1円も損したくないドケチサラリーマンの投資ブログ

初めての投資では銀行で投資信託を購入し、びっくりするほど大損。FIREなんて大きな目標はない。もう1円も損したくないのだ。

無料保険相談窓口でキレてしまった話

 

 

 

きっかけ

無料保険相談窓口を訪れた。

なぜかと言うと、15年ほど前に加入した生命保険がそのままになっており、加入している生命保険会社から、切り替え提案があったからだ。

その内容が妥当とは思えなかったため、第三者の意見を聞くため、無料保険相談窓口を訪れたわけだ。

 


ある程度の情報提供はやむを得ない

対象者の属性を分析し、必要な保険商品の算定を行うには、ある程度の個人情報が必要だ。

  • 年齢、年収
  • 家族状況、子どもの進学予定。公立なのか私立なのか。
  • 持ち家なのか賃貸なのか。住宅ローンの残債。団信加入有無。
  • 現在の資産状況

こういった情報を他人にオープンにするのは本望ではないが、相談を進めるためには必要だから仕方ない。

 


まとまった預金があると知った担当者が豹変

雑談を交えながらある程度の情報を伝えていく。

ところが、現在の金融資産について預金が1,000万円以上あると知ったところで担当者の態度が豹変。

 

担当者「そんなに預金があるのですか!?それは増やさないともったいない!」

私「この預金は安全資産としたいです。掛け捨ての保険を紹介してください。」

 

担当者「話だけでも聞いてください。現在の確定利率がこうなっていて・・・(勝手にシミュレーションを始める)」

私「待ってください。今、為替レート入れましたよね。外貨建てですよね。為替リスクあるじゃないですか。この資産についてはリスクは取れません。」

 

担当者「いえいえ、必ず資産が増えるお話です。保険部分もカバーできます。」

 

はぁ、ついに言ってはいけない言葉が出てきてしまった。

定期預金でもないのに「必ず資産が増える」だと?私の心が完全に折れてしまった。

プッチーン。

 

私「何度も断っているだろうが!外貨建て保険には入らない!その提案しかできないのならもう帰る!」

担当者「ご気分を害されたようで、申し訳ございませんでした。お得な話なんですけどね・・・」

 

ダメだ。客が怒っているのに全然反省していない。

そもそも、月数千円の掛け捨て保険の話をしたいだけなのに、なぜ、我が家の金融資産の運用について、こんな簡易ブースで話をしなければならないのか。

冷静に考えればキレる必要もなかったのだが、この日は仕事帰りに立ち寄ったこともあり、既にストレスがたまっていた上、仕事モード全開の戦闘態勢で行ったのも良くなかった。

 

早々に席を立って、30分ほどの面談は終了した。

 


私の理解度が低いのだろうか?

私の保険商品に対する認識は、病気になったり、けがをしたり、あるいは万が一のことがあった場合に保険金が支払われるという認識だ。いわゆる「掛け捨て」の考え方。これは理解できる。

 

ところが、保険商品に貯蓄性を持たせた話になると、途端に理解できなくなる。

 

「万が一のことがあれば保証されるし、払った保険金も貯蓄され、さらには増えて返ってくるのです。」ってどういうことなのか?

何から質問してよいのかもわからない。

 

一般の人たちはさらっと理解できているのだろうか。私がバカなんだろうか。

私としては、保険は保険(掛け捨て)、貯蓄は貯蓄(定期預金)、投資は投資(iDeCo/個別株)で分けて考えたい。それをごちゃまぜにされると思考停止してしまうのだ。

 

 


理解できない商品には手を出さない

銀行にまとまった金額の現金を入れておくだけでも、外貨建て保険のセールスを頻繁に受けることになる。

 

実は外貨建て保険の仕組みは未だに理解できない。最近だと他にも「仮想通貨」や「NFT」も同じく理解できない。

 

投資の鉄則として「理解できない商品には手を出さない」ことが重要だ。

過去、仕組債で大損を被った際に学んだこと。

知らないことは恥ずかしいことではない。手を出さなければいいだけ。

 

 


無料保険相談窓口にご注意

「タダほど怖いものはない」とよく言われる。

まさに無料保険相談窓口のリスクをよく表していると思う。

そもそも、FP資格者が無料で面談してくれるわけがないのだ。無料相談窓口の収益源を考えれば、担当者が親身になって相談に乗ってくれることはないことは容易に推察できる。

