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【高校受験】勉強が苦手な子どもを日東駒専大東亜帝国レベルの大学付属高校に確実に合格させる戦略

この記事はこんな人に向けての内容です
・中学生までのお子さんをお持ちの方
定期テストでは平均程度のスコアで、勉強は苦手
日東駒専大東亜帝国レベルの大学には行かせておきたい
・できれば浪人させたくない
・高校~大学にかかる教育費を最小化させたい

はじめに

中学生までのお子さんをお持ちの方にとって、高校受験から大学受験をどのように乗り切るかというのは重要なテーマだと思う。

放っておいてもペーパーテストのスコアが取れるような、比較的勉強が得意な子供なら良いが、普段自発的に勉強に取り組むことがなく、テスト前に少しだけ勉強して、結果として平均程度のスコアしかとれないような、勉強が苦手な子どもだと悩ましいものだ。

まさにそのような感じだった我が子について、この度の2022年度入試で某大学付属高校に単願推薦で合格させることができた。

今回、我が子の入試を終えて、この3年間の苦労を「勉強な苦手な子どもを日東駒専大東亜帝国レベルの大学付属高校に確実に合格させる戦略」として振り返り、一つの記事としてまとめたいと思う。特に、これから中学生になるお子さんをお持ちの方には参考になるのではないかと思う。

なお、この記事はブログ開始後初の10,000字overのコンテンツとなっている。
どうかご了承いただきたい。

 

基本戦略

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ペーパーテストのスコアが平均程度ということになると、偏差値では40~50程度になってくる。勉強が苦手であることを考えると、この偏差値レベルが今後大きく上昇する可能性も低いだろう。

私の場合、中学校1年生から子どもを進学塾に通わせる等、偏差値を上げるために相応の投資をしてきた。最初の塾では成果が上がらなかったので、途中、塾は1度変更した。しかし残念ながら、偏差値に上昇傾向は見られなかった。

我が子のことになると「手間や資金をかければ偏差値が上がるのではないか」といった根拠のない期待をしてしまいがちだ。特に親自身がある程度勉強ができた人だと、できない子どもの気持ちは理解できないからなおさらだ。

しかし、改めて冷静に振り返ってみると、その子の基礎学力というものがあり、塾に行かせたくらいで偏差値を大きく変化させるのは難しいと思う。したがって、基本的な偏差値は中学1年生の終わりごろには判断してしまってよいと思う。

親としては「もっといい大学に行ってほしい」と思ったとしても、割り切りも必要だ。

 

高校の先の大学入学を考えた時、偏差値40~50程度だと、首都圏では日東駒専大東亜帝国レベルとなる。2022年現在、文部科学省の大学定員厳格化によって、このレベルの大学でも決して入るのが易しい時代ではなくなっている。

よって、判断のタイミングとしては少し早いが、中学校2年生くらいの段階で、このレベルの大学で良いと思うならば、浪人せずに内部推薦で確実に進学できる大学付属高校が重要な選択肢になる。

大学付属高校は私立高校だから、学費は安くない。ざっくり年間100万円は見ておいた方がいだろう。それでも、県立高校&進学塾への投資、さらに浪人するリスクをヘッジできると考えれば、投資としては悪くない判断だ。

大学のレベルを日東駒専大東亜帝国レベルの大学で良いと割り切ってしまい、大学付属高校にさえ入れてしまえば、今後7年間で発生するおおよその教育予算を確定させることができる。これは、今後様々なライフイベントに予算を付けていく中で、かなり重要なことだと思う。

 

大学付属高校に進学させる方針を決めたとして、次に考えるのは入試の形式だ。

ペーパーテストのスコアが平均程度で勉強が苦手な子どもを、一般入試に臨ませるのは非常にハイリスクと言わざるを得ない。当然、「滑り止め」と言われるような確実に合格するレベルの学校も含め、複数の学校を組み合わせて受験することになるが、それでも一般入試というのは「全落ちする」というリスクを完全に排除できるものではない。

よって、入試の形式として一般入試ルートは回避し、推薦入試を検討することになる。
調査を進めれば自ずと、確実に合格できる可能性が非常に高い「単願推薦」に行きつくはずだ。

ちなみに我が子の場合、中学3年時に模試を受験させたが、いわゆる合否判定率に愕然とした。日東駒専大東亜帝国レベルの大学付属高校でさえ、合格可能性が50%以下だったからだ。

