2022年11月の配当金収入を公開。その他、投資トピックスを振り返ります。
配当金収入
2022年11月の配当金収入は合計約3,778円(現地課税後)であった。
昨年と比較すると、米国株のアップルは売却したため姿を消した。アップルからはほとんど配当が出なかったので、プラス域のうちに売却したのは良かったと考えている。
国内銘柄は2022年3月に購入したトヨタ自動車からの配当金が新たに加わった。ビックカメラからも配当金が入り、全体としては日本円換算で4,000円弱とそれなりの金額が入ったと評価している。
なお、米国株は本日現在のレートで円換算して合算している。
内訳は以下の通り。
豊田章男社長からのメッセージ
トヨタ自動車からの配当金通知書には、豊田章男社長からのメッセージが同封されていた。いくつかの銘柄を保有する中、あらためて感じるのだが、トヨタ自動車のIRはしっかりしているし、その内容にはトヨタイズムを感じることができる。
今回の社長コメントは、昨今の社会情勢により新車の納車待ちが長期化していること。そして、それに対する現在の会社の取り組み等、重要なことが記載されていた。その中でも私が特に気になった箇所は以下の文章だ。
こうした取り組みができますのも、中長期目線で保有いただいている株主の皆様のご理解、ご支援のおかげと感謝しております。
そこで、当前半期は減益となりましたが、中間配当は前半から1円増配となる、1株あたり25円とすることにいたしました。
※トヨタ自動車 株主向けメッセージより抜粋
豊田章男社長が重要視する「株主」は中長期目線で保有する株主を指している。年単位で保有してくれる個人株主が増えることにより株価は安定しやすくなり、安定した企業経営につながる。そういった株主に対して、経営陣としてもしっかりと配当を出してゆくということ。
デイトレやクロス取引で瞬間的な利益を狙うのは単なるマネーゲームであり、本質的な意味での株式投資とは異なるのだ。
いや、そこまでは書かれていないよね。。。
行間を読みなさい!私にはそのように読めましたよ。
ビックカメラから株主優待券到着
今回より2年以上継続保有の長期優待扱いとなり、通常の優待券1,000円にプラスして長期優待分2,000円もゲット。計3,000円分の優待券を得ることができた。これはありがたい!
新規投資
新規投資は行わなかった。
昨今の国際情勢から、株価が騰がる要素が少なく、下落するのではないかと読んだから。しかしながら、11月に限って言えば、株価は好調に推移した。私の予想は外れたわけだ。
為替変動の話
11月上旬には1ドル148円付近だった為替レート。11月末には137円付近と1か月で一気に10円近く円高方向に。
金利が高いからと言って、10月の1ドル150円付近の時に外貨預金を契約していたら、今頃含み損である。為替動向なんて誰も分からないのだ。金融機関は安易なセールスは控えてほしい。
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急激な円安が進んだ際「これでは我が社の事業が成り立たない」と大騒ぎし、従業員に負担を求めたり、値上げの決断をした経営陣について。
逆に円高に振れた際には黙っているのをやめてほしい。為替はゼロサムゲームにも関わらず、その悪影響しか表に出してこないのはどうかと思う。
「急激な為替変動の影響で・・・」この枕詞の後にはだいだい悪いニュースがくるという思い込み。これには十分に注意しなければならない。黙っているけど実は大儲けしている組織が必ずあるはず。為替の影響に関するニュースは常に疑ってみるようにしている。
為替は予測不能なのだから、FXというマネーゲームで勝ち続けるのは不可能だ。そのようなマネーゲームからは距離を置き、安定的にお金を増やしやすい投資とはどのようなスタイルだろうか。
実は冒頭の豊田章男社長からのメッセージに行きつくのではないかと思う。「優良企業に中長期目線で投資し、配当金を得るということ」
12月に向けて
12月は1年の中で最も配当金が多くなる予定。
隠れ優待銘柄からも続々と楽しい結果が到着しており、これらはまとめて記事にしようと思う。
株式投資の世界では年末ラリーと言って、ホリデーシーズンに向けて相場が上昇する傾向があるようだが、私は懐疑的に見ている。
12月末権利確定銘柄がお買い得になれば拾ってみようかと思う。