 

 

今後の予定など

今回はキレて帰ってきてしまったが、保険の見直し自体は必要だ。

何社か無料相談窓口を当たってみても良いが、先が思いやられる。

 

正直、保険商品について考えるのは苦手だ。

自分で勉強し、物事を理解しようとすることを諦めてはいけないが、限界はある。

 

関連書籍を読んで勉強してみようか。思えば、現在の投資スタイル(高配当米国株の長期投資)を始めるきっかけもすべて書籍だった。本当に優れた情報はやはり書籍なのかもしれない。

 

 

 

皆さんはご自身及びご家族の保険商品をどのように選択し、どこで契約されていますか?そして、見直しはどこでどのように行われているのでしょう?

また、この分野でおすすめの書籍など・・・

教えていただけると嬉しいです!

 

※2022/12/21追記

この話の後日談は「【完結編】無料保険相談窓口でキレてしまった話」でまとめています。よろしければご覧ください。

stingyinvestor.hatenablog.com

 

 

三菱重工の株主優待券で三菱みなとみらい技術館を見学

2022年11月13日、三菱重工株主優待券で三菱みなとみらい技術館を見学した。

館内の見どころについて写真とともに紹介させていただく。株主の方も一般の方もぜひご覧ください。

 

 


アクセス

所在地は神奈川県横浜市。みなとみらい地区の三菱重工横浜ビルの1Fにある。「JR桜木町駅」または「地下鉄みなとみらい駅」からのアクセスが便利だ。

開館時間等の詳細情報は以下のオフィシャルWEBにてご確認いただきたい。

www.mhi.com



 

三菱みなとみらい技術館について

三菱みなとみらい技術館は、明日を担う青少年たちが「科学技術」に触れ、夢を膨らませることのできる場になることを願い、三菱重工業株式会社が1994年6月に設立したものです。
館内は、陸、海、空、宇宙のテーマ別ゾーンに加え、バーチャルツアーステーションをはじめとするさまざまな展示・体験コーナーで構成しています。
日常生活では触れる機会の少ない科学技術の現在そして未来に体験型の展示で楽しみながら親しんでいただくことで、青少年たちの科学技術の芽が育つことを願っています。

公式WEBからの抜粋を読む限り、子ども向けなのかな?と思っていた。

しかし、実際訪れてみると大人でも十分に楽しめる内容だった。三菱重工の歴史。そして同社が誇る陸、海、空、宇宙関連の技術について分かりやすく丁寧に解説されている。

投資家としても改めて、同社についての理解を深めることができるだろう。

 

「投資家」とか偉そうに言ってるけど君は一株しか持っていないよね。

一株でも立派な投資家です!ちなみに、株主優待券で2名まで無料で入館できます。

 

 

見どころ① 宇宙

ロケットの縮小版模型や、本物のジェットエンジンが展示されている。特にジェットエンジンの実物はなかなかの迫力だ。

 


見どころ② 海

6,500メートルの深海まで潜水することができ、全世界の約98%の海底調査を可能にした、世界最高水準の深海潜水調査船「しんかい6500」の実物大分解展示。

関連展示として耐圧試験でつぶれた試験片の実物もある。分厚い金属がつぶれている様子は、深海がいかに過酷な環境なのか理解を深めることができる。

 

 


見どころ③ 空

やはり、三菱重工で「空」と言えばMRJだ。

技術館では華々しく展示されているが、残念ながら最近のMRJを取り巻く環境は厳しいと言わざるを得ない。YS-11以来、半世紀ぶりの国産旅客機の夢。MRJプロジェクトは今後どうなるのか。展示だけで終わってほしくない。

www.aviationwire.jp

 





見どころ④ 陸

原子炉格納容器の模型

風力、火力、原子力の各種発電技術について分かりやすく解説されている。

まだまだ実用段階にはないが、核融合発電に関する展示もあった。東日本大震災以降、原子力発電事業を大々的にアピールすることは難しくなったのだろうが、昨今の世界的なエネルギー逼迫を見ていると、資源の乏しい我が国において原子力発電は重要な選択肢として考えざるを得ないのではと感じる。その点、原子炉を作ることができる同社は日本の国益を守ることができる最も重要な企業のうちの一つと言って良いだろう。

 

 