この時、推薦入試で行くしかないと決意した。

 

日東駒専大東亜帝国の大学付属高校一覧

以下のサイトに詳しくまとまっているので、皆様がお住いの場所から通学可能な学校があるか、ぜひ確認してみていただきたい。

最初はホームページを見るだけでも良い。情報収集はなるべく早期に始めるようにしよう。

fuzoku-school.jimdofree.com

 

fuzoku-school.jimdofree.com

 

大学への内部進学率は調査しておく

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日東駒専大東亜帝国レベルの大学付属高校は複数あり、それぞれ内部制度も異なっている。親として重要なのが、「普通に行けば大学に進学できるか」ということだ。その「普通」の基準を調査しておいた方がいい。

例えば、専修大学東海大学の付属高校は希望すれば内部で進学できる可能性はかなり高い。一方で東洋大学は内部進学率を絞っており、希望者の60%程度という数値もある。こうなると、せっかく学費の高い大学付属高校に入学させたとしても、内部での限られた枠を勝ち取るために、さらに進学塾に投資する必要が出てくる。

そもそも、勉強が苦手な子どもなのだから、普通に過ごしても大学に進学できない可能性があるというのはかなりのリスクだ。したがって、志望校選定において内部進学率は詳細に確認しておいた方が良い。学校説明会で質問しても良いし、直接電話して入試担当に聞いてみても良いだろう。


単願推薦の仕組み

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単願推薦入試とは、合格したら必ずその高校に入学するという約束のもとに実施される入試だ。それぞれの高校の入試倍率はWEBで確認してもらいたいが「1.0倍」という学校が多い。

つまり、出願=合格だ。

もちろん、作文、面接、3科目等の形式的な試験は実施するが、不合格になることがない。

 

「なんだ、単願推薦に出願すれば楽勝じゃないか。」と思ったかもしれない。
いや、違う。
出願するまでが大変なのだ。


単願推薦でも不合格になる高校もある

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日東駒専大東亜帝国レベルの大学付属高校だとほとんどの高校が単願推薦試験の倍率は1.0倍。
つまり確実に合格できることになっている。
しかしながら、例えば「日大習志野高校」といった偏差値の高めの高校では、単願推薦形式であっても不合格になっている実績がある。
したがって、志望校選定のタイミングで単願推薦入試の倍率を調査し、不合格者が出ているかどうか必ず確認しておくべきだ。


出願条件

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出願条件はWEBの募集要項に記載されている高校もある。
例えばこんな感じだ。

 

【5教科20以上 かつ 9科34以上】
ただし、成績一覧表に記載されている内容が、次の要件を全て満たしている生徒
①9教科中、2以下の評定がないこと
②3年次の欠席日数が、10日未満であること

 

欠席日数は読んで字の通りだが、数字のところは読み慣れた人でないと少しわかりにくいだろう。
つまり、これは中学校の通知表の数字だ。
5教科というのは「国語、社会、数学、理科、英語」
9教科はそれに次の科目を加えたものだ。「音楽、美術、保健体育、技術・家庭」

出願条件に使う通知表はいつの成績か

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「5教科20以上」ということは、通知表でオール4以上ということだ。

つまり、これを満たしていれば大学付属高校の単願推薦に出願でき、出願=合格ということだ。

では、この成績はいつの成績なのか。一番良い時のものを採用してくれるのだろうか。そんなことは無い。多くの高校では3年生の2学期の通知表を採用する。

つまり、3年生2学期の通知表が推薦入試においては重要で、別な表現として内申点」と呼ばれることもある。

日東駒専大東亜帝国レベルの大学付属高校の単願推薦に必要な内申点の目安

実際には各学校のホームページを確認して出願条件を確認していただきたいが、日東駒専大東亜帝国レベルの大学付属高校の単願推薦に必要な内申点の目安を記載しておこう。

  • 日東駒専レベル:5教科20以上(5教科オール4)
  • 大東亜帝国レベル:5教科17以上(5教科で4が2つ以上)

いかがだろうか。お子さんの通知表を確認してみてほしい。

日東駒専レベルは「オール4以上」とさらっと書いているが、現在、通知表の評価で「4」をとるのは結構難しいのだ。従って、勉強の苦手な子どもが普通に中学校を過ごしていると、かなり厳しい基準ということを理解していただきたい。

ただし、この基準に満たないからと言って諦めないでほしい。後述する加点項目で何とかなる場合もあるのだ。ここに書いたのはあくまで目安である。


ペーパーテスト95点なのに通知表「3」!?

