1円も損したくないドケチサラリーマンの投資ブログ

初めての投資では銀行で投資信託を購入し、びっくりするほど大損。FIREなんて大きな目標はない。もう1円も損したくないのだ。

振込手数料を払うのはもうやめよう!

 

振込はなくならない

昨今、日本国内においてもクレジットカード決済が一般的になってきており、日常の買い物において振込をするケースは減ってきたように思うが、たまに振込決済を求められることがある。

例えば私は子育て中だが、公立の学校でも修学旅行費など臨時の費用は振込決済を求められる。


その他、特に高額品の決済、例えば何百万円もする車や高級時計の買い物では、お店によってはクレジットカードが使えず、振込を求められるケースがある。

 

なぜ、クレジットカードではなく振込なのか?

クレジットカード決済の仕組みを理解する

ご存知の方も多いと思うが、クレジットカード決済を行うと、加盟店はカード会社に手数料を支払う必要がある。手数料は加盟店が支払っているから、我々消費者は意識することは無いのだ。

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クレジットカードのポイントというのは、加盟店がカード会社に支払う手数料の中から、我々消費者に還元されていると考えた方が良い。

手数料は店舗の規模や業種によって異なるとされているが、例えば決済金額の3%だったとしよう。
私があるお店で10,000円のカバンをクレジットカードで購入すると、加盟店は300円をカード会社に手数料として支払わなければならない。お店としては9,700円が手元に残ることになる。

つまり、クレジットカード決済を行うと、決済された満額がお店に渡るわけではないということだ。
※ここでは消費税は考慮していません。

それでもまだ少額決済であればいい。

お店としてもクレジットカードを使えるようにすることで客数が増えたり、会計がスムーズに進んだりするメリットが大きい。

しかしこれが500万円のメルセデスベンツや100万円のロレックスだったらどうだろうか。手数料が3%だったとしても、それぞれ、15万円、3万円が手数料になる。

お店としてはお客様が現金決済してくれれば、これらの手数料を払わなくて済むのだ。これが、高額品でクレジットカードを拒まれる理由だ。

また、学校のような公共機関では請求費用を満額回収する必要がある。

カード会社に別途手数料を支払うようなスキームにしてしまうと、管理が非常に面倒だ。従って、学校の費用や税金はクレジットカードでは支払できない場合が多い自動車税をクレジットカードで支払う場合、別途手数料がかかる場合があるが、それはこのようなカラクリなのだ。


無理してクレジットカードを使わない

小規模な店舗でまとまった金額を決済する際によく言われることだが、クレジットカードではなく、できれば振込してほしいというもの。


大企業であればクレジットカードの手数料を支払う余力もあるが、小規模店舗では手数料もバカにならない。このような場合、私は振込で支払うことにしている。

クレジットカードのポイントは得られないが、お店側の気分を害してまでゴリ押しして得るものでもないと考えている。


クレジットカードが使える=値引き余地あり?

このからくりを知っていれば値引き交渉にも使える。

さすがにコンビニで値引き交渉する人はいないと思うが、家電や自動車の購入は値引き交渉ありだ。

色々なテクニックで値引き交渉をすることになるが、その中で「カードではなく現金で払うからあと数%値引きしてほしい」というのは、極めて理にかなった要求である。
現金で支払うことでお店からカード会社への手数料が無くなるからだ。


振込手数料は安くなる傾向だが・・・

前置きが長くなったが、今後も振込決済は無くならないし、まとまった金額の決済では主流であり続けるだろう。

 

振込手数料の負担は振込を実行する側だ。


最近のトピックスとして、銀行間で送金する際の手数料が、2021年10月1日から一律で1回当たり62円(税別)に引き下げられた。これにより、各銀行が消費者に請求する振込手数料も値下げ合戦が始まっている

www.yomiuri.co.jp


しかし、値下げといっても手数料がかかることに変わりはない。

今回は、振込手数料を無料にしようという話だ。


ネット銀行の優遇で、振込手数料を無料化しよう

私はもう何年も振込手数料は支払っていない。


というのも、ネット銀行の優遇で毎月振込手数料無料回数が設定されているので、それを使っているからだ。

例えばauじぶん銀行にはペイオフいっぱいの1,000万円を入れているので、それだけで毎月15回も他行宛振込手数料が無料になる。正直、こんなに振込を行うことはなく、枠を持て余している。

