1円も損したくないドケチサラリーマンの投資ブログ

初めての投資では銀行で投資信託を購入し、びっくりするほど大損。FIREなんて大きな目標はない。もう1円も損したくないのだ。

アップル株を売却し、IBM株を買った話

 

アップル株を買った理由

2021年5月6日にアップル株を2株買った。約定単価は133.15ドル。

当時は円貨をドル転して購入したのだが、レートは1ドル109.58円だった。わずか1年で為替相場は大きく変化したものだ。

 

アップルと言えば、iPhoneに代表されるコンシューマ向けビジネスが有名。しかし、株式投資の観点から見ると、アップルの配当金は多くない。

2022年7月現在の配当利回りわずか0.6%となっており、ハッキリ言って定期預金と変わらない。

 

それではなぜ、アップル株を買ったのかというと、2020年から2021年にかけてはきれいな右肩上がりのチャートとなっており、キャピタルゲインが狙えると思ったからだ。


不安定な相場。プラス圏のうちに売却することに

私の読みは半分的中し、2022年1月の段階では180ドルまで上昇した。

 

しかし、その後の米国市場は右肩上がりの流れから一転。2022年6月には1年前の約定価格を下回る場面もあった。

これはマズい。キャピタルゲインを狙っているからには、どこかで売却して利益確定しなくてはならない。利益確定せずに、ニヤニヤと含み益だけ眺めていても何の意味もないのだ。

 

また、私の場合はiDeCo楽天・全世界株式インデックス・ファンド(VT)と楽天・全米株式インデックス・ファンド(VTI)を6,000円ずつ、計12,000円分を毎月買い付けているのだが、これら投資信託の構成銘柄にはアップルが含まれている。

従って、あえて個別株式としてアップル株を保有する意味がないということに今更ながら気づいてしまい、利益が出ているうちに売却することにした。

 

2022年7月に入りアップルの株価は少し復活。150ドル付近まで戻したため、2022年7月25日に154.7ドルで売却。2株分で43.1ドルのキャピタルゲイン獲得となった。

 

結果論としてはもっと高く売れた時期もあったのだが、それを言っても仕方がない。プラス域で売り抜けられたことを評価しよう。それにしても、売買のタイミングは難しいものだ。

 

アップル株売却によって得られた資金でIBMに投資

さて、売却によって得られた307.87ドルをどうするか。現在の相場ではキャピタルゲイン狙いはかなり難しそうだし、アップルのようなキャピタルゲイン狙いの銘柄は、売買のタイミングを常にウォッチするのが正直面倒だ。

 

ある程度株価が安定していて、放っておくだけでコンスタントに配当金が入ってくる銘柄の方が、私には合っている。

 

そこで今回は、IBM株を2株購入した。約定単価は128.6ドル。

IT系の銘柄だが、こちらは企業向けビジネスに強い世界的企業だ。ダウ平均銘柄にも採用されており何かと安心。同社は高配当銘柄として有名で、直近の利回りは5.15%となっている。過去5年のチャートを見ても株価は安定しており、私はこちらの方が安心だ。

2021年のIBM配当実績

直近の権利確定日が8月上旬に設定されているため、約定した分で9月に1株当たり1.65ドルほど(税引前)の配当金がゲットできる予定。この不安定な相場では、確実にドルをゲットできる安心感がうれしい。


売買手数料はバカにならないが、これでも安くなった

アップルの売却手数料が1.53ドル。IBMの買付手数料が1.26ドル。合計で2.79ドルの手数料がかかっている。手数料もバカにならないなと改めて思う。

 

とはいえ、2019年7月まで最低手数料が5ドルもかかっていたことを考えれば、これでもかなり安くなったと言える。このような形で、世界的な超有名企業の株式を1株から簡単に売買できる米国株。興味のある方は調べてみてはいかがでしょうか。