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この戦略を考えるには、中学校の通知表のつけ方を理解しておかなければならない。

2021年の学習指導要領の改訂によって、中学校における通知表のつけ方が大きく変化した。

 

それまでの通知表は
「関心・意欲・態度」
「思考・判断・表現」
「技能」
「知識・理解」の主に4つの観点だった。

 

これらが中学校では2021年から、
「主体的に学習に取り組む態度(主体性)」
「思考・判断・表現」
「知識・技能」の3つの観点に変わった。これを3観点と呼ぶ。

 

各項目の詳細については明らかにされていないが、例えば数学での3観点評価が以下のように設定されていたとする。

「主体的に学習に取り組む態度(主体性)」 = 授業態度
「思考・判断・表現」 = 日々の宿題の提出とその品質の評価
「知識・技能」 = ペーパーテスト

これらの3観点に評価者(担当教師)がそれぞれ、A(良)~C(悪)を振っていくのだ。

 

例えば、
「授業態度は普通、宿題の品質は普通でたまに忘れる。ペーパーテストは95点」という事例。

この場合、3つのアルファベットの組み合わせは「BBA」になる。多くの中学校では「BBA」はほぼ「3」だろう。事例によっては「4」がつくかもしれないが、可能性は非常に低い。「5」を付ける場合、「AAA」か「AAB」等、内規があるはずだ。

 

ここで多くの読者の方は疑問を持たないだろうか?
ペーパーテスト95点なのに通知表「3」とはおかしくないか?
アラフォーの私の経験では中学校でペーパーテストで95点とれば通知表は「5」になった。つまり、昔と今では評価基準が異なるのだ。

したがって、良い内申点を取りたければ、ペーパーテストでハイスコアをマークするだけでなく、宿題もきちんと提出し、授業態度も良好でなければならない。それもすべての科目においてだ。

反抗期真っ盛りの中学生。これはなかなか厳しい。とりわけ、男子には厳しいと思う。

 

ちなみに、2020年度から2021年度に評価基準を変更したたため、私の子どもの学校では、従来「5」だった成績が「3」に下がる事例がかなり見られたようだ。逆に、ペーパーテストはあまり良くなくても、「4」となる事例も見られる。

 

推薦入試への出願基準となる3年時に評価基準を変更するというのは、政策としてはかなり問題があると言えると思う。しかし、この制度で既に運用が開始されてしまっているので、今更文科省を批判しても仕方ない。

通知表スコアを最大化する戦略について検討してみよう。


勝負は中学校入学時から始まっている

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「なるほど。3年生2学期の通知表で良い成績を取れば良いのか」
「分かった分かった。その時だけ頑張るよ。」

このように考えたのならば、それは大きな間違いである。なぜか。

 

前述の3観点評価。
「主体的に学習に取り組む態度(主体性)」
「思考・判断・表現」
「知識・技能」

 

特に気を付けたいのが、ペーパーテストと同じくらい「態度(主体性)」を評価していることだ。

普段、教師に悪態をつくような態度の人間が、3年生の2学期だけ品行方正に過ごしたところで、最高評価「A」を得られるだろうか。難しいということは言うまでもないだろう。

 

ここで企業における人事考査のつけ方を参考に考えてみよう。

人間の能力を正当に評価するのは難しい。したがって、企業の人事査定をする際には、評価基準が設定されている。

 

分かりやすいのは営業の評価だ。予算(販売目標)を未達はC、100%達成はB、120%以上達成はAのように基準を設けておく。評価期間中の売り上げを集計すればオープンな評価につながる。(実際は相対評価だから、全員が120%達成すると、その中で優劣をつけることになるが)

 

さて、企業内でも難しいのが間接部門の評価だ。総務部、営業企画部、品質管理部等、評価に直結する予算を持っていないので、各担当者の優劣をオープンな基準で評価することが難しい。そこではまさに、前述の3観点ではないが、「態度(主体性)」を見ていることも多い。一言でいえば上司の主観だ。

一般論として、間接部門では一度格付けされた評価を変化させるのが難しい。評価者が変わる、評価基準が変わる、所属組織が変わる、これらが発生しない限り、評価は固定と思った方が良い。

 