まとめ

今回は妻も誘って三菱みなとみらい技術館を見学した。

入館料は大人1人500円だから、2人分の1,000円が株主優待としてお得になった気分。それはさておき、同社の主要事業を分かりやすく理解することができ、非常に有意義であった。

小さな子供から大人までそれぞれのレベルに合わせた展示があり、入場して無駄になることは決してないだろう。特に、小・中学生にとっては、夏休みの自由研究に迷った際、絶好のネタがたくさんあると感じた。

 

 

おまけ(界隈には観光スポット多数)

三菱みなとみらい技術館の所在地は横浜・みなとみらい地区であり、この地区は言うまでもなく日本屈指の観光地である。

私は中華街で美味しいお粥を食してから帰路につき、大満足であった。

横浜・みなとみらい地区への観光ついでに気軽に立ち寄れる「三菱みなとみらい技術館」。ぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか。

 


株主優待券の入手方法については以下のエントリーもぜひお読みください。

stingyinvestor.hatenablog.com

 

 

【2022年11月】ビックカメラの株主総会に出席

 

ビックカメラ株主総会は11月開催

2022年11月17日、株式会社ビックカメラの定時株主総会に出席した。

 

ビックカメラ株主総会への出席は昨年に続き2回目になる。

昨年は人生で初めての株主総会だったため、株主総会の流れが分からず少し緊張した覚えがある。その後、2022年6月の総会シーズンにはENEOSホールディングス、MUFG株主総会にも出席して、おおよそ株主総会の雰囲気には慣れてきたところだ。

 

私が株式投資をしているのは配当金を頂くのが主な目的だが、もう一つの目的として、株主総会への出席も楽しみにしている。しかし総会集中シーズンの6月は、保有するすべての企業の株主総会に出席することは難しい。その点、ビックカメラの11月開催は他企業の株主総会と重複することもなく、出席しやすい時期だ。

 

さて、今年のビックカメラ株主総会の雰囲気はどうだろうか。

 

 

会場は板橋区立文化会館

会場は毎年恒例の板橋区板橋区立文化会館である。なぜここなのか?というくらい不便な場所だが、1年に一度来るのも良いだろう。

 

株主総会の開始は10時からだ。9時半頃に到着して早めに会場入りする。

板橋区立文化会館に入るとたくさんのスタッフが待機しており、「おはようございます!」とものすごく丁寧な対応だ。

受付に書類を提示し、会場ホールに移動。キャパはとても広い会場だが、新型コロナウィルス対策のために着席できる座席は大幅に制限され、ゆったりとした座席配置だ。

昨年は30分以上前に来る人はほとんどおらず、ほぼスタッフばかりだったが、今年は明らかに参加者が増えた。社会全体でウィズコロナへの移行が徐々に進んでいることを感じる。

 

 

いつまでコロナ対策で出席を控えさせるのか?

招集通知には相変わらず、「新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、会場へのご出席を控えていただき、インターネットまたは書面で議決権をご行使いただくようお願い申し上げます。」と記載がある。

ビックカメラに限らず、この定型文句は一体いつまで続けるつもりなのだろうか。

 

株主として総会に出席し、会社の経営状況を確認して議決権を行使する。これは法律上きわめて重要な事柄である。大企業になればなるほど形式的な儀式にはなっているが、株主に対して「出席を控えろ」とはいかがなものか。

2020年のコロナ拡大期なら緊急事態として理解できなくもなかった。しかし、既に世界各国はウィズコロナに舵を切った。日本国内でも学校の授業は通常通り。スポーツイベントも開催されるようになり、11月に入り、外国人観光客も戻ってきた。

 

積極的な出席を求めなくても良いけれど、株主に対してコロナ対策を理由に参加を控えさせるのはそろそろ終わりにしても良いのではないかと思う。

 

 

おみやげはない

「おみやげ(クーポン券、  カレンダー、飲料等を含む)の配布は一切ございません。」

これも最近の招集通知の決まり文句。こう書いておきながらお茶や粗品を配布する企業もあるが、ビックカメラは本当に一切無し。別にこれを期待して参加していないから問題なしだ。

 

 

事業報告は丁寧でスムーズ

議事進行は社長が行う。これは会社の定款に定められているからだ。

といっても細かな事業報告はすべて招集通知に記載されている。ビックカメラの場合、それらを丁寧に動画にまとめていた。この動画もプロのナレーターを入れたもので、かなりレベルの高いものだ。

