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初めての投資では銀行で投資信託を購入し、びっくりするほど大損。FIREなんて大きな目標はない。もう1円も損したくないのだ。

トヨタ自動車の株主になった10個の理由

株式投資を始めて3年目にして、遂にトヨタ自動車の株主になった。

今回は大人気銘柄であるトヨタ自動車に投資した10個の理由をまとめさせていただく。トヨタ自動車への投資をご検討中の方や、投資初心者の方にもぜひお読みいただければ幸いだ。

 

 

時価総額日本一の超王道銘柄

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「日本一の企業」に投資をすると言ったとき、どの企業を想像するだろうか。
特定の業界において圧倒的シェアを持つ企業や、応援したい企業、好きな企業等、
人によってさまざまな考え方があるだろう。

 

株式投資においては時価総額という考え方がある。
時価総額とは「株価×発行済株式数」で計算されるもので、その企業の規模を示しているものと言うことができる。

 

2022年3月28日本日時点での日本における時価総額日本一は「トヨタ自動車」であり、しかも2位以降に圧倒的な差をつけているのだ。

www.nikkei.com


ちなみに、世界の時価総額ランキングでは、アメリカのAppleが1位だが、トヨタ自動車はこの世界ランキングでも上位にランキングされている。世界ランキングの50位以内に入っている日本企業はトヨタ自動車だけだ。世界の錚々たる一流企業と堂々と肩を並べるトヨタ自動車。やはり凄いのである。

 

日本企業のブランド価値ランキングでナンバーワン!

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2022年2月24日。日本企業のブランド価値をランキングする、「Best Japan Brands」が、インターブランドジャパン社から発表された。

www.interbrandjapan.com


このランキングにおいても、1位はトヨタ自動車である。ちなみに、世界ブランドランキングでもトヨタ自動車は上位に食い込んでおり、トップ10入りの国内企業はトヨタ自動車のみだ。

トヨタ」という圧倒的ブランド力。これについては正直、社会人になってからの方が凄さを感じる。というのも、就職する前のトヨタ自動車のイメージというのはホンダや日産と同じような単なる自動車メーカーでしかなかった。

しかし、就職してから全国各地の製造業のお客様と会話する機会を得ると、「トヨタ」は自動車製造業のトップに君臨する天下のトヨタなのだ。

製造業のお客様向けの業務セミナーでは、テーマによって様々な企業のマネジメント層が招かれ、講演することがある。その中でも「トヨタ自動車の講師による講演」となると、企画の段階から格の違いを感じたものだ。やはり、日本の製造業の中では「トヨタブランド」には別格のオーラがあるものだ。

 

日本国内での圧倒的事業規模

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帝国データバンクによると、トヨタグループと直接取引する企業は約6000社、間接的に取引する企業は3万社以上もあり、その多くの企業は愛知県を中心とした東海地方に分布しているが、関東や関西にもトヨタ関連の仕事をしている企業は多く、まさに日本の製造業の頂点といってよい事業規模を誇っている。

このことから、トヨタ自動車の意思決定は日本の製造業の意思決定といっても過言ではない。春闘での回答やテレワーク制度の導入など、日本全体がトヨタ自動車の判断に注目しているのだ。

 

トヨタ式〇〇って言うだけでなんかすごい気になる

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実際に凄いのだが、トヨタ式生産方式、トヨタ式改善、トヨタ式なぜなぜ分析などなど、トヨタ自動車の物事の考え方というのは素晴らしいものがあり、それぞれについて書籍も多く出版されている。また、それらの考え方をアレンジした形で、製造業以外の多くの企業でも問題解決のメソッドとして活用されている。

私が所属しているのはIT系企業ではあるが、階層別研修でトヨタ式の業務改善の考え方を学んだ時もあった。それだけ、多くの国内企業にも影響を及ぼしている考え方なのである。

しかし、あまりにブランドイメージが強いためか、トヨタ式〇〇といえばなんだか無条件にすごい内容に思えてしまうのは私だけだろうか。

トヨタ式銘柄分析、トヨタ式投資戦略・・・なんだかすごそうな気がしてきませんか?

 

愛知県にある博物館でトヨタの歴史を知る

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トヨタ自動車のお膝元である愛知県には、トヨタ関連の大きな博物館が2つある。

一つはトヨタ産業技術記念館。もう一つはトヨタ博物館だ。私は両方に行ったことがあり、それぞれとても魅力的な博物館である。老若男女すべての方にお勧めしたい。

 

トヨタ産業技術記念館自動車製造の源流となった自動織機の展示から始まり、現在の自動車製造までの流れを実物とともに感じられる素晴らしい博物館である。見学後には日本一のブランド力を誇るトヨタグループの凄さを身に染みて理解できることだろう。この博物館は立地が良く、名古屋駅から足を伸ばしやすい。どちらか一つ選ぶならこちらがおすすめだ。

トヨタ産業技術記念館
https://www.tcmit.org/

 

トヨタ博物館自動車そのものの歴史を振り返りながら、トヨタの自動車開発の歴史を丁寧に展示している。トヨタ車だけでなく、当時の国内外の名車が展示されており、カーマニアにはたまらない内容となっている。こちらは名古屋駅から少し離れているのが残念なのだが、一見の価値ありである。

toyota-automobile-museum.jp

 