話を中学校の通知表に戻そう。

私は中学校の通知表は企業内の間接部門の評価に似ていると思う。一度ついたその子のイメージを覆すのは容易ではない。

したがって、中学校に入学して最初の通知表が極めて重要な意味を持つのだ。
「ああ、この子はきちんとしているな」こういうイメージを評価者(教師側)に持たせることが、戦略上極めて重要となる。

なんだゴマすりか、媚を売るのか、と思われるかもしれないが、そういう側面もあるだろう。しかし中学生にこんな処世術のような話をしなければならないなんて、心苦しいものだ。


通知表についてクレームを出せるのか

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中学校3年生2学期の通知表で単願推薦に出願できるかどうかが決定してしまう。

単願推薦に出願=合格だから、大げさに言ってしまえば人生における重要な決定だ。この通知表の内容について、我々(保護者と生徒)は受け入れるしかないのだろうか。

 

我が子の場合、中学校3年生1学期の通知表を受け取ったとき、事件が起きた。それまでの2年間、だいだい5教科で17だった。つまり、2科目が4で他3科目は3くらいの成績だった。中学3年生でもペーパーテストの成績はあまり変わらなかったので、5科目17で受験できる大学付属高校を調査していた。

 

それが、中学校3年生1学期の通知表では5教科で15。つまりオール3だ。
調査してみるとわかるが、オール3では、日東駒専大東亜帝国レベルの大学付属高校レベルでも単願推薦での出願はほぼ不可能である。

一体何がまずかったのか。我が子はパニックになり、泣き叫んだ。

 

さて、親としてここから何ができるのか。学校にクレームを入れることで通知表を変えられるのか。結論から言うとクレームを入れたところで通知表の数字が変わることは限りなくゼロである。そんなことを認めたら、終業式の日はクレームだらけになるだろう。評価側としても担当教師だけでなく、管理職の承認も得た書類であるから一応の正当性が保証された正式書類なのである。

 

しかし、評価における提出物の評価においては、単純に評価側の確認ミスがあるかもしれない。(提出していたのにしていないことになっている等)

また、評価基準が「態度(主体性)」のようなものは非常にあいまいだから、
納得できないものもあるだろう。

 

よってクレームではなく、その成績となっている根拠の説明を求めることはできる。端的に言えば、なぜ「3」なのか。何が足りていないのか。そして、今後の3年時2学期の通知表で「4」にするにはどうすれば良いのか。これを教師との個別面談で確認することはできる。

 

中学校3年生1学期の通知表に納得できなかった場合、夏休みに入る前に早めに個別面談を設定しておいた方がいい。その場では、具体的な志望校と単願推薦の出願基準なども提示し、入試戦略も具体的に伝える。多少前のめりになって、「これは面倒な親だ」と思われるくらいでもちょうどいい。放っておいてもいい方向には解決しないので、このフェーズでは親が介入した方が良いと感じる。

 

私の場合、中学3年生の夏休み明けに担当教師との個別面談を設定してもらった。往々にして個別面談では親の知らなかった学校での子どもの姿が見えてくる。実は課題を提出していなかった、等々。

個別面談で指摘された内容は真摯に受け止め、改善していくべきなのは言うまでもない。


通知表「2」は一発アウト

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多くの高校では「2以下の評定がないこと」を基準としている。

よって、3年生2学期の通知表で一つでも「2」がついたら、この戦略はすべて破綻する。ある科目の教師と馬が合わないなど、個別の事情はあるかもしれない。しかし、そういう言い訳は高校側には一切通用しない。くれぐれも注意が必要だ。


中学3年生2学期の通知表確定前の事前通知

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一度確定した内申点は変更できない。

そして、中学3年生2学期の通知表は内申点と呼ばれ、高校の推薦入試に出額できるかどうかの判断基準となる。したがって、この内容が極めて重要な意味を持つことはこれまで述べてきたとおりだ。中学3年生2学期の通知表はどのようにして決まるのだろうか。

 

中学3年生2学期の通知表が事実上確定するのは2学期の期末テストの点数が確定した後だ。時期としては11月下旬~12月上旬となる。この時期になると、正式な書類として確定させる前に事前通知がある。事前通知と言っても、詳細な数字は伏せたままだ。

 

例えば、希望している高校の出願基準が5教科で20だったとすると、「その出願基準は満たしています」といった事前の通知だ。

これによって、伸るか反るかギリギリの志望校への出願可否において、学校と保護者間のトラブルを回避していると思われる。但し、この通知に対して異議申し立てをしたところで、評価側の単純なミス以外は大幅に内申点が変更されることは無いだろう。


