1円も損したくないドケチサラリーマンの投資ブログ

初めての投資では銀行で投資信託を購入し、びっくりするほど大損。FIREなんて大きな目標はない。もう1円も損したくないのだ。

JR東海株を利確して165円(税引後)の売買益を得た話

保有期間約10か月でようやくプラ転

2021年11月25日にLINE証券のキャンペーン目的でJR東海株を1株16,760円で購入した。キャンペーンの内容は1万円以上の端株取引を行うと1,000円プレゼントということで、
無事キャンペーン要件を満たして1,000円はゲットできたのだが、問題はその後の株価だった。

 

タイミングの悪いことに、購入直後にオミクロン株の感染拡大が始まってしまい、JR東海株は右肩下がり一直線。一時は14,650円付近まで下落し、含み損は2,000円を超えていた。途中、損切してしまおうか迷ったものの踏ん切りがつかず、そのまま保有を続けていた。

stingyinvestor.hatenablog.com

 

 

2022年3月末の権利確定日を経て、2022年6月22日には1株分の配当金として53円(税引後)をゲット。ちなみにJR東海株の利回りは1%以下だから、配当金目的の保有は極めて非効率だ。

 

1株分65円(税引前)の配当金であっても、きちんと配当金計算書は届く

 

その後2022年9月に入り、新型コロナウィルスの感染状況の落ち着きや外国人観光客の受け入れ拡大に関する報道、そして9月末に向けた上昇もあったのだろうか。はたまたリニアプロジェクト進捗への期待感か。ようやくプラ転の一歩手前まで戻してきた。そして2022年9月13日。ほんの僅かではあるけれどプラ転したため利益確定。165円(税引後)の売却益となった。

 

ここまでの話をまとめると、JR東海1株を約10か月間保有して売却。配当金53円と売却益165円、合計218円(税引後)をゲットできたということになる。徴収された税金は確定申告すれば少し取り戻せるかもしれないが、この金額では誤差の範囲だろう。

 

実はここに至るまで2回ほど瞬間的にプラ転していたことはあったのだが「もっと上昇するかもしれない」と欲が出てしまい売却せず、結果として再びマイナス域に突入といったことを繰り返していた。よって、今回は1円でもプラ転したら即利確しようと心に決めていたのだ。プラス域での利確はどんなに額が少なくても立派だと思うようにしている。


少額の端株投資で得られるキャピタルゲイン(売買益)は限定的

「10か月間も保有して得られた利益はたったの218円?株ってもっと儲かるものではないの?」と思われたかもしれない。個別株で儲けるのは簡単ではないのだ。センスがないと言われればそうかもしれない。


特に私のように投資額が多くない場合、得られる利益は少ない。端株ではなく単位株、つまり100株単位で売買すれば計算にゼロが2つ加わるが、相応のリスクを負うことになる。

 

・今回の取引
端株(1株)
購入16,760円 → 売却16,925円
税引後利益:165円(一番ひどい時の含み損:▲2,000円)

 

・もし単位株だったら・・・利益も増えるがリスクも増大
単位株(100株)
購入1,676,000円 → 売却1,692,500円
税引後利益:16,500円(一番ひどい時の含み損:▲200,000円)

 

単位株の場合、まず初期投資として167万円というのが非常にハードルが高い。購入直後から下落し、保有期間中の10か月間ほぼマイナス域をうろうろされては精神健康上も良くないだろう。含み損20万円を放置できるか。自らがどのくらいのリスクをとれるか適切に判断することが重要だ。私のような慎重派だと、端株での範囲がちょうどいいところだ。


株式投資はあまり儲からない

昨今、投資詐欺のニュースがよく話題となっている。被害者の方は本当にお気の毒である。

情報弱者と言ってしまえばそれまでだが、Twitter上で流れてくる怪しい情報の数々。ノーリスクで簡単に数十万円、数百万円稼げる案件などあり得ない。怪しい情報が垂れ流しになっている状況には憤りすら感じる。安易にそのような詐欺に加担する者もまた然りだ。ひょっとしたら詐欺に加担している自覚すらないのかもしれないが。

 

私のブログでは毎月の株式投資の配当金収入をご紹介させていただいているが、円換算で数百円だったりする。
今回のエントリーも端株の売買益で165円(税引後)の利益だ。しかも10か月もかかっている。素人のサラリーマン投資家が余剰資金で慎重にリスクをとっていくと、株式投資でもこのくらいしか儲からないという現実を知ってほしい。

 

株式投資で利益数百円?働いたほうが早いのでは?」と思う方がいるかもしれない。それは本当にその通り。

株式投資に夢を見すぎない。しっかりと現実を見よう。」自らへの戒めの言葉でもある。