特に、最低投資単位が1株なので少額でも投資しやすいことと、配当金が4回/年支払われることに魅力を感じていた。
しかしながら実際の投資に至らなかった理由は当時の手数料の高さである。
これが2019年7月22日以降、下限5米ドルの設定が撤廃されたため、ほとんど手数料を気にすることなく米国株への小額投資が可能になった。
これを機に私も米国株投資にチャレンジすることにした。
- 楽天証券の最低手数料
2019年7月19日の現地約定分まで | 2019年7月22日の現地約定分から |
約定代金の0.45% 下限5米ドル、上限20米ドル |
約定代金の0.45% 下限0米ドル、上限20米ドル |
銘柄選定で迷う。身近なところから選定
米国株においても投資の基本方針は変わらない。
バイ・アンド・ホールド。インカムゲイン(配当金)狙いである。
従って、配当金が出ない銘柄は対象外とした。
さて、私はIT業界に勤務しており、商品の一つとしてお客様にパソコンを購入いただく機会は多い。身近なところから考えて、例えばパソコンと米国株の関係を考えてみるとこのような感じだ。
構成要素 | 商品名 | 関連銘柄 |
---|---|---|
OS | Windows | マイクロソフト(MSFT) |
CPU | Corei5 | インテル(INTC) |
HDD/SSD | - | ウエスタンデジタル (WDC) シーゲイト・テクノロジー(STX) |
グラフィックカード | NVIDIA | エヌビディアコーポレーション(NVDA) |
お客様がパソコンを購入するということは、これら米国企業製のプロダクトが半強制的にセットされることになる。
特に法人向けPC市場においてはOSはほぼ100%Windowsであるし、Officeを同時購入されるお客様も多い。マイクロソフトやインテルの商品は特に意識しなくても売れていくのだ。
CPUについては一部、AMDの商品が出てきているが、多くの場合インテル社製CPUが選択されている。
マイクロソフトやインテルのビジネスは、現場にいる立場としては手堅さを感じている。
調査したところ、この中で最も安価に投資できるのはインテル(INTC)であり、配当金は1.2ドル/年、これを3か月ごとに0.3ドルずつ受け取れることが分かった。
3か月ごとに約30円受け取れるとは面白い。しかも、自らが日々IT機器の選定で接している企業である。よって、初めての米国株投資はインテル(INTC)を選定した。
銘柄選定で迷ったらこの本がおすすめ
米国株は我々日本人が知っている世界的有名企業も多いが、あまり聞いたことがない銘柄もある。
以下の書籍は米国株投資を行う上で非常に参考になるのでおすすめだ。
バカでも稼げる「米国株」高配当投資 バフェット太郎(著)
購入すべき銘柄リストもしっかり記載がありますよ。
動画で勉強したい方はこちら
本を読むのが面倒だという人はYoutubeでもいい。
購入単位は「ドル」。為替は自動で変換してくれる
例えばインテルの株価が1株50ドルだったとする。1ドル100円だとすると日本円で5,000円だ。
これを実際、どのように購入するのか不安だった。ただ、そこは心配しなくていい。
円決済することで、自動的にその日の為替レートを適用してドルに両替された上で自動決済される。
つまり、米国株を日本円で購入する際には2つの手数料が発生する。
- 為替手数料
- 購入手数料
実際の為替レートより少し多めに入金しておくとよいだろう。
実際に購入してみた
2019年8月13日、楽天銀行に株式購入用の資金を入金。
インテル(INTC)を1株注文。約定となった。このように米国株は1株単位の取引が可能だ。
国内課税分を非課税とするためNISA口座で購入した。
約定価格は45.90ドル。手数料を含め、口座から引き落とされたのは4,872円。
これらの計算はすべて自動で行われる。
これで私もインテルの株主だ。
1株だけですけどね・・・
国内株式との違い
- 米国株もNISA口座で購入できるが、非課税となるのは日本の税金分だけだ。
アメリカでの配当税10%は発生する。
※ADR銘柄は銘柄によって税率が異なります。詳しくはこちら。
-
配当金はドルで入金される。
入金されたドルを利用して米国株を購入することも可能だ。その場合、円貨決済ではなく外貨決済を選択すればよい。 -
株主総会の招集や経営状況の報告などは送られてこない。株主優待もない。
米国株の長期保有で得られるベネフィットはシンプル。キャピタルゲイン(株価の上昇)とインカムゲイン(配当金)だけ。
配当金ゲット!!!
2019年12月6日になり、インテル(INTC)から初めての配当金が入金された。
米国株は1年に4回配当金が支払われる。初回は米国での配当課税後で0.29ドルが支払われた。
以降、以下のように3か月ごとに入金されている。
米国株は定期的に増配する銘柄が多い。
インテル(INTC)も2020円3月と2021年3月に増配しているのが分かる。
さいごに
米国株は手数料が引き下げられたことで国内株式と同じように簡単に投資できるようになった。
最低1株から購入できる分、国内株式より最低投資額が低く、チャレンジしやすいともいえる。
また、成長性という観点からも日本株より米国株の方が期待できる。
興味を持った方には、ぜひチャレンジしてもらいたい。