株主総会で提供される資料や動画はその会社の最上級の労力がかけられていると思ってよい。万が一不手際が発生して議事進行が滞ることがあれば、企業経営に直接影響してしまうからだ。

ちなみに、2022年度は中間、期末合わせて1株当たり15円の配当となった。増配無しは少し残念。しかし、これとは別に商品券もゲットできるからお得な銘柄と評価している。

www.biccamera.co.jp

 

 

 

質疑応答

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社長からの事業報告が終わると株主からの質疑応答の時間となる。

ビックカメラは一般消費者を相手にする小売業ということもあり、消費者目線での質問も見受けられた。以下、印象に残った質疑応答を抜粋する。

 

・売上に対して利益が少ない。もっとコストを下げるべき。

・株価は1,000円程度でほぼ横ばい。株価を上げる経営努力をしてほしい。

・報道によると池袋の西武はヨドバシカメラになるようだ。ビックカメラのお客様が減るのでは?

・既に中古品を取り扱っているソフマップがあるにも関わらず、じゃんぱらを買収した理由は?

 

・子会社の日本BS放送株主優待廃止を決定した。ビックカメラとして今後の株主優待の方向性を教えてほしい。

ビックカメラ株主優待券は非常に多く利用いただいている。現時点で株主優待の廃止は考えていない。

こう言っておいて優待廃止する企業、最近多いよね。

頼むから継続してくれ~

 

 

・この総会で木村前社長は取締役退任となる。秋保氏を新社長に選んだ理由と人物紹介を木村取締役からお願いしたい。

⇒木村氏からは、若い秋保氏を社長に選んだ理由。そして、2020年というコロナ対策が最も大変な時期にビックカメラの社長に就任し、都心部の店舗売上不振に苦労したこと。そして、その時にはご自身が社長を務めたこともある、地方のコジマがビックカメラグループ全体を支えたこと等が総括的に語られた。非常に丁寧に、柔らかく語られたこともあり、多くの株主の心に響いたのではないか。自然と拍手が沸き起こった。

 

 

振り返って

翌日の2022年11月18日には定時株主総会決議通知が郵送で届き、100株分の配当金として1,000円が振り込まれた。

また、この封書には株主優待券も同封されている。私の場合、2年以上保有しているので、所有株式数分の1,000円券+長期保有株主優待1,000円券を2枚。合計3,000円分の株主優待券を頂くことができた。

配当金が1,000円、株主優待券が3,000円分だから、4,000円相当の配当を頂いた気分。

 

株主総会に出席しなくても、もちろん上記配当を頂くことはできる。あえて株主総会に出席する意味は何だろう。

やはり、経営陣からの事業報告や質疑応答など「生の声」を聞けることだろうか。事業に対する思いやビジョン。質疑応答にどのようなスタンスで回答しているのか。

 

新社長の秋保氏はまだ若い。その若さを武器に、ビックカメラグループをさらに発展させていってほしい。

 

 

三菱商事の株主優待券で東洋文庫ミュージアムを見学

2022年10月29日、三菱商事株主優待券を利用して東洋文庫ミュージアムを見学してきた。

学生にとっても何らかの学びがあるだろうと思い、今回は中学生の子どもを誘って一緒に行ってきた。

 

 


東洋文庫ミュージアムについて

所在地は東京都文京区。詳細な施設の場所や開館時間等は、公式WEBを参照頂きたい。

www.toyo-bunko.or.jp

 

私はJR駒込駅から徒歩で向かったが、文京区は東京の中でも雰囲気が良い。

すぐ近くには東洋文庫と同じく三菱財閥によって整備された六義園があり、上品な雰囲気だ。東洋文庫ミュージアムと合わせて散策するのも良いだろう。

 

 

三菱グループ東洋文庫の関係

なぜ、三菱商事株主優待として東洋文庫ミュージアムの入場券を頂くことができるのか。それを理解するには東洋文庫の成り立ちを理解する必要がある。

三菱第三代社長の岩崎久彌は、岩崎宗家に伝わる「岩崎文庫」と購入した洋書のコレクション「モリソン文庫」を併せて1924年東洋文庫を設立しました。これが、日本で最初の本格的な東洋学研究図書館の始まりです。


