- はじめに
- オレンジカードって何?
- オレンジカードの発行会社
- 国鉄オレンジカードはまだ使えます
- これが国鉄オレンジカードだ!
- 購入する前に注意!
- おまけ:貴重な80年代アイドルカード
- オレンジカードの使い方
- まとめ
はじめに
以前、オレンジカードを使った節約に関する記事を書いた。これが意外と好評であり、Google検索からの流入分析でも一定の実績がある。
そこで今回は、第二弾「国鉄オレンジカード」について解説したいと思う。
オレンジカードって何?
若い世代では知らない方も多いと思うが、オレンジカードとはJRの切符を購入することができる磁気カードのことだ。
2023年12月現在、オレンジカードは3,000円、1,000円、500円券であれば利用可能である。(5,000円、10,000円の高額カードは既に利用停止となっており、2023年3月31日まで払い戻し対応のみとなっている。)
2013年3月31日限りで新規発売を終了しているため、現在の入手経路は金券ショップやヤフオク等の個人間売買に限られる。需要が少ないため、額面以下で入手できるのが魅力だ。東京・神田のチケットショップでは1,000円券が960円で販売されている。
オレンジカードの発行会社
オレンジカードの発行会社は下記7社である。発行会社名は券面に記載されているからすぐに判断できる。ちなみに、どの発行会社のものであっても日本全国のJR各線で利用可能だから、特に心配する必要はない。
あれ?JRは分かるけど、日本国有鉄道って何?
最近の若い人は国鉄と言ってもピンときませんよね・・・
日本国有鉄道(にほんこくゆうてつどう、にっぽんこくゆうてつどう、英語: Japanese National Railways、英略称: JNR)は、日本国有鉄道法に基づき日本の国有鉄道を運営していた公共企業体である。通称は国鉄(こくてつ)。
経営形態は政府が100%出資する公社(特殊法人)であり、いわゆる三公社五現業の一つであった。
鉄道開業以来、国営事業として鉄道省などの政府官庁によって経営されていた国有鉄道事業を、独立採算制の公共事業として承継する国(運輸省)の外郭団体として1949年(昭和24年)6月1日に発足した。
1987年(昭和62年)4月1日の国鉄分割民営化に伴い、政府出資の株式会社(特殊会社)形態であるJRグループ各社及び関係法人に事業を承継し、日本国有鉄道清算事業団(1998年(平成10年)10月22日解散)に移行した。
JRへの移行に際して、東日本旅客鉄道(JR東日本)が決めた愛称「E電(イーでん)」は全く浸透しませんでした(笑)
国鉄オレンジカードはまだ使えます
日本国有鉄道(国鉄)は現在存在しない組織ではあるけれども、国鉄発行のオレンジカードもまだ使えるから安心してほしい。
国鉄発行のオレンジカードは1985年~1986年の2年間分しかないんでしょう?37年も前のオレンジカードなんて現存しているの?
そんな声もあろうかと、今回は貴重な現物を公開します!
これが国鉄オレンジカードだ!
1986年発行の未使用品である。しつこいけれどこれら全て、神田で960円で販売されているのだ。
フォントやデザインがちょっと古臭いね。
昭和レトロですね。まだネットもスマホもなかった時代。現金から磁気カードになるだけでスゴイ変革だったんです!
購入する前に注意!
オレンジカードの入手リスクとしてオレンジカードが利用可能な券売機が既に撤去され始めているということ。私は首都圏で生活しているので、まだオレンジカードを利用可能な券売機が現役で稼働しているが、首都圏以外で同じようにオレンジカードを利用可能かどうか分からない。
首都圏以外にお住まいの方でオレンジカードを購入してみようと思ったら、購入する前に、最寄り駅でオレンジカードが利用可能かどうか調べてから購入することを推奨する。
おまけ:貴重な80年代アイドルカード
昭和の時代に大量に発売されたオレンジカードは券面もその時代を反映したものになっている。最近入手した中で興味深かったのが、南野陽子さんのカード。
当時はプレミアカードだっただろうね。
アイドルカードはJR西日本発行が圧倒的に多いように感じます。当時の経営陣の意向でしょうか。
オレンジカードの使い方
最後に、オレンジカードや切符を知らない方のために、オレンジカードの使い方を説明しておこうと思う。
- 駅についたら切符販売機に向かう
- 目的地の駅までの運賃を確認する
- 券売機にオレンジカードを挿入し、目的地までの運賃ボタンを押す
- 切符が出てくるので、これを自動改札機に通す
- 目的地についたら切符を自動改札機に入れる。切符は回収される
ちなみに、オレンジカードを利用して切符を購入すると「カ」のマークが入ります。
まとめ
もし近くのチケットショップにオレンジカードが安く売られていたなら、昭和の時代にタイムスリップした気分になって、オレンジカードを使ってみてはいかがでしょうか。昭和の時代の券面デザインはどこか古さを感じますが、そこがまた魅力でもありますね。