株式投資の話なのになぜ博物館?と思われたかもしれないが、投資先企業を理解しようとするならば、博物館を視察するのは非常に効率的な方法だと思う。同時に様々な分野の知識も得られるわけだし、一石二鳥というものだ。

 

株式分割により、初心者にも買いやすくなったトヨタ自動車

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名実ともに日本一の企業である「トヨタ自動車」。
2019年に株式投資を始めて以降、気になっていた銘柄ではあったが、当時は最低投資金額が100万円を超えており、投資初心者には手が出しづらい銘柄であった。

しかし、2021年9月末に1株を5株にする株式分割が行われたことで、必要投資金額が20万円程度となり、一気に敷居が下がったのだ。

www.nikkei.com

 

ウクライナ侵攻で急落したタイミングで約定!しかし・・・!?

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チャンスをうかがって様子を見ているうちに、2021年の年末から2022年の年始にかけて株価が急伸。一時2,400円を超える場面もあり、チャンスを逃したか・・・と思っていた矢先、飛び込んできたのがロシアによるウクライナ侵攻のニュースだ。

 

トヨタ自動車の株価も2022年1月から2月にかけて日経平均とほぼ連動する形でじわじわと値を下げ、そろそろ2,000円を割り込むかという状態になった。

まだまだウクライナ情勢の先は見えないが、だいぶ株価は下がってきたし、そろそろ反発では?節目の2,000円は割らないのでは?という全く根拠のない考え(笑)から、2022年3月3日に2,055円で約定。今回は100株取得したので、手数料抜きで205,500円の投資となった。

ところが、週末をはさんで翌週にかけて日経平均は大幅に下落。トヨタの株価も2,000円をあっという間に割り込み、3月8日の終値は1,811円。約定直後の下落はよくあることだが精神的に良くない(笑)。

しかし、さらにその後の3月23日。トヨタ自動車は1000億円か8千万株(自己株を除く発行済み株式数の0.58%)のいずれかを上限とする自社株買いをすると発表。これによって株価は反発し、3月25日の終値で2,189円まで上昇した。

www.nikkei.com

 

短期的に大きく下げたのでちょっと混乱してしまったが、トヨタ自動車については基本バイ&ホールドで長期保有を考えている。

ということで、私も晴れてトヨタ自動車の株主となったのだ!やったー!

 

自動車産業にとって円安は追い風

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米国のインフレ懸念に対する対応のため、複数回の利上げが実施されることがFRBによって発表された。日米の金利差拡大の予測から円安傾向が進み、2022年3月28日現在で1ドル122円を突破している。私が投資を始めた2019年当時は1ドル108円程度のレートだったから、10円以上円安に振れたということだ。

 

円安は良い影響、悪い影響それぞれある。
悪い影響としては輸入品に価格が上がる。現在の原油高は消費者にとって厳しいものだが、今後さらに悪化しかねない。投資の観点では日本円で米国株を購入する際は、例えば同じ1万円でも、円高の時より円安の時の方が購入できる数量が少なくなってしまう。

逆に、輸出企業にとっては良い影響だ。日本の自動車産業は代表的な輸出産業だから、これだけ円安に振れると相当利益が上振れすることになる。トヨタ自動車にとっても円安は株価上昇の要因となるため、現在の円安傾向は好都合と言える。この円安傾向はしばらく続きそうだから、自動車産業への投資はある意味チャンスと言えるのかもしれない。

 

株主総会豊田章男社長に会える

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現在の社長である豊田章男氏は創業家出身。トヨタ自動車の創業者である豊田喜一郎氏のお孫さんにあたる。
日本を代表する企業の創業家出身の社長。肩書だけだとお堅いイメージだが、実際には自らを「モリゾウ」と名乗り、レーシングカーのハンドルを握ったり、YouTubeにも頻繁に出演するなど、気さくなイメージである。また、講演やスピーチはどれも興味深く、学びを得られる内容であり、さすが、世界のトヨタの社長である。

 

さて、単位株の株主となれば株主総会に出席することもできるので、愛知県のトヨタ自動車本社で6月に開催される株主総会に出席すれば直々に豊田章男社長の話を聞くことができるのだ。これはぜひ、行ってみたいものだ!

 

問題は私は首都圏在住なので、単純に遠いということだが、ついでに名古屋まで足を延ばして小旅行とし、美味しいひつまぶしを食べに行くのも良いかもしれない。

 

配当金がもらえる

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株式分割調整後のトヨタ自動車の2021年3月期の期末配当は27円、2022年3月期の中間配当は24円だった。

そのため、100株を年間保有した場合の配当金のリターンは5,100円となる。私の約定単価を基準にすると利回りは約2.4%となり、高配当銘柄とは言えないが、銀行預金に比べれば十分すぎる水準である。また、企業規模を考えた場合、減配になるリスクも低いのではないかと考えている。

 

まとめ

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私個人としては、トヨタ自動車株は日本を代表する銘柄として、中長期では右肩上がりの株価となるのではないかと思っている。

分割前の株価水準である10,000円近くまで上昇してしまうとなかなか手が出しずらいので、興味のある方にとっては今がチャンスとも言えると思う。投資は自己責任ではあるが、トヨタ自動車の株主ってだけでなんだかカッコいいですし、検討してみてはいかがでしょうか。