その後、約90年の歩みのなかで、東洋文庫は多岐に渡る貴重な史料を拡充してまいりました。これらには、歴史を記録するときに欠かせない、基礎となる史料が多数含まれています。


それでは、東洋文庫に集められた史料から、どのような歴史が見えてくるのでしょうか。こちらの展示室では、時空をこえた壮大な歴史の流れを数々の名品によってたどってまいります。

※展示室パネルより抜粋

 

モリソン文庫は圧巻の美しさ

東洋文庫ミュージアムの一番の見どころは入場券にも使われているモリソン文庫。実際に目の前に立つとその規模の大きさに圧倒される。

 

 

あまりの美しさに飾り物では?と錯覚してしまうが、近くに寄ってみれば一冊一冊の本がきちんとした学術書であることがお分かりいただけるだろう。

 


歴史的価値の高い書物を多数展示

同行した子どももモリソン文庫に感動していた。

展示の中では「御成敗式目(15-16世紀書写)」を気に入っていたようだ。教科書で習った歴史上の書物を目にしたことで、何か感じるものがあったようだ。

 


楽しい!「知恵の小径」

ミュージアムからオリエント・カフェに続く「知恵の小径」。

石版には、アジア各地の有名無名、様々な人達が残した名言が刻まれている。子どもと一緒に読み解きながら、楽しく歩くことができた。

 

なお、オリエント・カフェはこれまた三菱グループと深い関係のある小岩井農場が運営しており、予定ではスウィーツを味わうつもりだったのだが、残念ながらこの日は予約分で満席ということで諦めることにした。

確実に食事をしたい方は予約してから出向いた方が良いだろう。私も次回は予約しよう。

www.toyo-bunko.or.jp

 

まとめ

今回は企画展で「祝・鉄道開業150周年 本から飛び出せ!のりものたち」ということで、世界各国の乗り物にまつわる書物の展示が行われていた。


定期的に企画展が実施されているので毎年訪れても飽きることはないだろう。同行した子どもも楽しめたようである。

 

正直、株主優待券がなければ訪れることはなかったであろう東洋文庫ミュージアム

たった一株しか保有していないにも関わらず、訪れるきっかけを作っていただいた三菱商事には感謝したい。また、今後もこの優待を継続してほしいと思う。

 

あらためて、三菱グループの歴史と偉大さを感じることができるミュージアム。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

 

株主優待券の入手に関する記事は以下のエントリーもぜひお読みください。

stingyinvestor.hatenablog.com

 

2022年10月の配当金は4.19ドルだった

2022年10月の配当金収入を公開。その他、投資トピックスを振り返ります。

 

 

配当金収入

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2022年10月の配当金収入は合計4.19ドル(現地課税後)であった。

アルトリア・グループ、シーゲイト・テクノロジーコカ・コーラの3社からそれぞれ配当金が入金された。

 

内訳は以下の通り。

2022年10月の配当金

昨年10月は4.01ドルだったから、前年比は104%。

保有銘柄及び数量は前年と全く同じだが、それぞれの銘柄で増配となったため、前年比はプラスとなっている。

銘柄 2021年10月 2022年10月 前年比 備考
ALTRIA GROUP INC 0.81 0.845 104% 増配
SEAGATE TECH 0.5 0.52 104% 増配
COCA COLA CO. 0.378 0.396 105% 増配

※1株当たり配当金。米国株はドル。税引後の金額。

 

投資トピックス

2022年10月は株式売買は行わなかった。米国の利上げ傾向や中国経済の先行き不安から、全体で下落すると考えて手元資金を準備していたのだが、結果としては好調な株価推移となった。

さて、今回は保有株の中での特徴的な動きをご紹介させていただく。

 

メタメタメタ

2022年2月に230ドル付近で約定した株価が今や90ドル割れ。どこかの怪しい仮想通貨のような下げっぷり。ここまで下げるとどうすることもできない。

ザッカーバーグ氏よ、何とかしてくれ!

