- 築20年の自宅。台所シンク下が臭う
- 原因はパッキンの劣化
- パッキンは、ネット上またはホームセンターで入手可能
- ネット上の動画を参考に自ら交換する
- 作業時の注意
- 恐ろしい異臭を放つ20年物パッキン
- パッキン交換し、再組付け。不快な臭いから解放される
- シンク下から変な臭いがしていませんか?
築20年の自宅。台所シンク下が臭う
築20年の我が家。水回りには様々なトラブルが発生し、都度修繕してきた。今回は台所シンク下のわずかな水漏れである。
調査したところ、下記写真部分からの水漏れであることが発覚した。
わずかな水漏れとは言え、漏れているのはきれいな水ではない。汚水が少しずつ漏れ出し、そのまま乾いたり溜まったりすることで、シンク下のキャビネット内からは何とも表現しがたい臭気が漂っていた。
原因はパッキンの劣化
我が家のシンク周りはサンウェーブ工業製であるが、既にサンウェーブ工業自体はLIXILに吸収合併されて解散しており、純正消耗品の提供は終了している。
インターネット上には同様のトラブルを修繕したという情報がいくつか見つかった。ネット上の情報によると、ゴムパッキンの劣化による可能性が高い。
このパッキン自体は汎用性のあるもので、下記のSANEI株式会社製造のゴムパッキンを流用できるようだ。
なお、本当に流用できるかどうかは適用してみなければわからない。
組付けてみてNGだったとしても、このような衛生商品は返品できないから自己責任の覚悟が必要だ。とは言え、投資額は数百円程度だから試してみる価値は十分にある。
パッキンは、ネット上またはホームセンターで入手可能
手配前に必ずパッキンの外径サイズを確認すること。
外径寸法178mmのSサイズと、185mmのMサイズの2種類がある。
ネット上でも手配できるし、近くにホームセンターがあれば入手可能だ。私は今回は近くのホームセンター(ロイヤルホームセンター)で入手した。Sサイズで317円(税込み)である。
ネット上の動画を参考に自ら交換する
ありがたいことに、同様の事象の交換作業を動画でアップしてくださっている方がいらっしゃる。動画も参考にしながらパッキン交換作業を実施した。
なお、シンク下のプラスチック部品を回して外す際、専用の特殊工具が準備されているが、この工具自体それなりに高いのと、他に用途もないので私は手配しなかった。
力いっぱい回すことでプラスチック部品を回すことができ、パッキン交換作業を実施できた。状況にもよるが、この工具の手配は必須ではないことを追記しておく。
作業時の注意
この作業はとにかく臭い。換気しながらの作業をおススメする。また、汚水が飛び散る可能性が高いため、シンク下スペースに収納されているモノは、あらかじめ退避させておこう。
また、パッキンを外した状態のシンクはステンレスが鋭利な状態となっている。手を切らないように十分注意されたい。
恐ろしい異臭を放つ20年物パッキン
原因となっていた20年物パッキンは著しく劣化しており、その隙間にゴミくずが挟まって腐敗。ドブのような異臭を放っていた。こんなものが家の中にあったこと自体、恐ろしい。
パッキン交換し、再組付け。不快な臭いから解放される
外径寸法を確認していたので、パッキンをピタッと組付けできた。水を流して確認したところ、水漏れは発生していない。やはり原因はパッキンだったのだ!
その後、周辺を徹底的に洗浄。シンク下の養生もすべて新しいものに張り替える。数日経過すると、キッチン周りの不快な臭いが消え去った。
人間の鼻は恐ろしいもので、あの不快な臭いに慣れてしまっていた。こんなに空気が違うなんて、早く作業しなかったことを反省した。
シンク下から変な臭いがしていませんか?
ご自宅のシンク下から変な臭いがしていないだろうか?
「シンク下ってもともと臭いでしょ!?」と思い込んではいけない。水が漏れて腐ることで、カビや雑菌の繁殖にもつながるし、汚水漏れを放置して良いはずがないのだ。
入居間もない物件であればこのようなことに遭遇することは少ないと思うが、私のように築20年クラスだと要注意だ。
資金に余裕のある方なら水道業者を呼ぶのが一番確実なのだが、出張費・作業費を考慮すればそれなりの費用は請求されるだろう。悪徳業者に当たると法外な料金を請求される可能性すらある。
物価高が続く厳しい時代、できる作業は自分で実施し、キャッシュを大切にしよう。