単願推薦への出願が内定したタイミングで塾は即解約して良い

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この戦略では、単願推薦への出願=事実上の高校合格だ。

もし、進学塾に通わせているならば、それは高校入試に合格させるのが目的だろう。そうすると、単願推薦への出願が内定したタイミングで、塾へ行く意義はなくなる。

 

我が子の場合、中学3年生の塾は本当に高額だった。夏休み以降はなんだかんだで毎月6万円ほどかかっていたと思う。これは明らかに異常だ。当ブログは投資ブログだが、私が投資で稼ぎ出す金額など、一瞬で吹っ飛ばす勢いだった。

 

単願推薦への出願が内定したタイミングで塾は即解約して良い。冬期講習&1月だけでも10万円以上の金額がかかるし、どうせ1月の入試で100%合格するならば、これ以上塾に投資する意味などないのだ。そのお金で、頑張って内申点を取ってきた子どもを称え、美味しいものでも食べた方がよほど有意義なお金の使い方だと思う。

 

中学3年生夏休み前後までに英検3級、漢検3級は必ず取っておきたい

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推薦入試の出願条件は前述の内申点が足りているかどうかでほぼ確定する。

しかし、内申点を増やすことができる要素が存在する。加点項目だ。例えば、内申点とは別に以下のような加点項目が設定されている場合がある。これは募集要項に記載されている。

 

次に該当する者は、成績基準に加点いたします。
1.英語検定漢字検定・数学検定それぞれについて、3級取得者は「1」、準2級取得者は「2」を5科内申点に加点する
2.欠席・遅刻・早退の合計が3年間で10回以下の者には「1」を5科内申点に加点する
3.部活動部長・生徒会役員・委員長を務めた者には「1」を5科内申点に加点する

 

例えば、ある高校の推薦入試の出願基準は5科20だったとする。つまり、オール4だ。しかし、3年生2学期の通知表は5科で19だったケース。この場合、出願基準には満たないので、通常であれば出願不可だ。

 

しかし、この子どもが英検3級を取得している場合、加点項目で内申点を+1加えることができる。結果として出願が可能となり、出願すれば事実上合格だから、これで高校受験はほぼ終了ということになる。内申点を+1できることがいかに重要か、お分かりいただけるだろうか。

 

高校受験の推薦基準では特に、英検3級、漢検3級が大きな影響を及ぼす。したがって、これら2つの資格は早期に取得しておきたい。

 

但し、いずれの中学卒業レベルの内容を問うものだから、早期といっても中学1年生では取得は難しいだろう。理想は、中学3年生の夏休み前後までに取得しておきたい。これ以降になると、受験の話題が生活の多くを占めるようになり、子ども自身もデリケートになってきて落ち着いて勉強させるのが難しいからだ。


英検3級、漢検3級は簡単ではない

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英検3級、漢検3級は中学校卒業レベルの内容を問うものだ。

中学3年生の段階で取得するためには、先取り学習させることが必要だ。進学塾に通わせていて、塾の学習の中で先取り学習できていればよいが、それが難しい場合、自己学習させるしかない。

といっても、勉強嫌いの子どもに学習させるのは容易ではないのだ。取得が容易ではないから、このレベルの学校の推薦入試で多大なる評価を受けるともいえる。

 

私が実際に使った参考書でおすすめのものを一冊記載しておく。正直、このシリーズは簡単過ぎて実戦で戦うには若干パンチが足りないのだが、勉強嫌いの子どもに着手させるには、まずこの程度のレベルから入るのが良いと判断した。私の場合、この参考書を利用して、子どもを英検3級に合格させた。

 

二次試験の対策に利用したのはこちらの参考書。親が面接官役になって、実際の試験の流れ通りに、黙読⇒音読⇒質疑応答という流れで何度も練習しよう。

 

 

学校説明会、個別面談には必ず出席

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中学校3年生の夏ごろには各学校にて施設見学会、秋以降には学校説明会が開催される。最近では新型コロナウィルス対策でオンラインで開催されるケースも増えているが、このようなイベントは参加しておくべきである。理由としては大きく3点である。

 

子ども自身に受験が近いことを意識させる

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勉強が苦手な子どもは受験が1年後に迫っていても、なかなかマインドチェンジができない。前述のように、この戦略で単願推薦を目指すならば、今すぐにでも目の前の行動を変革し、少しでも通知表のスコアが上がるように行動していかなければならない。

