【2024年12月29日追記】東京・六本木のMercedes meは2024年9月30日にて閉店となりました。この記事は2021年当時の過去の情報となります。ご注意ください。
2021年も今日で最後。いつもブログをお読みいただいている読者の皆様には感謝申し上げます。
さて、大晦日ぐらいはお金のことから離れて、趣味の話題で今年を締めたいと思います。
12月28日。この日は少し早く仕事を終えることができ、都内を散策する時間ができた。
さて、どこに行こうか。
そうだ、ベンツ乗りに行こう!(笑)
ということで、六本木のMercedes meへ。
- お目当ての車種はメルセデス・ベンツ EQC
- Mercedes meに到着
- TRIAL CRUISEカウンターで受付
- メルセデス・ベンツ EQCのエクステリア
- メルセデス・ベンツ EQCのインテリア
- エンジン始動でなく、モーター起動
- とにかく静かだ!
- クルマとしての頑丈なつくりはメルセデスメンツそのもの!
- 電気自動車について
- 電気自動車の未来
お目当ての車種はメルセデス・ベンツ EQC
最近は予約なしだと試乗枠が一杯のことが多いため、実は前日に予約しておいた。
私はこれまで一度も電気自動車を運転したことがなかったので、今回は初めての電気自動車ということで、メルセデス・ベンツ EQCを選択した。
最近は予約システムもしっかりしており、予約直後にリマインドメールが来るし、前日にも再びメールが来る。これなら、少し先の日程で予約しても安心だろう。
Mercedes meに到着
さっそく六本木のMercedes meに到着。
Mercedes meの正面では「Mercedes-AMG CLA 45」がお出迎えだ。カッコイイ!
ここに来る途中いつも感じるのだが、六本木交差点から246青山通りに至る道。
走っている車の車種が異常である。フェラーリ、ランボルギーニ、マイバッハがバンバン走っている。ポルシェやベンツSクラスは全く普通の感覚だ。
私の乗っているベンツBクラスなどここではもう・・・(笑)
この通りを少し眺めているだけでも、「富裕層って本当にいるんだな」と感じる。タイミングによってはモーターショーを見るよりよっぽど面白かったりするから、クルマ好きの人にはお勧めしたいスポットである。
さらに奥のスペースでは「Mercedes-Maybach S-Class」が展示中だ。
プライスは3,000万円弱で、完全に富裕層向け。
このクラスの車になると、憧れというレベルは通り越してしまいます。
TRIAL CRUISEカウンターで受付
今回は予約済みなので、その旨TRIAL CRUISEカウンターに伝える。運転免許証を提示し、iPadで受付処理を行う。この辺りは受付の方の対応はいつも丁寧で気持ちが良い。この日は10分ほどでクルマ(メルセデス・ベンツ EQC)を準備してくれた。
メルセデス・ベンツ EQCのエクステリア
今回試乗したメルセデス・ベンツ EQCのエクステリアである。
通常のメルセデスベンツと比較し、「EQ」で始まる電気自動車のシリーズは、一目でそれとわかるデザインとなっていることが特徴だ。具体的にはちょっと近未来っぽい丸みを帯びたデザインだろうか。
私個人としては、通常のガソリンモデルのデザインに慣れているので、こちらのデザインは少し違和感があるが、今後モデルチェンジを経てだんだんと洗練されていくのだろう。
リアのデザインは最近流行の横長テールランプが採用されており、綺麗にまとまっている感じだ。全体的な雰囲気はメルセデスベンツの世界観そのものである。
メルセデス・ベンツ EQCのインテリア
インテリアもガソリンモデルとそれほど変わりなく、メルセデスベンツならではの高級感を持ったインテリアとなっている。
所々に、青く光る部分があるところなどは、EQシリーズの特徴かもしれない。
中央のインフォメーションパネルには様々な情報を表示することができるが、電気自動車の特徴としては、燃費ではなく電費。近くの充電スタンドを探す機能が搭載されている。
エンジン始動でなく、モーター起動
乗り込んでからシートポジションを合わせて、シートベルトを締める。ここまでは通常の車と一緒だ。
その後、ブレーキペダルを踏んでモーターを起動。エンジン始動でないから一切音が出ない。ハイブリッドカーでもそうかもしれないが、私は普段、ガソリン車に乗っているので、音が出ないこと自体なかなか新鮮である。
とにかく静かだ!
シフトレバーをDポジションにして、ゆっくりアクセルペダルを踏みこむと、スーッと静かに動き出す。
全く無音のまま、ウィンカーやエアコン、ロードノイズの音だけが入ってくる。エンジン音は全くない。
ちなみに、ベンツのガソリン車だと7速ATまたは9速ATだから、シフトチェンジ音が分かりやすいが、電気自動車にシフトという概念はない。例えるならCVTのような感じで、リニアに加速していくイメージだ。
クルマとしての頑丈なつくりはメルセデスメンツそのもの!
今回試乗したEQCはガソリンモデルのGLCベースで開発されているということで、走る、曲がる、止まるの基本性能はメルセデスベンツそのものの味付けだ。運転していても全く違和感なかった。また、実は車両重量2t超とのことだったが、それを感じさせない必要十分な加速性能であった。
電気自動車について
いくつか気になっていたことを、試乗に同席してくれたプロダクトエキスパートの方に教えていただいた。私の感想とともに記載しておく。
航続距離について
カタログ値で400kmだが、現状それほど走れない。
満充電でもおおよそ300kmくらいだろうか。これについてはまだまだ発展途上と考えてよいだろう。また、日本では充電ステーションが少ないから、現時点で自家用車とするならば、自宅充電&近所の走行がメインとなるのではないかと感じた。
オイル交換という概念は?
オイルは入っていないのでオイル交換という概念はない。
バッテリーについて
バッテリー交換は必要ない。仮にバッテリーを交換するとなると、数百万円の出費となる。万が一、性能劣化が発生した時のために8年間の保証がついており、保証期間内に一定以下の性能となった場合、保証内での対応となる。メルセデスケアみたいなものだ。
バッテリー交換に数百万円かかるとなると、バッテリーの寿命=クルマの寿命となりそうだ。8年間で乗りつぶすというのは少々早すぎないだろうか。
普及が進んでくればサードパーティから互換バッテリーの対応も出てくるだろうか。中古車の価値にも影響してきそうである。
電気自動車の未来
2021年の日本ではまだまだ電気自動車は普及していない。見かけるとしても、テスラがちょっとだけ走っていたり、郵便配達のバイクが電動化されているくらいの印象だ。
しかし、中国やヨーロッパ諸国では電気自動車が普及し始めている。日本でも海外勢だけでなく、国内メーカーのトヨタ、日産、ホンダあたりが本格的に電気自動車をリリースし始めると、一気に景色が変わってくるかもしれない。その頃には充電スタンドや航続距離の問題もだんだんと解決されていくことだろう。
私が今乗っているベンツは当分、買い替える予定はないが、次の車はガソリンか電気自動車か。場合によっては今の車が最後のガソリン車になるかもしれない。
ちなみに、今回試乗したEQCは895万円から。EQAだともうちょっと安いのかな(笑)