私とオーディオ
私はオーディオ製品に強いこだわりがある方だ。
高校生の頃はアルバイトしてONKYO製のハイコンポのセットを買った。
2000年代前半の大学生の頃には、当時まだ特定店舗でしか流通していなかった、ソニーの業界向けヘッドホン「MDR-CD900ST」を秋葉原まで買いに行った。このヘッドホンは20年以上経過した現在でも、パーツ交換や修理を経て現役稼働中である。
最近ではスペース的にも資金的にも、自宅にコンポを置く余裕がなくなってしまったが、その分、イヤホンにはかなりこだわっている。秋葉原にあるイヤホン専門店「eイヤホン」に入ったら、試聴しながら何時間でも滞在できる自信がある。
いわゆるオーディオマニアだ。
メルセデスベンツの標準オーディオの音質について
一般的に高級車ブランドとして認知されているメルセデスベンツ。エクステリア、インテリアともに高級感のあるデザインはさすがである。
ところで、メルセデスベンツの標準的なオーディオの音質をご存じだろうか。
私はメルセデスベンツ(2015年製Bクラス)に乗っているのだが、その音質を評価すると、国産コンパクトクラスよりちょっと音質が良いと感じるレベルである。クルマとしての遮音性能が高く、スピーカー数が多いのが影響しているのだろうか。ちなみに私のBクラスのスピーカー数は6個だ。
メルセデスベンツだからと言ってものすごく音質が良いわけではない。
ベンツのオーディオを高音質化するならば、購入時に「Burmesterプレミアムサウンドシステム」を選ぶという手があるが、オプションだけで数十万円する内容で、なかなか敷居の高い領域である。
今回は全くお金をかけずに高音質化する方法をご紹介しよう。
イコライザー設定を変更し、音質にメリハリをつける(無料)
ベンツ購入時、イコライザーの初期設定はフラットになっている。フラットというのはイコライザーの数値がすべてゼロになっているということだ。
オーディオにこだわりのない方であればこのままでも良いかもしれないが、少しでも音質にこだわりたいのなら、この設定を変更することをおススメする。
イコライザー設定についてオーディオマニアの間で議論を始めると収拾がつかない。音源を活かすフラットにすべきだとか、ドンシャリでメリハリつけるべきだとか。
高級オーディオの世界であればそういう議論をしても良いのだが、今回はあくまでもベンツの標準オーディオの改善である。
ズバリ、私のおススメ設定はドンシャリ設定だ。
ちなみにドンシャリとは高音と低音をあえて強調するような設定である。安価なオーディオの音質改善設定としては一般的だと思う。
具体的には上記の私の設定数値をを見て参考にしていただきたい。
設定のポイント
必ず初期値を控えておくこと。システムエンジニアとしてもこれは基本中の基本である。
全てフラットの初期値ならわかりやすいが、そうでなかった場合、あれこれいじっているうちに最初の状態に戻せなくなる恐れがある。
おススメはスマホで設定前のイコライザー画面の写真を撮っておくことだ。
私のベンツの場合、イコライザー設定はソース毎に記憶されるようだ。
つまり、ラジオのイコライザー設定、テレビのイコライザー設定、Bluetoothオーディオのイコライザー設定という感じで、ソース毎に設定する必要がある。
ちょっと面倒だが、一度Bluetoothオーディオで設定値を決めてから、同じ値に設定するのがおススメである。
まとめ
イコライザー設定は物理的な改造を施すことなく、オーディオの周波数ごとに音量を調整できる機能であり、簡単で便利なものである。もし、この設定を一度も変更したことがない場合、変更することで結構音質が変わると思う。
費用も一切かからないので、ご興味ございましたら是非チャレンジしてみてください。
おまけ
私が一人でドライブをするときに好んで聴く曲は、竹内まりやさんの「元気を出して」である。
もともとは薬師丸ひろ子さんの曲として1984年にリリースされたが、その後1988年にセルフカバーされた。山下達郎さんと薬師丸ひろ子さんによる豪華コーラスがまた良い。
~人生はあなたが 思うほど悪くない~
私が"うつ"で苦しんだときに何度も聴いて心救われた曲。
最近ではアサヒ「マルエフ」のCMに採用されている。
映像もほっこりする内容で、クリエイターのセンスの良さを感じる。