2022年4月の配当金収入を公開。その他、投資トピックスを振り返ります。
配当金収入
2022年4月の配当金収入は合計約2.50ドル(現地課税後)であった。
内訳は以下の通り。
昨年4月は2.01ドルだったから、一応、前年比だと124%ということになる。(母数が少ないので自慢にもならないが・・・)
4月の配当金入金銘柄としては前年と変更なく、コカ・コーラ(KO)とシーゲイト・テクノロジー(STX)である。コカ・コーラを知らない方はほとんどいらっしゃらないと思うが、シーゲイト・テクノロジーはどうだろうか。
せっかくなので、今回はシーゲイト・テクノロジーの概要と投資した背景について記載しようと思う。
シーゲイト・テクノロジー
シーゲイト・テクノロジーはコンピュータに搭載するストレージ製品、つまりハードディスクやSSDの製造メーカーである。競合メーカーとしてはウエスタンデジタル(WDC)が有名。
私自身がIT関連企業に勤務している立場から、今日のIT社会の基盤を支えるうえで、なくてはならない領域と判断して投資している。
シーゲイト・テクノロジー(STX)はコロナショック前の2020年2月に55.18ドル/1株で購入した。
NASDAQが高騰した際には一時、100ドル/株を超す場面もあったが、現在は80ドル/株ほどで推移している。
配当は安定しているうえ、米国株らしく着実に増配が行われており、保有していて安心感がある。
増配履歴:0.49ドル/Q(2020年)→0.5ドル/Q(2021年)→0.52ドル/Q(2022年)
だいたい、1株当たり年間2ドルで、利回りとしては2%程度になる。
ちなみに、2020年2月購入時の為替レートは110.18円/USDだった。株価上昇幅も大きかったが、それに加えて為替も大きく振れたため、表面上の利益が大きくなっている。
購入時からほぼ右肩上がりで株価が上昇したことと、為替が円安に振れたため、買い増しできずにここまで来ている。
というか、これまで110円程度の相場観の中でドル転してきたため、最近の円安水準だとドル転自体ちょっと億劫になっているのもある。
最近はNASDAQの調子もいまいちなため、米国株の新規投資はしばらく様子見である。
投資トピックス
最近、米国株の配当金をしばらくそのままにしていたため、証券会社の口座には60ドルほどフリーで残っていた。
私の投資規模は非常に小さく、毎月入ってくる米ドルの配当金はほぼ10ドル以下である。
従って、60ドルというのは私にとってはそこそこのボリュームであり、そろそろ何らかの銘柄に再投資しようと考えた。
そして検討した結果、今回の再投資はインテルに決めた。
インテルは初めて米国株に投資した銘柄で、一時は好調なNASDAQに合わせて株価が上昇したものの、最近ダラダラと下げていて、気が付けば2019年8月の購入時の水準(46.87ドル/株)近くまで下がっていた。
そこで、2022年4月7日に47.395ドル/株で1株約定。しかしその後はさらに値を下げ現在は44ドル程度まで値下がり中。なんだかなあ・・・という感じである。
約定直後に値を下げたことでテンションが下がったのは事実だが、インテルへの再投資を決めたのは短期的なトレードで利益を上げるためではない。配当金狙いだ。
インテルもシーゲイト・テクノロジー同様、配当は安定しているし、着実に増配が行われている。
増配履歴:0.3ドル/Q(2020年)→0.31ドル/Q(2021年)→0.33ドル/Q(2022年)
だいたい年間1.2ドルで、利回りとしては2%程度。小さくても定期的にドルが入ってくる仕組みは無視できない。チリツモである。
長期化する半導体不足。我々の生活の様々な分野において、値上げや納期遅延という形で影響が及んでいる。
あくまで私見だが、半導体製造において台湾のTSMCが多くの割合を占めている中、インテルのように自社で設計から製造まで手掛ける半導体メーカーは貴重ではないだろうか。
こんなことは考えたくもないが、仮に台湾有事の際、半導体供給問題はどうなる?
数少ない総合メーカーとしてインテルを応援したい。そんな気持ちもあって、配当金の再投資を行った。
偉そうに語ってますが、投資したのは1株です・・・
2022年5月に向けて
日銀の方針に変更がなければ円安傾向は続きそうだ。
手元のキャッシュが少し用意できて来たので、優待株狙いでオリックスを狙っている。しかし、現在の2,300円前後は少々割高と判断している。どこかで2,000円を割り込むタイミングがあるだろうか。
焦らず様子見と行ったところだ。