金融機関の窓口やATMで振り込みを行っている方がいるが、私からするとなぜネット銀行を使わないのか不思議でならない。



ネット銀行の優遇措置一覧

私の口座を保有しているネット銀行の優遇措置は以下のような形である。


コスパが良さそうなのはauじぶん銀行だろう。100万円入金しておけば、月8回まで無料になるので、一般的な決済需要はほぼ満たせるのではないだろうか。

他行宛振込手数料無料回数(2021/10/21現在)

※記載している金額は預入金額を示す。


ソニー銀行

  • 無条件:月1回まで
  • 300万円以上:3回

優遇プログラム Club S|MONEYKit - ソニー銀行

 

auじぶん銀行

  • 50~100万円未満:1回
  • 100~300万円未満:8回
  • 300万円以上:15回

じぶんプラス | auじぶん銀行

 

新生銀行

[現在]

  • 無条件:月1回まで
  • 100万円以上:5回

新生ステップアッププログラム | 新生銀行

 

[2022年5月1日以降(改悪)

  • 無条件:月1回まで
  • 100万円以上:3回
  • 500万円以上:5回

リニューアル後の「新生ステップアッププログラム」について | 新生銀行

 

楽天銀行

  • 10万円以上:1回
  • 50万円以上:2回
  • 100万円以上:3回

楽天ポイントが貯まって使えるハッピープログラム|楽天銀行

 

最新の情報は各銀行のWEBページてご確認ください。
新生銀行のように改悪することもあるから要注意です。

 

 

ネット銀行ならいつでも自宅で振り込みができる

金融機関に出向くのは面倒だ。
実際の店舗まで移動する必要があるし、窓口で対応してほしい場合、平日の限られた時間に訪れる必要がある。そしてなぜかいつも混んでいる。


ネット銀行であればそのような制限は一切ない。

私の場合、落ち着いて自分の時間を確保できるのは平日の22時以降になることが多い。この時間でもネット銀行であれば振込を行うことが可能だ。

銀行間の振り込みは、全国の金融機関が「全銀システム」を経由するが、従来は平日の午前8時30分~午後3時30分にしか全銀システムが稼働していなかった。2018年10月からはこの稼働時間を24時間に広がり、平日昼間以外の夜間や土日祝日でも銀行間での即時入金が実現された。


利用してみるとわかるが、土日祝日夜間であってもほぼリアルタイムで資金の移動が可能だ。しかも無料ときたら、これを使わない手はない。

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たかが手数料。でもそのお金、節約して投資に使いませんか。

メガバンクであるみずほ銀行の振込手数料は以下の通り。

www.mizuhobank.co.jp



振込を行う場合、まとまった金額になるから多くの場合3万円以上だろう。

現在は他行宛に3万円以上の振込を行うと、最低でも320円かかる。

「たかが320円くらい別にいいじゃないか」という人はそれで構わない。

ドケチの私からするとそういう人は富裕層だ。

 

 

この320円という金額。

みずほ銀行の定期預金(1年)で得ようと思うとどのくらいの預入が必要だろうか。





20,000,000円だ。

(二千万円です。桁がたくさんで読みにくいですね)

金利が0.002%なので、

20,000,000円×0.002%=400円(税引き前利息)

税引き後利息で、319円となる。

このように考えるとバカにならない。

金利の現在において、定期預金だけでお金を増やすのは本当に難しいのだ。

月に1回振込を行うとして、年間最低3,840円。

ネット銀行を活用してこの金額を節約し、投資に回してみませんか?

好きな投資信託を買うもよし。米国株なら1株買える銘柄もたくさんありますよ。