配当金も出ないのになぜ投資したの?自己責任だね。

 

どこまで騰がる、ロッキード・マーティン

ウクライナ情勢の影響で世界的な軍需の高まりから株価は絶好調。1株485ドルはだいぶ手を出しずらくなってきた。好調な業績を受けて、次回12月配当は1株当たり3ドル(107%増配)とすることが発表されている。

 

1株とは言え自ら投資した資金がウクライナでの戦争に関与しているのはなんだか複雑な気持ちだ。戦争の早期終結を願いたい。

jp.reuters.com

 

JT増配発表

JTからは大幅増配のうれしいサプライズ!これを受けて株価も一気に上昇。やはり嗜好品銘柄は強い。この円安もJTにとってはポジティブに働いたようだ。

www.nikkei.com

ホルダーの皆さんはガチホ確定ですね!

 

11月に向けて

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11月はビックカメラの配当金と株主優待券が入る予定。株主総会もスケジュールが合えば参加したい。

全体的な株価の動向はどうだろうか。米国では積極的な利上げを続けてインフレを抑え込む政策をとっているから、株価にとってはプラスのニュースがマイナスに働くという非常に難しい展開。

昨年を振り返ると、新型コロナウイルスのオミクロン変異株への懸念から2021年11月下旬に日経平均は大きく下落した。平常時であれば年末に向けては株価上昇の流れが期待できるが、今年はどうだろうか。

割安な水準になった際にはいつでも仕込めるように手元資金を準備しておこうと思う。

 

 

500万円移動するだけで5,000円もらえるキャンペーン

楽天銀行で対象者限定キャンペーンが走っている。

9月26日23:59時点と10月31日23:59時点の残高と比較し、その増分に応じて現金をプレゼントするというもの。

最大条件は500万円を増やす場合で、なんと5,000円もゲットできる。

 

キャンペーン内容(画像は一部加工しています)

これはかなりお得と言って良い。

既存の定期預金(ソニー銀行:0.13%)を解約してでもこちらの方がお得だ。

 

さっそく既存の定期預金の配分を少し変更して、こちらのキャンペーンを最大限適用できるようにした。あとは月末を待つだけで11月末に5,000円ゲットできる算段だ。

 

キャンペーン条件を満たした後は、新生銀行の別のキャンペーンに資金を移して0.5%で運用する計画。

 

この数年間、日銀の超低金利政策の影響で、定期預金キャンペーンはどんどん条件が厳しくなり、直近では0.13%~0.2%くらいが限界だ。

しかしこの数か月、対象者限定だったり預入期間限定だったり、様々な制約条件があるものの、0.2%を超える定期預金キャンペーンが徐々に走るようになってきた。

 

 

これは何かを示唆しているのだろうか。

仮に金利が上がるならば、株価は下落するのだろうか。


米国株はかなり下げているが、日経平均はまだそれほど下げていないように見える。

不自然に発表が延期されている中国のGDPも気になるところだ。

 

余剰資金は厚めになってきており新規の投資対象銘柄も決めているのだが、まだ国内銘柄に投資する気分になれない。

 

当面、定期預金キャンペーンで様子を見ようと思う。

 

2022年9月の配当金は10,174円だった

2022年9月の配当金収入を公開。その他、投資トピックスを振り返ります。

 

 

配当金収入

2022年9月の配当金収入は合計約10,174円であった。(米国株は現地課税後、為替レートは本日のレート 1ドル:144.78円換算)

 

内訳は以下の通り。

2022年9月の配当金詳細

昨年9月は7,742円だったから、前年比は131%。
投資を始めてから約3年。初めて月間配当金が1万円を超えた。

 

昨年より大幅増となった理由は以下の3点。

  1. 新規銘柄の購入(LOCKHEED MARTIN、IBM
  2. 同銘柄の買い増し(BP、INTC)
  3. 既存銘柄の増配

 

このうち、今回は既存銘柄の増配に注目してみたい。

配当金による株主還元を重視する企業では、毎年増配される企業もある。特に米国株は国内銘柄よりもきちんと増配される傾向があるから魅力だ。

それでは今回の2022年9月配当。保有銘柄の中でどれだけの企業が増配したのだろうか。昨年からの継続保有銘柄を以下の表にまとめてみた。

銘柄 2021年9月 2022年9月 前年比 備考
BP PLC ADR 0.32 0.35 109% 増配
KRAFT HEINZ CO 0.36 0.36 100% 前年同様
SHELL PLC 0.48 0.5 104% 増配
SPDR SP500 H DIV 0.348 0.376 108% 増配
PFIZER INC. 0.35 0.36 103% 増配
INTEL CORP. 0.31 0.33 106% 増配
日本たばこ産業 65 75 115% 増配