今回取り上げているような大学付属高校は私立高校だから、実際に高校に出向くことにより、子ども自身も現在通っている公立中学校と設備面の差に驚くことだろう。それによって「この高校に合格したい」と思ってくれれば一つ収穫だ。合格したいと思うなら、目の前の生活を意識して変革させるようアドバイスしていくのである。

このような目的から、オンライン開催と現地開催であれば、できれば現地開催に出向きたい。現地開催の枠はミライコンンパスというシステムで先着順であることがほとんど。申し込み開始日時をチェックしておいて、満席になる前に確実に申し込もう。

なお、仮に満席となってしまっても諦めてはいけない。説明会自体の内容はオンラインで聞くとして、現地の様子は現地に行かなければ分からないものだ。高校の入試担当者宛に電話して「別な日でもいいのでどうしても雰囲気だけ確認したい」と個別に相談すれば、応じてくれる場合もある。私も実際、ある大学付属高校に問い合わせて、夏休み中に雰囲気だけ見学させてほしいと直接相談した。新型コロナウィルス対応のため、学校見学会の開催目途が立っていなかったからだ。すると、快諾してくださっただけでなく、なんと当日は教頭先生自ら我々親子のためだけに個別説明&校内見学ツアーを設定してくださったのだ。

何が言いたいのかというと、とにかく自ら情報を取りに行く姿勢が重要ということ。WEBだけの情報で満足せず、何か疑問点があれば積極的に問い合わせをした方がいいということだ。親としてできることはどんどん動いていこう。


個別面談でのアピール

単願推薦で出願できるかどうかは、正式には中学校側と高校側の事前相談によって判断されることになっており、この相談会は3年生の12月に実施される。

当然、この相談会に出向く以前に出願条件を満たしていることが大前提ではあるが、出願条件をギリギリで満たしていないような場合でも、高校側が相談に乗ってくれることがある。その場合、「出願条件には内申点が1足りていないのだけれども、秋の個別相談会にはしっかりと出席して第一志望としてアピールしていた」といった事実が評価される可能性もゼロではない。したがって、アピールできる材料は何でも良いから作っておいた方がいいのだ。


募集要項に記載のないデリケートな分野の確認ができる

例えば、以下のような内容はWEBで大々的に公開しずらい。

このような内容は直接高校に出向き、入試担当者に質問することで回答してくれる。

「出願条件には少し足りなくても出願できるのか」
「単願推薦で出願した場合、形式的な試験で不合格になる可能性はあるのか」
「付属大学への合格率は実際どの程度なのか」

 

まとめ

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戦略をスケジュールにまとめたのが以下の内容だ。

 

【中学1年生~2年生】
(子ども)
・少しでも良い内申点となるように中1スタートから全力で学校生活に取り組む。
・すべての科目において通知表「2」がつかないようにする
・英検4級、漢検4級の取得を目指す

(親)
・余裕があれば学習塾に通わせる
・我が子の偏差値レベルと内申点を冷静に分析する
・中学2年生の段階で偏差値レベルはある程度見極める。過度な期待をしない。
・志望校の選定は中学2年生の後半から開始する。

 

【中学3年生】
(子ども)
・3年生2学期の通知表がすべて。細心の注意を払って学校生活を送る
・夏休み前後までに英検3級、漢検3級の取得を目指す

(親)
・余裕があれば学習塾に通わせる
・3年生1学期の通知表に疑義がある場合、
 早めに個別面談を設定し、3年生2学期の通知表に悪影響を与えないようにする
・高校の学校説明会や個別面談に確実に申し込み、参加。アピール材料を作っておく。

 

うまくいけば、中学3年生の12月には3年生2学期の内申点が確定し、志望校への出願可否が確定する。

あとは翌年1月に実施される形式的な入試を受ければ、晴れて合格だ。

付属大学への進学率がほぼ100%ならば、今後7年間、受験の世界とは距離を置いて、少しだけ心に余裕をもって人生を過ごせるのではないだろうか。

「大学卒業後はどうなるのだろう」とか子育てには心配や悩みが尽きないものだが、まずは人生における大きな通過点、高校~大学受験を無事に乗り切る意義は大きいと思う。

長いコンテンツをお読みいただき、ありがとうございました。この内容が少しでも誰かに役に立てば幸いです。