※1株当たり配当金。米国株はドル。国内銘柄は円単位。
※税引後の金額だが、JTはNISAのため非課税。

 

7銘柄のうち実に6銘柄が増配。これは1株あたりの金額だから、保有株数が多ければ多いほど増配のメリットを享受することができる。こうしてみると、米国株の強さを感じるし、資本主義経済は中長期で右肩上がりの成長をしていくということが実感できる。

 

国内銘柄も負けていない。高配当銘柄として有名な日本たばこ産業はさすが。というか、今月の配当金のうち約75%はJTのおかげだ。

 

月間配当金が1万円を超えてくると、ちょっと投資っぽくなってきたね。

最近は高校生の子どもも興味を持ち始めたよ。

 

 

 

 

投資トピックス

NYダウが3万ドルどころかあっさり2万9千ドルも割った。この流れで、これまでずっとブラス域だった米国株の評価額はついにマイナス域に転落。

連日、朝イチでNY市場の結果を見るのが憂鬱だ。7月にアップル株を売っておいたのは結果的に正解。ただし、その時に購入したIBMもだだ下がりなので微妙だが、IBMからはきちんと配当金が出るので良しとしよう。

stingyinvestor.hatenablog.com

 

日経平均も26,000円を割ってきた。ただし、国内銘柄については2020年3月のコロナショックに仕込んだ銘柄があるため、評価額としてはまだプラス域を維持している。

9月14日。米国のCPIショックによる大幅安の直前にJR東海株を売却したのはまあ良かったと思う。本来であればこの銘柄はインバウンド需要復活でもっと上がるはずだが、微妙な値動きとなっている。

stingyinvestor.hatenablog.com

 

この先、どこまで下げるのだろうか。世界各国の利上げ継続やウクライナ情勢が見通せないこともあり、このままさらに下げ続ける可能性も大いにある。

連日、ニュースでは株価が大幅安となったことを伝えているが、2020年3月のコロナショックの水準からすればまだまだ下げる余地はある。

この局面では慌てて保有銘柄を売ったり、iDeCoを解約したりせずにひたすら様子見するに限る。むしろ、iDeCoで毎月買っている楽天VT&VTIは安く買えて良いではないか。

 

 

・・・

 

 

これだけ日経平均が下げているとまた例の問題。つまりノックイン投信の被害者の話が出てくるだろうなと思っていた矢先、ついに金融庁が動いた。

www.nikkei.com

 

実際、私も仕組債で損失を被った経験があり、これまで当ブログでも定期的につぶやいていた話だが、ようやく国として販売停止の方向で動き始めたようだ。これは歓迎すべき話。

stingyinvestor.hatenablog.com

 

金融庁が動いたのはやはり、販売後に予期せぬ損失を被ってしまうというトラブルが非常に多かったのだと思う。販売側がちゃっかり手数料収入で儲けるだけで、リスクはすべて購入者に押し付ける仕組債。まったく国民のためになっていない。この状況を放置してよいはずがない。

金融庁の方針を受けて、地銀だけでなくメガバンクや証券会社も軒並み仕組債の販売停止方針をリリースしている。

 

しかしこの問題は終わっていないと思う。

この先金融機関は、仕組債販売で得ていた分の手数料収入分を新たなビジネスで確保していかなければならない。果たして次の一手は何か。特に地方銀行

個人向け融資といっても住宅ローンは空前の低金利。平日昼間に地方銀行に行けば分かるが、店舗に出向く多くの顧客はマネーリテラシーの低い高齢者だ。

仕組債に代わる変な商品を開発しないか少し心配だ。

 

 

2022年10月に向けて

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新規投資資金の余力枠が少しずつ増えており、割安感の出ている銘柄を買ってしまおうか、日々考え中。保有株のトヨタオリックスもかなり割安な領域まで下げてきていると思う。

 

しかしこの先どうだろうか。前述の通り、もう一段安となる可能性も十分ある。9月末の権利確定日は過ぎたため、何も急ぐ必要はない。

 

日々、株価をウォッチして自分なりに割安と判断したタイミングで投資したいと思う。世界情勢が不安定なため、何らかのきっかけで大きく下げる可能性もあるだろう。

 

落ちてくるナイフをつかめるか。

実はこういう時が株を割安に仕込む絶好のチャンスだったりするのだが、それには勇気が必要だ。